過去のフリーター経験を振り返ると、一度フリーターというぬるま湯に浸かってしまうと、そこから抜け出すためには
『何かしらの荒治療』
をしなければ一歩踏み出すことができずに、ダラダラと人生を過ごしがちです。

自ら進んで前向きにフリーターをしている人に対して、私はとやかく言うつもりはありません。
しかし過去の私のように、ただ目的もなくその日を食いつなぐためだけにフリーターをしている場合には、その時間は
であることを理解していただきたいと思っています。
どう考えてもフリーターとして無駄な時間を過ごしていた私は、その時の経験を多くのフリーターに赤裸々に伝え、早い段階でその環境から抜け出して欲しいと思っています。
私自身、とある人との出会いによってフリーターから自分でビジネスを展開する人間に成長することができましたが、もしあのまま人生を過ごしていたらと思うと、今でもゾッとします。
最悪の未来がほぼ確定しているフリーターの人生ですが、ここでは過去の私と同じように一歩を踏み出せない人に向けて、フリーターと正社員の圧倒的な待遇の差についてお伝えしていきたいと思います。

目次
フリーターの方が稼げる!←この真実について

とりあえずフリーター側の言い分として最も多いのは
というものです。
詳細に関しては正社員よりフリーターの方が稼げるという地獄への囁き‥の記事で解説していますが、結論を言ってしまえば
『若い頃はフリーター・派遣の方が稼げる時期がある』
これだけです。
一生涯の賃金格差を比較すれば一目瞭然、フリーターよりも正社員の方が1.5倍〜2倍の収入を得ることになります。
とりあえずこの前提は必ず覚えておきましょう。
今この瞬間にフリーターを選択している時点で、正社員の2分の1の賃金で働かされているようなものです。
フリーターと正社員の違いを具体的な数字を用いて解説

私自身は『数字』で物事を判断する理数系の脳を持っているため、実際どれだけの差があるのかを数字で見せてもらわなければ納得できないタチです。

なのであらゆる面をフリーターと正社員で比較してき、どれだけフリーターの働き方が損を引かされているのかを数字で見ていきたいと思います。
実際、私がフリーターを続けられていたのは
『自分が損をしていることを全く知らなかった』
からです。
同じ時間働いて同じようなことをしているのに、なぜこれだけの格差が生まれるのか?
それを知ったのはフリーターとして働いてから半年後のことでした。

しかし、それはただの幻想だったことに気づかされることになります。
給与面の違い
とりあえず、まず賃金の格差を知るために真っ先に調べるべきは『給与面』です。
正社員とフリーターの働き方では、同じように給料を貰ったとしても、正社員でしか得られない特権があります。
それが
・ボーナス
・昇給
この2つです。
フリーターの場合、数十円単位の時給アップはありますが、結局それだけです。
同じくらいの時間を働いているのに、正社員は裏で昇給・ボーナスの待遇を受けてフリーターよりも高い収入を得ているのがこの日本の現実です。
しかもボーナスに関しては、夏と冬の2回支給してくれる会社が多いため、給料の2倍くらいの賃金を1年で×2回貰っていることになります。

この仕組みだけでも、フリーターの立ち位置で働くのは損をしまくっているのです。
ただ、こんなものはまだまだ序章です。
正社員でしか得られない特権というのは他にもたくさんあります。
待遇面の違い
フリーターをしているとよく聞く話ですが、同じ職場で働いているフリーターよりも
『正社員として働いていた方が守られている』

そもそも正社員とした働いた時点で、必ず
・健康保険
・厚生年金
この2つへの加入
この2つに入ることになります。
そして、正社員の場合は
ため、個人(フリーター・個人事業主)で加入する国民健康保険・国民年金よりも小さな負担で済むのです。
つまり、簡単に言ってしまえばフリーター・正社員が仮に同じ給料を貰っていたとしても、健康保険・厚生年金を半額負担して貰っている正社員は
『フリーターよりも多くのお金を手元に残すことができる』
のです。
- 賃金も正社員の方が高い
- 待遇も正社員の方が良い
この事実を知ってしまうと、フリーター側で働いていると
『損して損取れ』
の状態で働き続けることになるのです。


フリーターの方が自由に生きられると強がっても、結局週5でフリーターをしていれば正社員となんら変わりのない働き方になります。
それなのに正社員の方が得をした働き方をしている。
これを聞いた瞬間、私は週5遊びながらフリーターをする生活にピリオドを打つための行動を起こすことになるのです。
正社員が一番守られている『雇用』の真実
フリーターよりも正社員の方が待遇が良い、この事実はここまでの話で分かりきっていることですが、結局正社員という肩書きで何が一番強いのかと言われれば、結局は
『雇用が保証されている』
これに尽きますね。

シンプルに言ってしまえば
ため、一度正社員を雇ったら理由もなく解雇することができないのです。
これってぶっちゃけ最強すぎます。
フリーター・派遣として働く場合、何の問題もなくても一瞬で
『君、明日から来なくていいよ』
と言えばクビを切ることができますからね。
これを聞くと
『じゃあ会社側が無理に圧力をかけてきて辞めさせようとしてくるのでは?』
と思われるかもしれませんが、もしそんなことを会社側にされたら、労働基準局に相談すれば会社側は何も手出しができなくなります。
この事実を聞くと、一つ腑に落ちることがあると思います。
それは
『正社員のくせに全く仕事をしない上司がいる』
ということです。
この人たちが、なぜ仕事をしなくてもその場に居続けることができるのか?

フリーター側からすると、なかなか恐ろしい法律ではありますが、事実日本ではこの制度が適応されているため、正社員はあらゆる面で守られているのです。
この国の働き方で得するのは『正社員』です!

たくさん給料が貰えて、会社側に保険料や年金を半額負担して貰えて、尚且つ鉄の法律で正社員の立場を保証されている。

色々な理由を付けてフリーターの方が得と意地を張っている人もいるようですが、掘り下げていけば
『フリーターは結局ババを引かされている』
ため、働き方の中では最も損をする選択肢なのです。
その事実を知らず、私はぬくぬくとフリーターを長期間続けてきましたが、途中でこの世の中の仕組みを自分で調べ尽くした後に
『フリーターの現実』
を理解し、そこから抜け出す決心をしたのです。
ある意味、それが強烈な劇薬となったため行動にブレが生じることなく今まで過ごすことができましたが、もしこの真実を知らなければ、今でも一番損をする働き方をやらされていたはずです。
- 夢を追いかけるフリーター
- 自由に生きることができるフリーター
- 働き方を選べるフリーター
色々とフリーターの働き方を肯定するような表現がありますが、それはあくまでも
であり、トータルの人生で考えるとフリーターは『損』しかしません。
本気で夢を叶えるのであれば、いかにフリーター期間を短くするかを考えるべきです。
そうしないと、ただ自分の人生の時間を安い時給で会社に売るだけの人生になってしまいます。
フリーターが正社員になると得るもの・失うもの

私が長期間フリーターをしていたからこそ断言できますが、ただダラダラとフリーターを続けているのはコスパが悪すぎる働き方なので、一度正社員になってしまった方が人生は有意義に使えます。

そうなると、いずれは『フリーターの選択肢しかなくなる瞬間』がやってくるため、正社員になることを諦めなければなりません。
フリーター側からすると、正社員になると
・自由な時間がなくなる
・責任を押し付けられる
・残業が多い
これらのネガティブな要素を考えてしまいますが、果たしてこのデメリットが
を続けるメリットを超えているでしょうか?

ちなみにフリーターから正社員になるメリットとしては
・福利厚生を受けられる
・会社に守られた働き方ができる
・フリーターよりも年収が1.5倍〜2倍になる
・結婚の選択肢が生まれる
他にも挙げればたくさんありますが、基本的には
『フリーターよりも良い生活ができることは確定している』
ため、デメリットを上回るメリットを得ることができます。
人生で何を重要視するかは人それぞれ自由です。

ちなみに、私はフリーターを今でも続けていたとしたら、死んでも死にきれないくらい後悔していたと思います。
まとめ

現実を知ると、今まで重かった腰を上げて思い切って行動することができます。
とはいえ、フリーターから正社員になることは別に思い切った行動でもなんでもありません。
ただ『生活がある程度保証される立場に変わった』だけです。
20代後半であればフリーターをしていても正社員になる道はたくさんあります。
これが30代を超えてくると徐々に選択肢が減っていき、40代になるとほぼフリーター・派遣の働き方の選択肢しかなくなります。
いずれ必ず訪れる未来で自分が一番何を後悔するか?
ここを考えて今この瞬間を生きていきましょう。



