これからの時代、正社員になっても先は見えないし、もう一生フリーターをしてもいっか‥。
昔に比べてそう考える人が増えているかもしれません。

学校を卒業したら、当たり前のように就職し、そこで正社員として働くことが当然の世の中が作られていたのです。
その時代は『物を売ればとにかく儲かった』ため、人を雇えば雇うほど会社の利益が上がったため、終身雇用などの特典をつけてとにかく正社員を確保していたのです。
しかし現代は、とにかく物が溢れる時代。
こんな時代では、大量の正社員を抱えたところで会社は人件費でヒーヒー言うだけです。
その結果、派遣やフリーターのような働き方が作られ、私たちは便利に安く働かされるようになったのです。
では、時代が変わったことで派遣やフリーターの働き方で一生生きていくことは現実的なのか?それとも今の時代に反した生き方なのか?
ここでは、元フリーターの私が一生フリーターの人生を選択しなかった理由とそのリスクについて詳しくお話ししていきます。
もし今後一生フリーターとして働くことを考えているのであれば、とりあえずこの記事を読んでからもう一度検討してください。
おそらく考え方が少し変わると思いますよ。
目次
一生フリーターの人生はダメなのか?


私の場合、責任感のないバイトの仕事を楽にこなし、ダラダラと一生過ごせたらもうそれでいいかな‥なんて思っていました。
なので、結論を言ってしまえば
『自分の人生なんだから好きに生きたら良い!』
『フリーターでも日本なら死ぬことはない』
これが私の本音です。
誰に何を言われたって、結局最終的に決めるのは自分ですから、周りからフリーターの働き方を否定されても、無視してれば何も問題ありません。
正社員にならずフリーターでも生きていける!しかし‥
実際、今の世の中は派遣やフリーターとして生き続けている人はたくさんいます。
なので『生きる』だけであればフリーターでも最低限の暮らしは実現できます。
ただ、一つ考えていただきたいのが
『本当にそれが自分の最高の選択肢だったのかどうか?』
という点です。

フリーターの働き方が自分の性に合っていて、とにかくその働き方で人生を終えたいのであれば、それはそれでありです。
自分の人生を選択する際に、自分のプライドほど邪魔になるものはありません。
私が
フリーターをしていた頃は、なぜか周りから見下されるのが嫌だったため、本当は今の生活に不満を持っているのに
『今フリーターをする自由な生活がめちゃめちゃ楽しい!』
と意地を張っていました。

今振り返ってみると、この選択をしなくて本当に良かったと心から思っています。
一生フリーターの人生で確実に抱える3つのリスク


フリーターとして働くのもよし、派遣として働くのもよし、独立・フリーランスになるのもよし、正社員の道に進むのもよし。
現代には正しい正解なんて何一つありません。
ただ、正解はありませんが
が潜んでいる事実は理解しておく必要があります。
特に気をつけるべき働き方は『フリーター』です。
このフリーターの選択肢というのは、一生この働き方を続けると決断した時点で、必ず以下のリスクを背負わされることになります。
正社員の道は絶たれる

例えば、学校を卒業してからずっとフリーターを続けてきた場合、社会的な扱いとしては『社会経験なし』のレッテルを貼られることになるため、いくらフリーターとして働き続けても、それがスキルとして全く評価されません。
その状態で30代・40代となっていけば、当然全く社会経験のない人間として扱われるため、正社員になることはほぼ絶望的になります。
今は一生フリーターで良いと思ったとしても、数年後に
『やっぱり正社員に戻りたい』
と思ったとしても、社会経験のない・少ない人間を会社側は積極的に雇いたいとは思いません。
正社員→フリーターであれば誰でもなれますが、フリーター→正社員の道は若いうちに経験しておかないと、一生戻れなくなる可能性が高いのです。
それを考えると、なるべく若いときは正社員の働き方を選択し、年齢を重ねてから一生フリーターをやるかどうかを考えてみるのが良いと思っています。
フリーターの収入ではまず結婚はできない
こちらはリスクというより『人生の選択肢が減る』表現の方が正しいのかもしれません。
フリーターの生涯年収に関しては[低すぎ‥]フリーターの平均年収・生涯年収の現実の記事で解説していますが、どんなに良くても年収200~300万円が限界です。

その年収で、結婚して嫁さんと子供を養っていくことができるのか?これは計算するまでもなく不可能です。
上がり続ける税金
将来年金が貰えないリスク
世の中の不況
私たちが生きるこの現代は、フリーターにとって『修羅の国』となりつつあるため、どんなに大切な人ができたとしても、フリーターの状態ではその人との結婚が遠のくことは間違いありません。

大切な人・子供に貧しい生活を強いることがどれだけ辛いことか?これは経験する前に必ず想像しておくべきです。
老後は相当貧しい生活が待っている
世の中の賃金は下がり続けているのに、なぜか私たち日本人の平均寿命は伸び続けている。
これからの未来は『人生100年時代』とも言われているため、一生フリーターの人生を選択すると
『お金がないのに長生きしなければならない状態』
が確実にやってきます。
仮に60歳で仕事を辞めたとしても、その先あと40年を生き続けなければなりません。

正社員の厚生年金と、フリーターの国民年金とでは、将来分配されるお金にかなりの差がありますからね。
正社員として働いてきた人はゆったり生活しているなか、ヨボヨボの体で働き続ける未来を想像すると、一生フリーターの生活のリスクはなかなかのものです。
将来を考えるなら一生フリーターをする前にまず『就職』しておこう!

今この瞬間だけ楽しければ人生万々歳!そう考えるのであれば、フリーターの働き方は自由で気楽で楽しいものかもしれません。

つまり、必ず数年・数十年後の未来がやってきます。
その時に、一生フリーターをすることが本当に自分にとって幸せなのかどうか?これは絶対に考えておかなければならない問題です。
自分がフリーターの立場にいると、なぜか正社員として働いている人間がすごい奴に見える現象が起こりますが、実際やってることは誰にでもできることだったりします。

ただ、それはみんな頑張って良いスーツ買って自分をブランディングしているだけで、実際は自分も相手もそんなに変わらない同じ人間です。
一度フリーターの泥沼に入ると、極端に正社員になる壁が高く感じるようになりますが、それは速攻でぶっ壊した方が間違いなく自分の人生は好転します。
正社員をやれるけどあえてフリーターを選択している←これは私も良いと思っていますが、正社員を恐れてフリーターをダラダラ続けるのは後悔しか残りませんので、とりあえず人生で一番若い今この瞬間に動き始めましょう。
現代はフリーターが就職しやすい環境が作られている
働き方が多様化している現代では、企業側もとにかく『人手が不足している』現状があるため、実はフリーターが正社員として就職しやすい環境が整っているのです。
団塊世代が一気に退職しているのに、新卒として入ってくる人の割合は団塊世代よりも圧倒的に少ない‥。

そのため、最近のフリーター専門の就職エージェントでは、就職成功率8割超えを維持しているところがあったり、圧倒的な求人数を持つサービスも出てきています。

何度も言うようですが、フリーターなんていつでもできます。
しかし、正社員になることは若いうちにしかできません(良い求人は特に)から、とりあえず正社員をする考えで行動しても、いずれフリーターとしてやり直すことはできるのです。
元フリーターとしては、最終的に
『自分が人生で一番後悔しない選択肢』
を取って頂きたいと思います。

ちょっとした1歩が大きく人生を変えることは私も証明しています。
まとめ

人生で一番大切にしたいことは何か?

生きる上での鉄則ですが、人は
『やって後悔するよりやらないで後悔することの方が圧倒的に辛い』
ため、行動しないことの怖さは頭に入れておく必要があります。
実際、死ぬ前に何を後悔しているのかを聞いてみると、大半の人は
『やらなかったこと』
を挙げますからね。
今の自分が何をしなかったら後悔するか?ここを徹底的に考えて、これからの人生を楽しんで生きましょう。



