人間の世界には、後付けで自分の能力を高く見せるための肩書きが色々とありますが、その中でトップクラスに弱い肩書きがある意味『フリーター』になります。
実際に就職をする場合
『私はフリーターをしています!』
そう言って良い印象を受ける企業は我が国日本には基本的に存在しません。
しかし、
- ○○の資格を持っています!
- ○○大学を卒業しています!
そう話すと、企業の人たちは
『おぉ!』
となってくれるわけです。

なのでここでは、フリーターにとって資格取得が就職を有利に進める材料となるのか?
その点について時代背景を絡めながら話を進めていきます。
もしこれから資格取得を考えているのであれば、とりあえず今回の記事を最後まで読んでください。
おそらく進むべき道がすぐに見えてくるはずです。
目次
資格はフリーターの就職を有利にする材料になるのか?


その一つの根拠として、資格取得が難関と言われる『弁護士』を例に挙げてみましょう。
こちらの弁護士になるためには、若い頃に司法試験を突破する必要があります。
この資格を取得するために、司法浪人をしながら徹夜で勉強している人間がたくさんいますが、今この弁護士資格を取得している人全員がお金持ちか?と聞かれると、実際は
『食えない弁護士が山ほどいる』
時代なのです。
誰もが認める超難関資格であっても、現代はすでに食えない時代に突入している事実がある。
これを聞いて、あなたは何を思うでしょうか?
現代は弁護士になって法律事務所に就職しても、当たり前のように
がゴロゴロいるため、この資格の優位性は昔に比べて明らかに落ちてきているのです。
この先の時代で『資格』の価値を紐解いてみる

では、なぜ難関の資格を取得しても食えない時代になっているのか?
それはシンプルです。
単純に
『資格を持っている人間の数が圧倒的に増えているから』
ただこれだけの話です。
弁護士の資格で言うと、1999年には弁護士の数が約16,000人だったのが、2018年には約4倍の40,000人を超えています。

いくら難関の資格とはいえ、資格というのは
『毎年必ず取得できる人間が存在するもの』
なので、資格が作られれば当然その資格を取得する人間は年々増加していくのです。
つまり、資格を取得しても食えない人が出てくる理由は、単純に
なのです。
結局、資格を取得して給料を上げようとしている時点で、その人は資格以上の仕事をする可能性が低いため、一部の優秀な人間に仕事が流れていくことになるのです。
知識の量は価値を見出さない時代に突入する
そしてこの先の時代は、資格取得者にとってあまり嬉しくない現実が押し寄せてきます。

よく資格がAIに奪われると言われますが、この本質を理解している人はあまり多くはありません。
そもそも資格というのは
『本に書いてある知識を脳みそに詰め込めば取得できる』
ため、単純に自分の脳に知識をインプットする作業が完了すれば誰でも使えます。
しかし、今の時代はググれば情報がすぐに手に入りますし、何より人工知能の種類で
を活用すれば、人間よりもはるかに早いスピードで情報を取り入れることができるため、何年もかかって勉強する資格も、AIなら1日かからずに学ぶことができるのです。

一部の人間のクリエイティブ性を必要とする仕事は残るかもしれませんが、それ以外の資格はどんどんロボット・人工知能に切り替わっていくことでしょう。
これは大げさに聞こえるかもしれませんが、必ず訪れる未来です。
すでにそのような技術が世の中に存在する現実があるのです。
これからは資格よりも『稼げる』スキルを持つべき!

資格取得者の増加
AI(人工知能)の登場による資格の優位性の低下
この2つの影響により、今後資格で仕事をする人の給料はどんどん下がっていくことが予想されます(というよりすでに下がっているはずです)。

もちろん、その資格に将来性があれば時間を投資して取得することをお勧めしますが、短期間で取得できるほとんどの資格は、これかの時代で求められなくなるでしょう。
そうなると、この先人間に求められるのは資格ではなく『スキル』です。
例えば、自分がAI(人工知能)を開発する側の人間となり、その必要なスキルとしてプログラミングを学べば、それはこの先の未来で求められる可能性は高いですよね?
事実、IT業界はこの先10年右肩上がりで伸びていきますから、当然スキルを持った人間の価値は高まります。

IT業界は一つの例ではありますが、それ以外にも今後伸びることが予想されている業界はいくつもあります。
そこで必要とされるスキルを磨いていけば、この先食いっぱぐれることはありませんし、何より
『フリーターから人生を大逆転させることも可能』
なのです。

私の方で簡単に調べましたが、今後伸びる業界の一つの参考例としては
IT業界
人材派遣業界
介護業界
医療業界
観光業界
エンタメ業界
この辺りは鉄板で伸びていくはずです。
もしフリーターから就職を考えている場合には、とりあえず就職エージェントなどでこの業界の話をしてみると良いでしょう。

資格がなくても就職は可能です!

人はコンプレックスを持つと、そのコンプレックスを隠すために必ず何かしらの対策をします。

もちろん断固としてやりたい仕事があり、そこで必要な学歴・資格があればそこに全力するのは良いことです。
しかし、コンプレックスを隠すために別の材料で補うのは、むしろ自分にとってマイナスをもたらすことになります。
学歴や資格を取得するためには、必ず『膨大な時間・労力』がかかるため、それだけで就職する期間が伸びてしまいます。


今の時代、とにかく圧倒的な人材不足ですから、資格なんて持ってなくても就職することはできます。
働きながらスキルを身につけて収入を上げる時代
年収200万円前後のフリーターの働き方は、とにかくコスパが悪いためいち早く抜け出すべきです。
正社員になれば、年収300~400万円は貰うことができるため、なるべく残業の少ない仕事を選んで働けば、家にいる時間や休みの時間を使って自分のスキルを伸ばすことができます。
事実、私の知り合いにも働きながら副業をした結果
『本業を超える収入を得てしまい会社を辞めた』
ような事例もあるため、働きながらスキルを伸ばせば余裕で人生を変えることができます。
たとえ資格を取得しても、その資格を使って仕事をするためには
ため、高い給料を貰うことは難しいのです(AIも出てきますし)。
もし資格を取得して高い給料を貰える仕事を探しているのであれば、それは少し考え直した方が良いです。
これからの時代、求められるのはスキルであり『資格』ではありませんからね。
自分の市場価値を上げる方法に関してはフリーターがスキルアップして自分の市場価値を上げる方法を参考にしてください。
まとめ

日本人は、とにかく学歴や資格にこだわる人がたくさんいます。

今の時代、高給取りになっている人が何かしらの資格を取得したり、学歴を持っていたりしますか?
むしろ中卒・高卒でゴリゴリスキルを磨いている人が世の中を引っ張ってるような時代です(学歴を否定しているわけではありません。高い学歴の人は優秀な人が多いです)。
求められるスキルが『資格』から別のものに切り替わっている現代では、この資格を取る優位性は今後どんどんなくなっていきます。
尻すぼみになることに時間を注ぐよりも、今後求められるスキルに時間を使った方が、フリーターからの逆転ができる可能性はぐんと高まりますよ。



