高校・大学を卒業して正社員になり、そこから社会の用意したレールに乗って定年まで働く。
そんな人生こそ正しい!と日本人はある意味『洗脳』されていますが、その一方で
『一度社会のレールから外れてしまうと、そこからまた戻るのが難しい』
とも言われているため、一度フリーターを経験すると就職に対してかなり高いハードルが用意されているように感じます。
- 社会のレールから一度外れると、そこからまた戻るのは不可能なのか?
- 自分はこのまま一生フリーターの働き方をしなければならないのか?

ただ、最初に一つだけ言わせてください。
フリーターから就職をすることは、大して難しいことではありません。
今の時代、企業はいつだって人の手を求めています。
フリーターが正社員として働けない理由は、就職することが難しいのではなく『求められる人材』として企業側に認識されていないからです。
ここでは、就職することが難しいと思っている人のために、フリーターがどのような方法で就活をすれば就職を実現できるのか?その点を具体的に掘り下げていきます。
フリーターからどのようにして就活をすれば良いか分からなかったり、なかなか就職先が決まらない場合、今回の内容はあなたの人生を変える一つの要素になるかもしれません。
目次
なぜフリーターからの就職は難しいのか?[採用する側の視点]

まず、結論をお伝えしてしまうと、フリーターからの就職が難しいと言われる理由は、単純に
ただこれだけです。

その人たちと同じ時期に就職活動をすれば、当然企業側の採用担当者は
『フリーター→正社員』
『正社員→正社員』
この2種類の人を面接することになります。
もしこの両者が面接に来たら、あなたはどちらに良い印象を受けますか?
おそらく、ほとんどの人が正社員→正社員のルートを辿っている人のはずです。
最初にもお伝えした通り、この日本では『正社員=正しい』この価値観が学校教育で刷り込まれるため、当然採用担当者もフリーターに対して良い印象を受けることはないのです。
なかなか採用されないフリーターの共通点

採用する側からすると、フリーターは間違いなく『マイナスからのスタート』となるため、正社員経験のある人間と比較されると不利です。
しかし、そんな中で
この二極化が起こっていることも事実です。
ただ、これって普通に考えたらおかしいですよね?
そもそも、同じ年齢・同じフリーター経験をしているのに、片方は面白いように採用されている。

これは当たり前といえば当たり前なのですが、結局私たちの世界は『人』対『人』です。
同じ条件・同じ過去を持っていたとしても、その人その人によって受ける印象が全く変わるため、このフリーターの枠組みで人生を狭めるのはナンセンスと言えるのです。
採用されるフリーターに関しては、色々と偶然の要素もあるため明確に言い表すことは難しいですが、採用されないフリーターには『いくつかの共通点』があります。
・最低限のマナーがない
・これからの人生の目標がない
・フリーターの過去を持ってネガティブになっている
・自分をちゃんと企業に売り込めない
・給料・休みなど自分のことだけを考えて質問する
・そもそも第一印象が最悪(身なり・髪型)
この中で特に問題となるのがいくつかあります。
最低限のマナーがない
社会人になれば『これくらいはできるよね』という暗黙のマナーが存在します。
これは会社によっても少しズレはあるのですが、それでも最低ラインのマナーができていないと、面接の段階で
『それもできないのね‥』
と心の中で思われてしまいます。

『マナー』という少し抽象的な言葉で片付けられることですが、これに関しては正社員として働いている人たちは、最初にこのマナーを叩き込まれるため、基本的には身についています。
つまり、フリーターが最初の段階で落とされる原因は、このマナーにあるのです。
自分をちゃんと企業に売り込めない
面接で最低限のマナーさえクリアできれば(簡単なことですが)、次は企業側に自分を売り込んでいきます。

そもそも、フリーターとして働いている人たちは、なぜか『自分は企業にアピールできることは何もない』と思ってしまいがちです。
面接で自分を売り込む方法に関してはフリーターが就職の面接を突破するために抑えるべき重要ポイント!の記事で詳しく解説していますが、大切なのは
『過去にフリーターをしていたことをプラスに考える』
ことです。
悲観的な人間を積極的に採用したい企業なんて、この世にほとんどありませんからね。
給料・休みなど自分のことだけを考えて質問をする

そもそも、企業が人材を確保する理由はただ一つ
『人材を確保して企業側に良い影響(利益)を与えること』
ただこれだけです。
会社は仲良しグループの集まりではありません。
もし仮に給与面に興味を持ったからその企業に応募したとしても、その点だけを掘り下げて来たら、企業側は

と思われてしまい、真っ先に不採用です。
これは対人関係だと分かりやすいです。
男性が女性に対して『ただヤりたい』だけで口説いたとしても、女性はそれを見抜く力があるため、まず口説けません。
たとえ自分の目的に下心があったとしても、それを第一の目的にしているようでは一生フリーターから抜け出すことはできないのです。
正社員経験がある人たちは、このことを今までの経験から痛いほど理解しているはずです。
フリーターが良い会社に就職するためにやるべきこと!

上記で解説してきた

何をして良いかどうか分からない状態と、うっすら見えている状態は行動が全く違ってきます。
フリーターは難しいと聞くと、この立場から良い会社に就職することは不可能だとメンタルブロックを作ってしまいがちですが、実際はそんなことはありません。
何度も言うようですが、この日本は常に人手が不足しています。
もちろん高学歴しか入れない一部の大手企業への就職は難しいかもしれませんが、ホワイトな働き方ができる職場ならいくらでも見つかります。
世の中に存在するそのような会社に就職するためには、以下のポイントを守って仕事を探す必要があります。
必ず良い求人を扱っているサイトを活用する
『フリーターが就職する』
これを聞くと、多くの人たちは

と行動を起こします。
もちろんこの選択肢は間違ってはいないのですが、過去に私が求人を探していた時の経験・実際にフリーターから就職を実現した人の話を総合しても、このハローワークでの仕事探しは
『マジでリスクしかない』
です。
それに関してはフリーターがハローワークに足を運ぶと泥沼にハマる件の記事で解説してますが、とにかく知らないとヤバい裏事情がたくさん隠されています。
フリーターがただ仕事を探すだけならハローワークでも良いかもしれませんが、私たちの目的は
ですから、当然扱っている求人の質にもこだわらなければなりません。

結局、ハローワークは国が運営するお役所仕事です。
しかし、民間の就職エージェントは、一度悪い評判がネット上に出ると、それだけで利用者がグッと減るため運営が成り立たなくなります。
そうなれば、当然会社としてやっていけなくなりますから、求人の質にはとことんこだわります。

ちなみに、就職エージェントの中でも特に評判が良いところをピックアップしておきますので、とりあえずどんなところなのかを無料相談で確認してみてください。
環境が問題なければ就職が決まらない理由は必ずこちら側にある!

『フリーターの就職は難しい』
このように片付けられても、正直表現方法が抽象的すぎて何が難しいのかがさっぱり分かりません。

今回の内容でその難しい理由が明確になったとは思いますが、結局フリーターが就職できない理由は
『こちら側にある』
ため、その問題点さえ解決できれば就職は実現可能な問題になります。
そして、良い求人を扱っている就職エージェントを上手に活用し、サポートを受けながら自分が望む仕事を探して正社員の道を切り開いていきましょう。
まとめ

この国は『正社員大好き大国』です。
というより、正社員を量産するための教育を義務教育の段階で行うため、学校を卒業する頃には誰もが
『正社員=正解』
という価値観を刷り込まれます(一部例外もいますが)。

もし自分の人生を変えたい場合には、コスパの悪いフリーターの働き方ではなく、まずは正社員になり、そこから新しいことを副業で始めるのが一番コスパ良く働けます。
ちなみに、人生で一番リスクを抱えるのは
『目的もなくダラダラとフリーターを続けてしまうこと』
ですから、今日という一番若い今この瞬間に何かしらの行動を起こすことをおすすめします。
人生は自分次第でいくらでも変えられますからね。



