人間誰しも、生きていればそれ相応の不安に駆られることになりますが、社会的な視点から見ると、明らかに正社員よりもフリーターの方が
『未来に対する不安』
が強くなりがちです。
そもそも、一度フリーターになると、この日本という国では
と判断されるため、もう一度そのレールに乗ることが難しいように感じます(実際はそんなことはないのですが)。

- フリーターだからできない‥
- フリーターを一度経験したから上手くいかない‥
この先人生で起こることに対して、自分がフリーターをしていることが原因だからと勝手に因果関係を作ってしまい、どんどん自分の行動範囲を狭めてしまいがちです。
フリーターにとって、将来の不安は一生つきまとう要素です。
年々大きくなるこの不安はどうにかならないものか?
今回は、過去にフリーターという最底辺の人生を歩んでいた私が、フリーターと不安の関係性、将来を明るくするための具体的な方法をお伝えしていきます。

好きなように生きた人間の勝ちです。
ただ、フリーターの不安は早い段階で消し去ることができるため、つまらないことで自分の可能性を狭める必要はありません。
この記事を読めば、その理由がすぐに分かります。
目次
フリーターの将来に希望を持っている人はほぼいない‥

そもそも、フリーターと一括りにしても実は『3種類のフリーター』がいると言われています。
夢追求型:やりたいことを追いかけるためにフリーターを選ぶ
モラトリアム型:自分に合う仕事を探す・縛られない働き方がしたい
やむを得ず型:家庭の事情・生活のため
あなたはどの種類に当てはまるでしょうか?
ちなみに私は、完全に『モラトリアム型』のフリーターでした。

実際、夢を追いかける夢追求型のフリーターはそこまで多くはなく、ほとんどの場合はモラトリアム型か止むを得ず型のどちらかです。
この2つに関しては、フリーターに対してポジティブな要素がほとんどないため、将来の不安を抱えやすくなります。
とはいえ、夢追い型のフリーターに関しても
といった不安を抱えています。
一度フリーターを経験すると、それは社会からしたら『社会経験なし』の扱いになるため、もう一度正社員として社会復帰しようと思った時に、想像以上に悪く見られます。
これが5年・10年と続いていけば、当然社会経験のない時期が伸びるため、働き方も制限されてくるのです。
フリーターをしていると必ず襲ってくる3つの不安要素


不安に関しては掘り下げたらキリがありませんが、数ある不安の中でも特に大きなものは3つです。
金銭的な不安(一生貧乏の可能性)
フリーターにとって一番の不安は、おそらくここでしょう。

ポジティブな理由でフリーターを選択した場合でも、いずれは何かしらの形でフリーター以外の働き方をする必要が出てきます。
しかし、その際に万が一正社員として働けなかったら?と考えると、生涯年収は正社員の2分の1、もしくは3分の1の人生が確定してしまうため、まず結婚やマイホーム・車の所有が難しくなります。
今の時代、正社員でもギリギリの生活をしている人がたくさんいますから、一生涯フリーターとなると、当然金銭的な辛さから逃れることができません。

一生貧乏と、正社員として働くことのどちらが辛いか?
これは人それぞれ価値観が違いますが、選択を間違えると取り返しのつかないことになるので注意が必要です。
社会的不安(世の中に必要とされない可能性)
そしてこれは『フリーターの期間が長くなると強くなる不安』です。
途中でもお伝えした通り、フリーターというのは
『社会経験なし』
のレッテルを貼られるため、いくらそこで頑張って働いても、基本的には社会を経験していない扱いになります。

イメージとしては、フリーター期間が1年2年と長くなっていくうちに、目の前の扉が一つずつパタッ‥パタッと閉じていくような感じです。
30代40代までフリーターを続けていれば、当然ほとんどの扉が閉まっているため、自分の人生の選択肢が極端に少なくなります。
この社会的な不安を解消するためには、やはりフリーターを抜け出す時期を最初に設定しておき、その期間までフリーターであれば、強制的に正社員になるための行動を起こすような工夫をしておきましょう。
特に夢追い型のフリーターは、ダラダラと長引くことがあるため、どこにデッドラインを設定するかは人生の明暗を分けます。
人間関係の不安(結婚できない可能性)
そしてこれは『人生において守りたい大切な人』がいる場合には一番辛いことです。

実際にフリーターのまま相手の両親に挨拶した場合、ほとんどの両親はフリーターの相手に喜んで自分の子供を預けることはないため、条件として

と言われるはずです。
自分が守りたい人間を守れない。
それがどれだけ辛いことかは当事者になって初めて分かります。
例え安月給の正社員であっても、その肩書きさえあれば相手から了承を得ることができるため、もし自分が守りたい人がいれば、このフリーターから脱出することだけを考えましょう。
女性の場合はフリーターでも結婚することは可能なので、特に『男性』に当てはまる項目になります。
私がフリーターを抜け出そうと思った一番の理由はここですからね。
フリーターの将来の不安を取り除く具体的な方法


なので不安をかき消すための行動を取ってもほとんど意味がないので、今フリーターなのであれば
『どうやったら不安を取り除くことができるか?』
だけを考えましょう。
実際フリーターを抜け出しても、そこからはまた新しい不安が出てきます。
私たちの人生は、常に不安との戦いですが、これをネガティブな側面から見るのではなく
ことも覚えておいてください。
つまり、コンプレックスの強いフリーターだからこそ、他の人よりも人生を変えやすいことも事実なのです。
フリーターの将来を考えた時、必ず出てくる不安。
これを取り除く具体的な方法はシンプルです。
フリーターから抜け出す選択肢を取る
上記の『フリーターをしている時に襲ってくる3つの要素』でも紹介しましたが、フリーターをしていると
これらを全て背負いこまなければなりません。
つまりフリーターを続けていると、これらの不安から逃れることはできないため、まずやるべきことは
『フリーターの立場から抜け出す』
これが3つの不安を一瞬で取り去る唯一の手段となります。

ハローワークなどで仕事を探すと、フリーターの扱いは良くないため、基本的には労働環境に恵まれない正社員の仕事を紹介されます。
なので、長期的に働き続けられる仕事を見つけるためにも
『フリーターに強い就職エージェント』
の利用がベストです。

とりあえずまずはこのサービスで担当者に相談し、できればいくつかの就職エージェントを比較しながら自分に合った場所で仕事を探していきましょう。
今この瞬間を生きる(一番大事)
そして、不安をかき消すために最も効果的な方法は
結局これしかありません。

多くの人は、未来に不安を抱えて今をただ生きていますが、これだと一生不安な人生を過ごすことになります。
同じように不安を抱えているはずなのに、なぜか毎日楽しそうに生きている人たちは、結局今に全力しているため、未来を考えることをしません。
この瞬間を全力で生きることができれば、必ず良い未来がやって来ます。
仕事も勉強も恋愛も全て、今目の前のことを全力で取り組めば、いずれ良い結果が出ますので、このマインドセットを持ちながら、今を生きましょう。
たとえフリーターであっても、このマインドはインストールしておくべきです。
そうすると、毎日をダラダラ過ごすことなく行動を起こすことができるようになります。
私たちの未来は全員不安なことを理解する
自分のことだけを考えてしまうと、自分だけが不安を抱えている人生だと思ってしまいますが、実際は全く違います。

具体例を挙げれば
自分の仕事がAI(人工知能)に奪われるかもしれない
日本の景気が悪くなって会社がヤバくなるかもしれない
地球温暖化が進んで災害で死ぬかもしれない
挙げればキリがないくらい私たちの未来は不安定な要素を抱えています。
もし仮にフリーターを抜け出して正社員になったとしても、そこからまた新しい不安が生まれます(もちろんフリーター時代よりは少なくなりますが)。
私たち人間は、未来に不安要素があるから行動できます。

不安をネガティブに見てしまいがちですが、実際は行動を起こすための『原動力』となりますので、不安を良い面から見る癖もつけておきましょう。
これが楽しめるようになったら最強ですよ。
まとめ

人生なんて、不安しかありません。

台風が来れば怖いし、仕事で少し悪いことが起これば最悪の事態を想定するし、恋愛で相手の反応が悪ければ別れることを恐れるし、怖いことだらけです。
しかし、これらの不安があるからこそ
『もっと頑張ろう』
と思えることも事実なので、不安との付き合い方のバランスを取ることができれば、人生は思っている以上に好転していきます。
フリーターから抜け出したいと考えて行動することも、結局は根底に不安がありますからね。
あとは楽しむだけです。



