一度フリーターに足を踏み入れたものにしか分からない正社員とフリーターの間にある見えない『壁』。
この壁の厚さは、ある意味フリーター歴が短い・長いによって分厚さが変わってくるため、何十年もフリーターを経験している人ほど、この壁を乗り越えるのに苦労し、気づけばダラダラとフリーターを続けてしまいがちです。
正社員になりたくない理由は人それぞれですが、私の場合、とにかく毎日遊びたかったため、アルバイトをしながら週5遊びができる生き方を実現するためにフリーターをしていました。

なので基本的には、フリーターでも正社員でも人生楽しければそれでOK的な考えを持っていました。
正社員が安定しているとは言い切れませんが、それでも派遣やフリーターに対する扱いはすでにかなり低いものになっているため、この先さらに年金の問題や最低賃金の問題で辛くなります。
なのでここでは、昔の私のように
『正社員になりたくない』
人向けに、これからの時代で正社員になるべきか?それともフリーターとして生きるべきか?この答えを時代の流れを考えて具体的にお伝えしていきます。

しかしこのサイトを立ち上げた理由は
『フリーターよりもコスパよく生きて欲しい』
ことが目的なので、その意味も込めて今回の疑問を解消していきます。
目次
正社員にならない生き方はありか?なしか?

まず、結論からお伝えしてしまうと、正社員にならない生き方は
『あり』
です。
これは間違いなくありの選択肢です。
これからの時代は働き方が多様化する時代ですし、何より正社員=正しいという世の中の風潮は一つの洗脳でしかないため、自分が決めた生き方を信じて突き進むのは一つの選択肢です。
ただ、せっかく生きるのであれば
『コスパよく生き、コスパよく稼ぐ』
ことが最も幸せだと私は考えているため、その視点から見ると、フリーターで居続ける選択肢は
『あまりにもコスパが悪いため、なし』
となります。
実際、フリーターとして働いていると
これらのメリットが囁かれていますが、実際掘り下げてみるとそうでもありません。

それなのに、得られる賃金は『倍以上の差がある』ため、コスパを考えたら真っ先にフリーターの選択肢は消去すべきなのです。
あなたが何を大切にするかは分かりませんが、少なくとも『金銭的メリット』を受け取りたいのであれば、真っ先にフリーターを抜け出す方法を考える必要があります。
正社員とフリーターの社会的な扱いの違いについて

では、もし仮に正社員とフリーターそれぞれの人生を歩む2人がいた場合、社会からどのような扱いの差を受けるのかをお伝えしていきます。

その恐怖の根本にあるのは『社会からの扱い』であり『自分の将来』になります。
正社員とフリーターの賃金の差

ちなみに、フリーターの場合は20代前半までは正社員よりも高い給料を貰うことができますが、20代後半から一気に年収を突き放されていき、30代前半になれば
『倍以上の年収の差』
が生まれます。
まず、今の日本の正社員の平均年収は400万円前後となっています。
フリーターの場合、時給1000円のアルバイトを週5日8時間働いた場合、
1000円×8時間×5日×4(1ヶ月)=16万円
月収16万円×12ヶ月=年収192万円
これがフリーターの年収となります。

この時点で、すでに正社員とフリーターの平均年収が倍違うことが分かります。
シンプルに言えば、正社員として頑張って1年働くことができれば、フリーターが2年働いている年収を1年で稼ぐことができるため、1年何もしなくても同じ年収となるのです。
これを考えると
この考えがおかしいことがすぐに気づくはずです。
給与面だけ見れば、どう考えても『フリーターの方が大変』ですからね。
社会的信用の差
そして、給与面だけでも大きな差があるのに、この日本では
『フリーターと正社員の社会的信用には雲泥の差がある』
ことも事実です。

とりあえず分かりやすい例としては、フリーターの状態で生きていると
これらの審査にはほとんど通りません。
『フリーター家を買う』というドラマがヒットしましたが、あれを見れば現実がすぐに分かります。
つまり世の中からしたら、フリーターはお金を返す信用が全くないと判断されるため、今後大きな買い物をする際には、基本的には一括払いでの購入を考えることになるのです。
そして『人間関係』でもこの信用の差は大きく開きます。
仮に自分が年収500万円の派遣社員だった場合、年収400万円の正社員の人と比較されたら『正社員』の方が結婚相手・交際相手として喜ばれます(特に年配の方は正社員の安定志向が強い)。

基本的には反対され『正社員になったら許します』と言われることでしょう。
将来的に、自分がマイホームを持ち、好きな車を購入し、愛する人と結婚して子供を産みたい‥。
そんな理想的な家庭を夢見ているのであれば、早い段階で正社員になっておくべきです。
雇用の保証の差
正社員として働く圧倒的な強みは結局ここです。
そもそも、この国は
ことが法律で定められているため、何かしら特別な理由がない限り、企業側は正社員を解雇できません。

これって正直かなり強いです。
フリーターの場合、基本的には雇用が保証されていませんから、会社側が
『君明日から来なくていいよ』
と言えば、速攻で解雇することができます。
イメージとしては、正社員は石橋を用意されているのに対し、フリーター・派遣社員は『いつ壊れるか分からないボロボロの橋』の上を歩かされているようなものなので、この立場で働き続けることは、一生不安定な人生を歩むことになるのです。
これは脅しではなく、ただの事実です。
私自身もこれを聞いてから、ただ適当に遊ぶだけのフリーターの人生に恐怖を覚えましたからね。
一生フリーターは自ら地獄に足を突っ込むようなもの


ただ、問題は『必ず訪れる未来のリスクがデカすぎる』ことです。
シンプルに、正社員とフリーターの年収の差は1年で倍。
これが10年続けば単純に数千万円以上の年収の差が生まれる。
そして定年まで続けば数億単位の違いが出てきます。
しかも、社会的保障がない綱渡り状態の働き方で無事に定年を迎えられたとしても、そこから老後資金が3000万円以上必要と言われる現代では、フリーターで得た国民年金のお金だけではやっていけません。
すると当然60歳以降も働き続けることが確定するため、正社員が悠々自適な老後を楽しんでいる中、フリーターの人生を続けていた人は、またがむしゃらに働き続けなければならないのです。

その地獄に、若いうちから自ら足を突っ込むのは賢い選択肢とは思えないため、やはりこれを考えると、正社員になりたくない場合でも、自分の人生をフリーターに注ぐのは一度考え直した方が良さそうです。
元フリーターがフリータ以上に楽な生き方を伝授!

私も人間なので、基本的には辛いことよりも楽で楽しいことに人生を使いたいと思っています。
フリーターの人生を謳歌しているときは、毎日ダラダラできて自由な働き方ができるフリーターこそ一番自由で楽な人生だと思っていました。

一番楽だと思っていた選択肢が、結局『一番地獄の未来を呼び寄せる』これに気づいてからは、とにかくそこから抜け出すことだけを考えました。
今の時代で楽な生き方をする方法
私たちが生きるこの時代は、とにかく何もかもが新しく変わっていますし、過去当たり前だったことが当たり前でなくなっているため、正しい情報さえ取り入れれば短期間で人生が変えられます。
まず、今の時代のリアルなデータを一つ紹介しておきます。

今この時代の企業は50%以上が『正社員が不足している』というデータを出しています。

つまり、高度経済成長時代のような『ブラック・労働環境が悪い』会社に人は集まらず、逆に多くの人が働きやすいと感じる『ホワイトな職場』に人が集まる世の中になっているため、この時代は
『働く側が好きな職場を選びやすい』
ようになっているのです。
考えてもみてください。
従業員が集まらない。人手不足でこのままだと会社が成り立たなくなる。
そうなった場合、あなたが企業のトップだったら何をしますか?

このように会社を変えていき、新しい人材に興味を持ってもらう必要があるのです。
ちなみに、団塊世代が働いていた時代は、とにかく人を雇えば儲かる時代だったため、大半の会社がブラックのような働き方をさせていました。
つまり、今の時代は『職場』さえちゃんと選べば、ある意味フリーターよりも働きやすい待遇で仕事ができるのです。
そんな質の高い求人を扱っている就職エージェントを活用すれば、正社員になりたくないと思っている人でも、安心して働ける職場に出会えます。
フリーターはいつどの年齢でも戻れます!

たとえ今就職したくないと思っていても、実際に一歩踏み出してみると
と思うことはたくさんあります。
長年フリーターを続けていると、正社員に対するハードルがグングン上がっていきますが、結局そのハードルを上げているのは自分だけで、実際は大したことありません。
そして、最悪の場合
こともできるため、それを考えると正社員になることを難しく考える必要はないのです。
昔私がアルバイトをしていた職場も

と言ってくれるような環境でしたからね。
まぁ私はもうアルバイトに戻ることはありませんけど笑。
まとめ

フリーターから正社員になりたくない気持ちは、実際にフリーターを経験した人間にしか分かりません。
ただ、実際にフリーターを抜け出した人間は共通して同じことを言います。
『フリーター抜け出して本当に良かった』
人生で何を重要視するからは人それぞれですが、たとえどんな夢を追いかけるにしても、フリーターを続けることは
ことになるため、必ず『期限』を設定しておきましょう。
夢追い人が夢を叶えられなかった末路は、思っている以上に悲惨だったりしますからね。




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