ある程度の時給が貰えて、毎日友達と楽しく過ごせるフリーターなら

なんて瞬間が必ず訪れます。
これに関しては、フリーターを経験している当事者にしか分からないことかもしれません。
今まで人生で正社員としての働き方しか経験していない場合

これを言われて終わりだと思います。
結局、フリーターなんて社会から見れば『レールから外れた人たち』ですから、このフリーターの楽しさは経験しなければ分かりません。

その経験から一つだけ言えること。
それは
『フリーターになる場合、必ず最初にフリーターとして生きるリミットを決めておくこと』
が重要だということです。
ちなみに、一生フリーターの人生を過ごすことは、私は全否定させていただいております。
なぜなら辛いからです。
フリーターを経験している人に対して、私はその人生を楽しみつつも『将来明るい未来を実現していただきたい』と考えてこのサイトを立ち上げているため、最初から一生フリーターとして生きることを肯定してしまったら、このサイトを作った意味がありませんからね。
では、フリーターの中で明るい未来・暗い未来に分かれる分岐点となるところはどこなのか?

『いつまで正社員をするのか?』
ここを最初にシビアに設定しておくことによって、自分の人生をどん底に落とさずに生きる事ができます。
フリーターしかできない年齢に達した人たちは、共通して

と口を揃えて話しています。
今回の記事を最後まで読めば、その意味が理解できるはずです。
目次
フリーターが条件の良い仕事で正社員になれるのは20代後半まで!

まず、前提としてあるのが
『企業側は常に若い人材を求めている』
ため、年齢が若ければ若いほど正社員になりやすいことは事実です。

ただ、人それぞれ事情は異なります。
やりたい事があるから止むを得ずフリーターで稼ぐ
正社員でやりたい仕事がないからフリーターをする
学校に通うための費用を稼ぐためにフリーターをする
あなたがどんな事情でフリーターを続けているかは分かりませんが、基本的には『人生は正社員が正解ではない』ため、一時的にフリーターをやることはあります。
ちなみに私の場合は『ただ働きたくないからフリーターを楽しんでいた』だけなので、そんな立派な理由でフリーターはしていませんが笑。
20代後半の年齢が正社員になりやすい理由
この理由に関しては、あなたが雇われる側ではなく『雇う側』の立場になると分かりやすいです。
そもそも、この国では雇用対策法があり、基本的には雇用の年齢制限の義務化が禁止されています。

なぜ企業側が若い世代を正社員として雇いたいかというと、一番は
『長期間企業に勤め続けてくれる可能性が高いため』
です。
仮に大卒ですぐに正社員になってくれた人であれば、22歳から会社の仕事を覚えてくれるため、当然企業側の利益に貢献してくれる期間が長くなります。
対して、30歳で社会経験なしの人間を雇ってしまうと、新卒よりも働ける期間が8年も短いですから、教育などのコストをかけると企業が得られる利益はそこまで多くはありません。

つまり考え方としては
- 20代前半:まだまだ若いから会社に貢献してくれそう
- 20代後半:まだ20代だから全然雇いたい
- 30代:即戦力でないと雇っても会社側に利益はない
このような扱いをされるのが今の世の中です。
実際フリーターを経験した側からすると
このような感覚になりますが、分岐点となるのがやはり『20代後半』の時期ですね。
ここでの行動が、自分の未来を左右することになります。
なぜ年齢の高いフリーターの就職は難しくなるのか?

30代を超えたフリーターの就職が難しいのは一般的に浸透していることですが、なぜこの年齢がそんなに大きな違いを作り出すのか?
これに関しては、先ほどお伝えした『即戦力』の話も一つありますが、実はこの日本特有の社会が年齢の高い人間に対しての扱いを下げているのです。
新卒至上主義社会
海外の人からしたら違和感を感じる日本の就活ですが、私たち日本人にとって
- リクルートスーツで
- 髪型を整えて
- 同じような格好をして
就活をする新卒者たちの光景は当たり前になっています。
この就活スタイルは、つまり
『位置について、よーい、どん!』
と言って一斉にスタートする方法なので、当然そのスタートで出遅れたフリーターや早期退職者の扱いは社会的に悪くなっていきます。
若い世代の人たちは、どの会社の思想にも染まっていないため、ある意味
ため、企業側も是が非でも欲しい人材なのです。

この違いが、若い世代が好まれる一つの理由です。
徹底された年功序列社会
新卒から一斉スタートで就職活動を行い、そこから実際に企業に勤め始めると、今度は『会社内での新たなスタート』が切られます。

この仕組みのなかに自分が飛び込むと、当然働く年数によって収入が上がっていくことになるため、新卒で入ってから30代くらいになれば、スキル・経験に見合った収入を得ることができます。
この人たちが会社側で『人材担当』になると、当然同じ世代の社会経験のない人間を積極的に雇おうとはしません。
完全実力社会ではなく、年功序列の制度が徹底されているこの日本では、その会社でどれだけ長い年月働いたかが評価の対象になるため、年齢が高い人材が途中で正社員になることのハードルは思っている以上に高いのです。
自分がフリーターをする場合覚悟しておく3つのこと!

例え30代を超えたとしても、やり方次第ではフリーターを抜け出すことは十分可能です。

つまり、人生の中で数年間フリーター生活を選択した場合、必ず背負わなければならないリスクがいくつかあるのです。
年齢を決めずにフリーターを続けるのはリスク
私がフリーターをしていた時に一番感じたことは、正直フリーターの生き方は金銭的にやや不満が残ることは多いですが、最低限の生活であれば成り立たせることができるため、長期間続けることは可能です。

こうなると、かなり泥沼を覚悟する必要があります。
気づいたら1年・2年・3年と月日が流れていくだけで、ただフリーターとして稼いだお金を生活費として消費するだけの人生。
これを続けていても、自分の成長も全くありませんし、社会経験なしのレッテルを貼られることになるため、どんどん自分の人生の選択肢が減ってくるのです。
フリーター生活で最も恐ろしいのは『慣れ』です。
最初は劣等感を感じていて『早くフリーターを抜け出そう!』と思っても、人間の適応能力は高く、その状況に慣れてしまい、結局フリーターを抜け出すことの方がリスクだと感じることもありますからね。
もしフリーターをする・しているのであれば、最初に『いつまでフリーターをするか?』ここはデッドラインとして設定しておきましょう。
・その生活に慣れてしまい、抜け出すことが面倒になる
・1年経つのがやたらと早く感じる
・最初は劣等感があっても、結局それでも居心地が良くなる
・社会人経験がないままずっとフリーターを続けることになる
やりたい仕事でも『年齢』の壁でできなくなる

正社員として働いている人であれば、会社で自分がやりたい仕事が出てきたり、出世してより大きな仕事をしたい気持ちが出てくる時期です。
ですがフリーターを続けていても、仕事内容は基本的に毎日変わらないため、自分が『これやりたい!』と思っても、それが結局長年フリーターを続けてしまったことにより、やりたい仕事もできない年齢になっていることもあります。
人生でどうにもできないのが『時間』です。
成功者やお金持ちがお金よりも時間を大切にしている理由は、お金は稼げば手に入れられるけど、時間は一生買うことができないからです。
人生で最も活動できる20代後半・30代前半のゴールデンタイムをただのフリーターで終わらせることほど勿体無いことはありません。


そんな気持ちが出てきた場合には、早い段階で行動を起こすべきです。
正社員経験を20代ですれば30代で社会人経験ありとして扱われる
一度でも20代で正社員を経験しておくことによって、30代になった時に社会経験のある人間として扱ってもらうことができます(もちろん働く日数が少なければダメですが)。
・やりたくないフリーターの仕事をする
・やりたくない正社員の仕事をする

私自身も前者を選んで数年間過ごしてきました。
ただ、ある程度の年齢になって分かったことですが、結局やりたくない仕事なのであれば、最初から『正社員』として働いていた方が得られる経験値・社会的信用が圧倒的に多いです。
フリーターも週5で働けば、正社員とそこまで違わない時間を働くことになるため、労働時間に大差はありません。
どの業界で働いていたとしても、正社員経験があることは企業から評価されます。
今はやりたいことがなかったとしても、いずれ自分がやりたいことのための『材料』として正社員を経験しておくと、将来的に自分の望む仕事に就くことができるはずです。
くれぐれも、やりたいことがないからズルズルフリーターを続けることのないように注意しておいてください。
まとめ

年齢というのは、結局『時間』です。
世の中は、今まで自分が生きてきた時間をどこに使ったのか?これを評価します。

年齢で弾かれることに対して不満を持つことは間違いです。
そこでやってきたことを正当に評価してくれるこの世界を受け入れ、今の自分に何ができるのかを考えていきましょう。
一つの年齢のボーダーラインを超えると、人生で大切な大きな扉が閉まることになりますからね。



