高校卒業してからフリーターになる人は意外とたくさんいます。
人生では、様々なことで『卒業』を経験しますが、その中で特に人生に大きな影響を与えるのは
『高校卒業』
というイベントです。
学校を卒業する時期はいくつかありますが、その中で特に人生の分岐点となるのが『高校卒業』だと私は考えています。
というのも、高校を卒業すると
『会社で働く選択肢』
『大学で勉強を続ける選択肢』
この2つが出てきます。
働くか?まだ勉強するか?この2択を迫られるのは、数ある卒業の中でも高卒だけです(中卒で働く人もいますが、それは稀です)。
今の学生からすると、高校卒業時に『働く』選択肢を取ると

なんてことを言われるかもしれませんが、実際は何もヤバくはありませんし、むしろ今の時代はフリーターの選択肢を取った方がメリットがあることも事実です。
なのでここでは、高校卒業後にフリーターを選んだ方向けに、この先の人生を圧倒的に面白くするための極意を元フリーター経験者の私が語っていきたいと思います。
最初にお伝えしておきますが、フリーターも正社員も大学生も全て
『一つの選択肢でしかない』
これは前提として覚えておいてください。
では進めていきましょう。
目次
高校卒業した後の進路で『フリーター』の選択肢はありか?なしか?

結論をお伝えしてしまうと、この選択肢は
『あり』
です。

詳細をお話しする前に軽く私の過去をお伝えしておくと、私自身は20代中盤の頃にガッツリフリーターを経験していました。
その時は、パチンコ屋で働きながら毎日遊ぶようなダメ人間でしたが、当時はその働き方自体を楽しんでいた側面もあります。
長期間その生活をしたから明確に言えることですが、フリーターを選択して人生が堕落するパターンは基本的には一つです。
それは
『何の目的もなくフリーターを選択した人』
です。
当時の私はやりたいこともやってみたいこともなく、ただ毎日遊べれば楽しいと感じる人生でした。
そのように未来に対しての目的がないと、当然1日を生きる活力が生まれてこないため、気づいたらフリーターの生活から抜け出せずに一生バイト・派遣として働く未来はほぼ確定します。
つまり、高卒の段階でフリーターを選択する場合には
この2つは最初の段階で決めておくべきなのです。

高卒フリーターの道を選んで人生楽しんでる人間の特徴

高卒フリーターに対してネガティブな意見を持っている人はたくさんいますが、その裏で
もたくさんいます。

正社員として働きながら死んだ顔で満員電車に乗ってる人もいれば、フリーランスとして働きながら世界中を自由に旅している人もいます。
そこに学歴や肩書きはもはやあまり意味を成しません(現代は特に)。
実際、私の知り合いにも高卒フリーターを選択して人生を楽しんでいる人間はたくさんいます。
夢の実現のためあえてフリーターを選んだ人
そもそも高校を出たくらいで
『自分にはやりたいことがある!』
と言い切れる人なんて、全体の数%くらいじゃないでしょうか?
その他9割以上の卒業生たちは、本音を言ってしまえば
結局こんな感じで高校卒業後の進路を決めてしまい、その後

と30代・40代になってから後悔するパターンがほとんどです。
高卒時なんてやりたいことが明確に決まっていないのは『当たり前』なんですから、そこでいきなり海外にバックパッカーに行ったり、フリーターとして自由に働いたりした方が意外と人生楽しめたりします。
一つの夢を実現するためにフリーターを選ぶ人も、そこに全エネルギーを注ぐための手段としてはフリーターは最適だったりしますからね。
大学で勉強するくらいなら早くお金を稼ぎたい人
そして大学を卒業する人の多くは、大学に通うために『奨学金』を受けることになります。

それを考えると、大学に行かずに高卒でゴリゴリ働くのも一つの選択肢としてありです。
もちろん高卒だと大卒よりも生涯年収が低くなる可能性が高いですが、今の時代は大卒でも年収は大して高くはありません(高卒と大卒の年収差は大きい)。
高卒男の生涯年収(19歳〜60歳) | 2億前後 |
大卒男の生涯年収(23歳〜60歳) | 2億4000万円 |
生涯年収差 | 約4000万円の差 |

それを考えると、奨学金の返済をしながらお金を稼ぐ大卒者より、高卒でゴリゴリ働きながら副業でもう一つビジネスをやるくらいの人の方が人生を楽しめることもあるのです。
ちなみに私はフリーターの状態からいきなり独立したパターンですから、今の時代で一番稼げる人間がどんな人かはある程度理解しているつもりです。
高卒フリーターでも『20代』であれば余裕で正社員になれます!

ここまでの話を聞くと、おそらくどの選択肢を取っても人生を楽しめることが理解していただけたと思います。
実際成功している人の中には、中卒・高卒の人間は山ほどいます。
大卒者の中には、やりたくもない仕事で未来に希望を持てない人も山ほどいますので、どれが正しくてどれが間違っているという考え方自体がおかしいのです。
ただ、過去にフリーターの経験をして大きな失敗をした私から一番お伝えしたいことは
だということです。
仮に高卒でフリーターの選択肢を選んだとしましょう。
そうすると、当然18歳からフリーターの生活に突入するわけですから、30代になるまで12年程度の時間があるわけです。

高卒フリーターの状態で何年も過ごしていると、途中で正社員になることを諦める人もいますが、実際今の世の中は人手不足が深刻化しています。
最近ではフリーター・ニートなどの正社員未経験を対象とした就職エージェントでも就職成功率が9割を超えるような環境が整っています。
つまり高卒から何年間か使って色々と挑戦しても、最終的に正社員になる選択肢は取れるのです。
現に20代の働き手を求めている環境は山ほどありますから、たとえ夢を追いかけてフリーター生活を何年か過ごしても、いずれ正社員として安定した働き方はできます。

フリーターを卒業するリミット(年齢)は必ず決めておくこと!

ただ、高卒でフリーターを選ぶ場合必ず決めておいて頂きたいのは
『いつまでにフリーターを辞めるか』
これはシビアに設定しておいてください。

このフリーターのリミットを決めずに、30代になってもフリーターを続けている知り合いがいますが、正直この人生は悲惨です。
正社員とフリーターの一番の差は『賃金の差』です(2倍くらい違います)。
つまりリミットを決めずに一生フリーターをすると、単純計算で正社員の2分の1の生涯年収で人生を終えることになりますから、結婚・マイホーム・車所有など諦めなければならないことがたくさん出てきます。
フリーターをしながらやりたいことを見つける・夢を追いかけることは良いことですが、必ず来る
『フリーターとしての人生の終焉』
をどこに設定するかだけはシビアに決めておいてください。

この年齢くらいが、条件の良い正社員求人を紹介されるリミットとなりますので、これを目処にしてフリーターの人生を楽しんでみてください。
ここを超えると、徐々に正社員の扉がパタッパタッと閉じていくことになりますからね。
もしすでにちょっとでも就職を考えている場合には、どんな求人があるかチェックするために、就職サービスに登録して情報を得てみると良いでしょう。

良い求人は、登録が早かった人優先的に紹介してもらえますからね。
まとめ

高校卒業後の進路は、誰もが悩むことになります。

大半の同級生は、それっぽいことを言って進路が決まっているような感じで接してきますが、実際はみんな内心ふわっとした気持ちで進路を選んでいます。
なので、もし自分が高校卒業後にフリーターになるイベントが発生しても、なんらネガティブに考える必要はないのです。
正社員になる選択肢が最も安定していることは事実ですが、私のように独立しても良いですし、しばらく旅をする人生も面白いですからね。
現代は働き方が多様化している時代なので、とにかく行動できた一部の人間だけが人生を思いっきり楽しめます。
くれぐれも小さな枠組みにハマって狭い世界で生涯を終えないようにだけ気をつけておいてください。




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