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私のように、社会人として働くことに耐えられず、フリーターの人生を歩むような人は、世の中からしたら

『メンタルが弱い人』

の括りにされます。

そもそも私たちが働くこの日本では、社会人として働き始めた新卒の人たちが、3年以内のうちに『3割』が会社を辞めるデータが出ています。

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100人いたら、そのうちの30人は3年以内に何かしらの理由で会社を辞めてしまうため、この世の中には『メンタルが弱い人』が思っている以上に多くいるのです。

特に現代では、昔の時代よりもメンタルが弱い人が増えたと言われています。

これに関しては、今の若者を見ていれば『確かにそうかもしれない』と思う瞬間は多々あると思います。

とはいえ、社会人として働く際に『メンタルの強さ』は社会人人生の明暗を分けることになります。

なのでここでは、お豆腐メンタルでおなじみの私が

『メンタルの弱い人』

に向けてオススメの仕事・最弱メンタルの克服方法・体験談を私の黒歴史を交えながらお伝えしていきます。

正直私が思い出したくない黒歴史もここでは公開していくため、よりリアルな情報が得られるはずです。

メンタルの弱さにはいくつか種類がある(と私は思っている)

まず、なぜ私がこの話をするかというと、実際にネット上に公開されている『メンタルの弱い人に向けたメッセージ』の大半は、正直執筆者自身が

『メンタルが強い方の人間』

であることが多いです。

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正直、お豆腐メンタル代表の私からすれば、メンタルが強い人の発信を読んでも何も心に響きません(とはいえ私もメンタルは日々強化されています)。

そもそも最弱メンタルの状態で人生を生きている私からすると、メンタルの弱さには大きく2種類あると考えています。

人間関係のメンタル

私たちは、生まれてきてから数年経ったら、必ず何かしらの学校や組織に所属することになります。

幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校・大学・社会人

これらの小さな枠組みに放り込まれてあらゆる人間関係を経験してきますが、当然その組織の中でも

『人間関係が得意な人』
『人間関係が不得意な人』

に分かれます。

あえてここでは『メンタルが強い人』『メンタルが弱い人』の括りで話を進めていきますが、基本的に人間関係構築が得意な人は

『メンタルが強い人』

に属するため、このような組織に放り込まれてもうまく立ち回ることができます。

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逆に『メンタルが弱い人』からすると、正直これらの組織に放り込まれるのはなかなかの地獄だったりするのです。

例えば、学校で一つのクラスに放り込まれた時、そこで一から人間関係を構築するのはメンタルが弱い人にとっては超絶難易度の高い試練です。

結局、人間関係なんて『自分から一歩踏み出す勇気』さえあれば簡単にクリアできます。

しかしメンタルが弱い場合、この勇気を出すことができずに、学校や社会での人間関係に苦しんでしまうことが多いのです。

これが大人になってから心のブレーキになってしまい

社会人でメンタルが弱い人が悩むこと

新しい仕事で人間関係上手くいかなかったらどうしよう‥
自分の上司が怖い人だったらどうしよう‥

そんなことを考え続けて仕事や人間関係で苦労しまくることもあるのです。

仕事・勉強のメンタル

そしてもう一つのメンタルの種類として、この仕事や勉強に対するメンタルも挙げられます。

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これは人間関係とは少し違うため、人間関係のメンタルは弱いけど、仕事や勉強に対するメンタルは強いこともあります。

例えば、普通の人からしたら

『こんなことをずっとやるのは無理』

と思えるような仕事であっても、それを黙々と楽しむことができる人もいます。

IT系のプログラミングコードを扱うエンジニアや、大学の研究者などはまさにこの典型的事例と言えるでしょう。

普通に考えれば何が楽しいのか分からないような仕事を、永遠に続けられるような人たちは、仕事・勉強のメンタルが強かったりします(このような人たちは好きな仕事をしていることがほとんどです)。

しかし人間関係のメンタルが強い人からすると、黙々と作業するだけのその仕事を続けていると

『もっと人と関わりたい!』

と思い、この環境に耐えられずに仕事を辞めることも考えられるのです。

メンタルについて

つまり『メンタルの弱さ』という括りだけで見れば、上記2つの種類はどちらもメンタルが強い・弱いで判断されてしまいますが、あえてメンタルの強弱の種類を分けることによって、自分にどんな仕事が向いているのか?ここが少しずつ見えてくるのです。

メンタル別向いている仕事を紹介!

軽くメンタルに対する考え方を掘り下げたところで、実際に今の世の中でメンタルの弱い人に合った仕事をいくつか紹介していきます。

人間関係のメンタルが弱い人向けの仕事

自分が社会に出る前の学校などの閉鎖的な組織で、あまり人間関係の構築が上手くできなかった場合、この人間関係のメンタルはそこまで強くない可能性が高いです。

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つまり、このような人が上下関係の厳しい『警察官』や『工事現場』などで働いてしまうと、もはやただの地獄です。
注意点

人間関係のメンタルが弱いのに、世の中でもトップクラスに体育会系で上下関係の厳しい環境に飛び込むことはおすすめしません。

どうしても人間関係が苦手な場合には、人間関係にこだわる必要がない仕事を選んだ方が居心地良く感じます。

ちなみに私はまさにこのタイプの人間だったので、自分が進んだ道は

『自分一人で黙々と作業できる環境』

でした。

人間関係があまり得意ではないメンタルの弱い人におすすめの仕事としては

IT関係の仕事(エンジニア・プログラマー)
在宅ワーク
トラックの運転手

このように『一人で黙々と仕事ができるもの』を選ぶと気が楽です。

実際、私の知り合いにエンジニアさんがいるのですが、その人は絶望的にコミュニケーション能力が低いですが、実際にやっている仕事は

『周りの人ができないようなレベルの高いこと』

だったりします。

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もしこの方が警察官のような仕事をしていたら、自分のスキルを仕事に生かすことができずに苦しんでいたはずです。

人間関係のメンタルが弱い場合、意外と自分に適した仕事を見つけることができれば覚醒するパターンが多々あります。

私も以前は『営業』や『接客』のような人間関係のメンタルが求められる仕事をしていましたが、そこでの毎日は絶望的に苦痛でした。

しかし現在はIT関連の仕事で黙々と作業できるようになったため、結果的に多くの企業から自分の能力を求められるまでに成長したのです。

人間は間違いなく環境で化けます。

つまり、自分のメンタルを知り、仕事をしっかり選ぶことは人生を変えることになるのです。

仕事・勉強のメンタルが弱い人向けの仕事

逆に一人で黙々と作業することが苦痛で、仕事をするのであれば

『多くの人と接しながら仕事をしたい』

と考える場合、どちらかというと表舞台での仕事を選んだ方が良いでしょう。

接客業
エンタメ系
youtuber
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これは少し面白い話なのですが、実際接客業が苦手な人であっても、youtubeのように『リアルで人と対面しない仕事』で表舞台に立つと、途端に面白くなるような人はいます。

この人たちも、ある意味『メンタルの弱い人たち』の括りに入りますが、やっていることは表舞台の仕事です。

活躍している人のギャップ

実際、テレビに出ている芸人さんの大半は『プライベートは人見知り』だったりしますから、自分の適性がどこにあるかはシンプルに対人関係の得意・不得意で決める必要はありません。

黙々と勉強・仕事をすることが苦痛に感じる人であっても、表舞台の人間関係に対しての仕事も苦痛に感じることがあります。

どちらのメンタルも弱いからといって、自分にできる仕事がないと諦めるのは少し違います。

実際、人間の性格は一人一人違いますから、自分の長所を活かせる環境を見つけることができると、面白いくらい大成することもあるのです。

もし人間関係のメンタル、仕事・勉強のメンタル全てが弱いと思っている場合には、一度自分の視点を『ズラす』ことをしてみてください。

そうすると、思ってもみなかったところから自分の適性が出てきたりしますからね。

ズラしの事例

youtuber:動画上では表舞台で活躍している人たちですが、実際は人と対面して仕事をしていないため、活躍している人の多くは『人見知り』だったりする。

お笑い芸人:テレビに出て活躍する存在ではありますが、実は陽キャラとして生きてきた人ではなく、学校で目立たない陰キャラの視点で面白い笑いを生み出していることが多い

社会に出たらメンタルの弱さは『武器』になる

とりあえず前提としてお伝えしたいことは、このメンタルの弱さというのはただの『武器』です。

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多くの人はこの魅力となる武器を『ウィークポイント(弱点)』だと考えてしまいますが、実際メンタルが弱いことで他の人にはできないレベルの仕事ができることは多々あります。

事実、メンタルが強い人たちは自分のメンタルが強いため

『メンタルの弱い人の気持ちがさっぱり分からない』

ことがほとんどです。

世の中の仕事について

世の中に存在する仕事の大半は『人の悩みを解消するためのもの』ですから、相手の気持ちが分からない人に良い仕事はできません。

つまり自分のメンタルが弱いことによって、世の中で本当に困っている・悩んでいる人たちの気持ちに共感しやすいのです。

例えば学校の先生の場合、クラスの生徒の中には必ず私のように『お豆腐メンタル』を持っている生徒はいます。

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ですが仮にこの先生が学生時代に陽キャラとして人間関係の強いメンタルを持って過ごしてきた人生であれば、なぜメンタルの弱い子供が悩んでいるのかがさっぱり理解できません。
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確かに先生に気持ちを理解してもらたことはあまりないですね。

実際、学生時代にこの先生と生徒の関係で苦しんだお豆腐メンタルの方はたくさんいると思います。

『なんで先生分かってくれないんだよ!』

そう言いたくなるようなことは、このズレによって生まれますからね。

他にも、心配性ではない人が作ったサービスが穴だらけなのに対し、メンタルが弱く心配性の人が作ったサービスが

『リスクを徹底的に回避して作られた質の高いサービス』

という事例も多々あります(MacBookを作ったスティーブ・ジョブスなんてまさにその典型的な人です)。

学生時代はどうしても、メンタルが強い陽キャラが主力を握りますが、社会に出たら基本的にその立場は『逆転』します。

途中でもお伝えした通り、世の中は

『誰かの悩みを解決するために仕事が生まれている』

ため、心配性やメンタルの弱さは正直『武器』にしかならないのです。

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これを理解すると、自分のメンタルの弱さを受け入れることができるようになります。

私が病気や怪我・悩み相談や商品を買うときに、自分の気持ちを分かってくれない能天気な陽キャラの人が出てきたら、絶対に買おうとしませんからね。

ビジネスの本質

相手の悩みを深くまで理解し、共感してくれるようなメンタルがあまり強くない人の言葉を聞けば、そこに信頼関係が生まれ、商品を買いたくなる・サービスを利用したくなることは間違いありません。

メンタルの弱さは『一部の人が持っている長所』だということです。

これはどんな仕事をするにしても必ず覚えておいてください。

まとめ

今回の内容は、執筆者の私がメンタルが弱いですから、かなりメンタルが弱い側に寄ったコンテンツに仕上がってしまいました。

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ですがメンタルが弱いことを悲観的に考えるのは、自分の長所を自分で潰すことにもなりかねません。

私が今回の記事で一番伝えたかったことは、今自分が持っている弱さを求めている人は世の中にたくさんいるということです。

人間誰しも悩みを抱えます。

そしてその悩みを解決するためにお金を払い、サービスを利用します。

世の中の経済が回るのは『誰かの悩みを解決するとき』です。

この原理原則をしっかりと理解できると、メンタルの弱い自分を求めてくれる人がたくさんいることにすぐに気づくはずですよ。

くれぐれも自分の可能性を潰すような謎の根性論社会に飛び込まないようにしてください。

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