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数年前に、遊びながらバイトしていた私が、実際にフリーターから正社員の道へと進もうとした時

正社員になりやすい職種
正社員になりづらい職種

この2つはあらかじめリサーチをしていました。

もちろんプロのエージェントを活用して就職活動をしたため、自分の経験やスキルでも働ける正社員の仕事だけをピックアップしてもらいましたが、正社員になることを考えた場合、どうしても『最初の1歩』がかなり大変なことは私も理解しています。

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週5遊びしかしていなかった私は、どんな会社が毎日遊んでしかいない人間を雇うんだよ‥そう思っていました。

ただ、実際に行動に起こしてみると、思っている以上に20代後半(私がフリーターをしていた時の年齢)の人間を雇いたいと考えている企業は多い印象でした。

そこから数年が経ち、現在私自身は独立してビジネスをするまでに成長しましたが、ここでは過去の経験、そして現在の視点からフリーターが正社員になりやすい仕事についてお伝えしていきます。

今回の内容に関しては、これから正社員の仕事を探そうと考えているフリーターにとって有益な情報を得られる内容に仕上げています。

フリーターから正社員になりやすい職種と具体的な転職方法!

まず、フリーターが正社員になりやすい仕事の定義として重要になるのは3つ

  1. 未経験者でも始められる仕事
  2. 社会人経験が浅くてもできる仕事
  3. 実績(資格)や人脈がなくてもできる仕事

とりあえずこの3つの要素をクリアしている仕事であれば、フリーターでも問題なく正社員になることができます。

ちなみに、この条件を満たしていない仕事として分かりやすい例としては

コンサル業(経験・スキルがなければできない)
マーケティング(スキルが求められる)
士業(弁護士・税理士・司法書士など)

これらは一部の専門的知識と経験を持った人間しかできない仕事なので、フリーターから正社員になる際にはとりあえず除外しておく必要があります。

この前提を踏まえた上で、実際にフリーターから正社員になりやすい(未経験OK)仕事をいくつかピックアップしてみましょう。

営業職(鉄板)

とりあえず未経験でも働ける仕事としては、この『営業職』は鉄板です。

営業の仕事の注意点

営業には法人営業・個人向け営業・ルート営業などの種類がありますが、知識や経験が必要なく就職しやすいのは『個人向け営業』や『ルート営業』の仕事になります。

基本的に、文系の学校を卒業した人たちの大半はこの営業職に就きますが、営業職で求められるのはシンプルに『人柄』『コミュニケーション能力』です。

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一部専門的知識が求められる営業では、これにプラスしてその業界の深い知識が求められますが、個人向け営業やルート営業の場合には、そこまで専門性は求められません。

フリーターが最初に営業職を選ぶメリット

営業の仕事は、最初コツを掴むまでが大変で、営業として結果を出せるようになるまでの間で多くの人が脱落していきます。

しかしこれはあまり語られないことですが、実際一度でも営業で結果を出せるようになると、そのスキルは『別の業界でも評価される』ため、営業職出身の人間は異業種転職がしやすいです。

例えば、フリーターから営業の会社の正社員になった場合、そこで数ヶ月・半年・1年働くことができれば、フリーターから正社員になりづらかった仕事であっても転職がしやすくなります。

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フリーターは『未経験』の立場からの就職ですが、一度営業職を挟んで転職をすると、その時点で『営業のスキルあり』の肩書きで新しい職場を見つけることができるため、キャリアプランの視点で考えた時のメリットが大きいです。

営業の基本ができると

  • 礼儀・マナー
  • お客さんとのコミュニケーション
  • 人付き合いの基本
  • お客のニーズの汲み取りやリサーチ能力

最低限このスキルは身につくことになるため、市場価値で考えた時の自分の武器が色々と揃うのです。

言ってしまえば、フリーターから正社員になる際には『Tシャツ・ジーパン』の姿だったのに、営業を数年経験してからの転職に関しては『防弾チョッキ・拳銃』を持っているような感じです。

これは思っている以上に強い武器となります。

IT職・技術職(将来性あり)

フリーターから就職しづらいと思われがちなIT関連の仕事ですが、実は現代は深刻なIT人材不足なので、会社側も『未経験OK』で人材を募集しています。

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IT系の仕事で未経験OKの求人が多いのは何故ですか?
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昔は一部の人だけがパソコンでインターネットを使っていましたが、現代はスマホで世界中の人が常にネットに接続しているため需要と供給のバランスが崩れ、ITの人材が大量に必要になったのです。

もちろん即戦力を求めるIT企業への就職はフリーターの状態では難しいですが、やり方次第では

『スキルを身につけてから就職』

の流れも作れるため、思っている以上にIT業界で働く参入障壁は低いです。

そもそもIT業界の人材が不足する根本的な原因は

『自分でスキルを身につけてしまえば会社にこだわる必要がなくなる』

からです。

仮に未経験の状態でIT業界で働き始めた場合、そこで数年の経験を積めばその先のキャリアプランとして

  1. 独立・起業
  2. フリーランス
  3. より良い条件の会社に転職

様々な選択肢が出てきます。

どの選択肢を取るのも自由ですが、結局

『今働いている会社よりも条件良く働く選択肢がいくつもある』

ため、多くのIT業界の人材は転職やその他の選択肢を選び、一つの会社に依存し続けることがないのです(特に優秀な人は顕著)。

これを聞くと、新しく人材を確保したいIT企業が山ほどある理由も理解していただけるはずです。

IT業界に転職する具体的なルート

IT業界と言ってもあらゆる仕事がありますが、数ある仕事の中でもフリーターが正社員になれて、尚且つ収入をアップさせやすいのは

エンジニア・プログラマー
WEBマーケター

この2つです。

特に『エンジニア・プログラマー』に関しては、フリーターであっても数年で年収1000万近くの収入は目指せます。

フリーターが高給取りのエンジニア・プログラマーになる一例
1
プログラミングの学習

スクールに通う・独学をする

2
就職先を探す

スクールを利用すれば就職先を紹介してもらえる・独学は自力で探す

3
就職して実務経験を数年積んでフリーランス

月単価50万〜100万以上の案件はゴロゴロあるためそれを受ける

IT業界は『技術職』の部類に含まれるので、どうしても最初の数週間は技術の習得に時間を割く必要がありますが、そこからの伸び代は他の業界よりも高いです。

この業界の裏事情ですが、数週間程度で身につけたスキルであっても、年収400〜500万を稼ぐことは難しくありません(ほとんどがその数週間の勉強ができないから)。

プログラミングスクールは数十万の費用がかかるのはザラですが、10週間程度で転職して年収400〜500を稼げるようになるため、リターンとしてはコスパは悪くはありません。

IT業界は体よりも頭を使うため向き不向きは多少ありますが、将来的に高給取りになることを考えているのであれば、この業界の情報は取っておくべきです。

介護職

介護士と聞くと、国家資格である『介護福祉士』を取得しなければ働けないようなイメージがありますが、実際はこの業界も人手不足が深刻化しているため、未経験可の求人は山ほどあります。

ただし、一部の介護事業所に関しては『即戦力』を採用したい場所もあるため、求人募集の項目は事前にチェックしておきましょう。
  • 未経験
  • 無資格

この状態で働けない介護事業所としては『訪問介護』が挙げられます。

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それ以外の介護事業所に関しては、無資格でも受け入れてくれるところが山ほどありますので、まずは現場で経験を積みながら資格取得の勉強を並行していくと良いでしょう。

『介護職員初任者研修』の資格であれば、働き始める前の段階で取得できるレベルになりますので、これは取っておいても良いかもしれません。

介護職に転職する具体的なルート

介護職に関しては、働き方を

正社員
契約社員
派遣社員
パート・アルバイト
フリーランス

この中から選べます。

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正社員に関しては、未経験・資格なしでも募集を行なっている事業者は数多くありますので、安定を求めるのであれば最初から正社員の募集に応募しても問題ありません。

求人の探し方に関しては、以前は

  • ハローワーク
  • 新聞
  • 求人雑誌

この辺りを利用するのが当たり前でしたが、最近では介護職の需要増加により

『介護に特化した求人サービス』

も増えてきているため、あらゆる業種を扱っている求人広告よりも、介護職だけを扱う求人サイトを活用した方が良い仕事先に巡り会える可能性は高まります。

担当してくれるエージェントも『介護業界』のことを知り尽くしている人なので、未経験・資格なしでも安心して相談ができます。

飲食

私個人的なおすすめ度はかなり低いですが、フリーターから正社員になりやすい職種としてトップに君臨するのはこの『飲食』だと思います。

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数ある仕事の中でも、特に人材不足が深刻化しているため、あらゆる飲食店で正社員募集・社員登用ありの文字を見かけます。

社員になるまでのハードルは極端に低い世界ではありますが、その分

離職率の高さ
他の業界と比較した時の年収の低さ
労働時間の長さ

この辺りは覚悟しておく必要があります。

自分が社員になれば、当然お店を回さなければならないため、雇っているバイトが少なければ自分のシフトが増えますし、売り上げが少なければ人件費を削って自分で働く時間を増やさなければなりません。

『社員になれる』この言葉は魅力的ではありますが、将来的な自分の人生を考えた場合には、積極的におすすめできる仕事とは言い難いです。

私がこのサイトでお伝えしている根底にあるのは

『フリーターからの逆転』

ですから、飲食業界に入れば正社員にはなれますが、独立する覚悟がない限りは高給取りになることは難しいです。

フリーターから正社員になりやすい仕事一覧

営業
事務
販売
介護
IT
運送

フリーターから正社員になるのが難しい仕事一覧

コンサル
経営
デザイナー
難関資格
プロデューサー
マーケティング

フリーターから正社員に採用されるための具体的な対策

いくら正社員になりやすい職種を選んだとしても、数ある応募者の中から自分が選ばれなければ何も始まりません。

正社員→正社員の転職者と比較されれば、当然フリーターからの就職は不利ですが、自分と同じことを考えている

フリーター→正社員

の転職活動をしている人の中で、自分が企業から選ばれないのは問題です。

働きやすい職種を選んだのであれば、その働きやすい環境の中で

『他よりも良い条件の企業に選ばれるための対策』

は事前にしておく必要があります。

『他の人よりも君がいい!』

そう言われるための具体的な対策をすれば、こちらが『選ぶ側』に回ることができます。

仕事を探す環境にこだわる

『正社員として働けるなら、どんな職場でも良い』

↑そんな考えで仕事を探すことはまずありませんよね?

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フリーターの場合、正社員になりたい気持ちは誰よりも強いとは思いますが、それでも働いてから居心地・待遇の良い職場で仕事をしたいのが本音です。

それなのに、ほとんどの求職者は正社員求人を多数取り扱っている『ハローワーク一択』で仕事を探す。

これだと、自分が望むような職場に出会える可能性は低くなります。

その根拠に関してはフリーターがハローワークに足を運ぶと泥沼にハマる件を読んで確認しておいてください。

仕事探しは『求人を扱っている環境』で決まると言っても過言ではありません。

無料で求人を掲載しているハローワーク
民間として企業から広告費を貰って掲載している求人サービス

どちらにもメリット・デメリットがありますが、一つに絞っての仕事探しは『自分の選択肢を減らす』ことにもなりますので、仕事探しの環境選びは妥協しないように心がけましょう。

面接対策は『プロ』の指導を受ける

フリーターを採用したい企業は、まず『即戦力』『経験』を求めていません。

欲しいのはただ一つ

『将来的なポテンシャル』

です。

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つまりフリーターの就活に履歴書は大した比重がないため、求人サービスの多くは書類審査不要で面接してくれます。

つまり、対策としては

『過去フリーターだった方を正社員に転職させている実績を持つプロ』

がいる環境で就活をすることです。

面接は結局『事前の対策』『場数』で決まります。

面接のプロは、その『事前の対策』を熟知しているため、ここで指導を受ければまず大きな失敗を繰り返すことはなくなります。

フリーターから就職している実績が高い場所に身を置く

上記2つの対策が徹底されている環境は、当然

『フリーターからの就職率の高さが数字に現れている』

ため、ホームページなどでその実績を掲載しています。

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その環境で仕事探しをすれば、最初は厳しい指導をされることがあるかもしれませんが、ただのフリーターの状態から就職できる確率が上がることは間違いありません。

実際にフリーターをしていた身からすると、結局正社員になりやすい仕事を探すのも大事ですが

『正社員への転職を実現させている環境に飛び込む』

ことの方が人生を変えられる要素は詰まっていると感じました。

求人サービスを探す際のポイントとしては

就職成功率の高さ+就職定着率の高さ

この2つが他のサービスよりも高い環境を選ぶのがベストです。

求人の質が悪いと当然『離職率』が高まるため、まずは数字でチェックし、その後に実際に足を運んで、担当者とのヒアリングで判断しましょう。

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