- 働いてお金を稼ぐ
- 毎日決まった時間に仕事場で仕事をする
- 毎月しっかりと給料を稼ぐ
これらの社会人としての最低限の条件を満たす働き方をしている『フリーター』ではありますが、結局正社員として働いている人たちから見たら


とりあえず私自身も元フリーターですから、当たり前のようにこのようなネガティブな言葉をかけられるわけです。
とはいえ、実際にフリーターをしている立場からしたら、確かに正社員に対して引け目を感じていましたが、それと同時に
『普通に働いてお金を稼いでなんでそんなこと言われなきゃいけないの?』
という気持ちもありました。
現在フリーターとして働いている方の中には、以前の私のように心無い言葉をかけられる方もいるかもしれません。
なのでここでは、実際にフリーターを数年経験していた私が
その点について掘り下げていきたいと思います。
今回の内容は
- フリーターが間違い
- 正社員が正しい
このような価値観の植え付けではなく『フリーターを選ぶことのリスク』を正しく理解して頂く内容です。
この記事を読めば、これから本当にフリーターの人生を選ぶべきかどうかを様々な角度から判断できるようになります。
目次
フリーターの人生は何も悪くない!ただし‥

そもそも、フリーターという働き方は現代では『一つの生き方』として定着してきているため、別にフリーターの人生を歩もうとも何も悪いことはしていません。
仮に最低限の収入が得られて働く時間を自分で選べる人生を考えているのであれば、フリーターの生き方は一つの『正解』でもあります。

人生なんて、社会のルールさえ守ればあとは
『自分が幸せに感じるかどうか?』
ここを突き詰めて考えることが全てです。
お金を稼ぐのが好きならば、正社員・独立・起業をしてゴリゴリ稼げば良いわけですし、逆にお金よりも自由が欲しければ、フリーターとして細々と暮らしながら生きる選択肢もありです。
つまり何が言いたいかというと、結局フリーターに『悪』の印象を植え付けているのは『世間』です。
この世間に対してどう思われるか?を考えた場合、結局フリーターの生き方は
このように刷り込まれているため、正義か悪かと言われると『悪』の部類に含まれるのです。
となると、フリーターの人生を選ぶことは間違いではありませんが、生きていく中で『世間に刷り込まれた悪』の要素と一生戦うことになることは覚悟する必要があります。

フリーランス=安定してない
このように世間には必ず『刷り込まれたフィルター』が存在します。
フリーターの人生を選んだ際に背負うもの

周りの目、周りの声が一切気にならないような方であれば、別にフリーターの人生を歩んでいても何も辛いことはありません。
結局フリーターの立ち位置でいることの辛さは、金銭的余裕が生まれない以外は
『周りからの悪いイメージ』
ここに集約されています。

親に対する世間からの悪いイメージ
もし自分がフリーターとして生きている場合、どうしても自分の親は周りから
『フリーターの息子・娘を持つ親』
というレッテルを貼られます。

その当時は私はフリーターですが、もちろん周りの友達はみんな正社員として働いています。
基本学生時代の集まりは『現状報告』と『過去の思い出話』に花が咲きますから、親同士の交流でも同じような会話がされます。
その集会に私の親も出席したのですが、その時に私がフリーターである事実を伝えると、周りの親御さんから少し冷たい視線を受けたようです。
親は何も悪くないのに、実は自分がフリーターとして生きているせいで親に迷惑がかかる場面はいくつかあります。
分かりやすい例としては
などです。
これらの集まりの際には、必ず『仕事』に対する話が出ますから、そこで自分の息子が無職やフリーターの場合は、当然親としても肩身が狭くなります。
これはフリーターをする場合には、必ず覚悟しておきましょう。
ちなみに私の場合、同窓会で相当惨めな思いをした経験があるので、フリーターに対する世間からの悪いイメージはもろに食らいました。
自分の結婚・将来に対する悪いイメージ
そして親だけではなく、結局フリーターの立場は自分の将来にも大きく影響してきます。
とりあえず、一番辛いのは
『フリーターの立場だと結婚が絶望的になる』
という点です(特に男性)。
これは自分が親の立場になれば一瞬で分かることですが、もし仮に自分の娘がフリーターの彼氏を連れてきて
『娘さんと結婚させてください!』
そう言い放ったら、あなたは何を思い、どんな言葉を返すでしょうか?
おそらく、そこで発する言葉の中にポジティブな要素はほとんどないはずです。

もしいるとしたら、娘さんが稼いでいる、もしくは娘さんの親御さんが超お金持ちの場合くらいでしょう。
好きな人を守れない・結婚を認めてもらえないことほど辛いことはありません。
ちなみに私は、人生において会社をリストラされるよりも好きな人から振られた方が何倍も辛いと感じるため、この愛する人を守れない現実を理解してから、本気でフリーターを抜け出す決断をしました。
今の親御さんを相手にするからには、このフリーターの悪いイメージは必ず付きまといます。
フリーターの働き方は何も悪くはないですが、人生の大事な場面では間違いなく『フリーターは悪い印象を与える』ことだけは理解しておきましょう。
フリーターは何も悪くないが経験した側からするとおすすめはできない

実際、私自身もフリーターをしているときは

そう思って、いつもフリーターに対してネガティブな言葉をかけてくる人たちにイライラしていました。
その当時は意地になってフリーターを続けていましたが、今振り返ってみると明らかに『視野』が狭かったです。
確かに、人生を点で捉えればフリーターの生き方は楽ですし、楽しいです。
ただ、人生は年齢に応じてクリアしなければならない課題が必ず出てきます。
これらの課題はクリアしなくても人生を終えることはできますが、それでも本当の幸せを手に入れたい場合には、どうしてもクリアする必要があります。
別にフリーターは世間のイメージはあまり良くはありませんが、不幸ではありません。
最初にもお伝えした通り、考え方次第ではフリーターの方が幸せなことも多々あります。
フリーターの幸せ・不幸せの明暗を分ける要素
これは実際にフリーターを経験し、そして自分でビジネスを始めるところまで経験した私の一つの結論ですが、結局人生の幸せと不幸せの明暗を分けるのは
『受動的か能動的か』
この違いだけだと思っています。
語られないフリーターの背景
例えば、フリーターの働き方をしている場合、その背景に
- 数ある働き方の中であえてフリーターを選択した人
- 数ある働き方の中でフリーターしか選択できなかった人
この2人がいた場合、同じフリーターだとしても人生の幸せの度合いには雲泥の差があります。
前者は、自分の人生を『能動的』に考えて、数ある選択肢の中からフリーターの働き方を選んでいるため、基本的には前向きな選択です。

お金を持っていれば、お金を使う・お金を使わない選択肢を能動的に選ぶことができますが、お金がなければ『お金を使わない』選択肢を受動的に受け入れるしかないのです。
この違いは、同じ結果でも幸福度が全く変わってきます。
つまり
『フリーターで何が悪い』
そう発言している背景に
この違いがあることを理解すべきなのです。
現実を受け入れたフリーターは強い
そしてその現実を受け入れた上で、自分の人生を幸せにするために何ができるのかを考えた方が幸福度の高い生き方ができる可能性は飛躍的に高まります。
結局そこで『意地』を張る気持ちは邪魔でしかありません。

ただ、そこに含まれる要素にネガティブな要素が少しでもあるならば、できればフリーターとしての生き方以外の選択肢を考えた方が良いでしょう。
私自身は意地やプライドを捨ててここに向き合ったおかげで、現在ある程度の幸せを得られていますからね。
もしその時に『フリーターは悪くない!』そう維持張っていたら、今頃週5バイトしながら毎日遊びを楽しむだけの人生で終わっていたはずです。




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