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『月収20万』

これはフリーターあるあるかもしれませんが、アルバイトで生計を立てている人からすると、この月20万円の数字は稼いでいるか?稼いでいないか?の一つのボーダーラインになります。

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正社員からすれば決して高い月収とは言えませんが、フリーターの世界では月収20万稼いでいるとなれば、それは稼いでいる人の部類に入ります(少なくとも私の周りではそうでした)。

そのボーダーラインである月20万円の収入。

ここでは、元フリーターの私がこの数字を毎月のように稼いでいた方法と、無理のない働き方について詳しくお伝えしていきます。

現段階でなかなか月収20万円に届いてない場合、今回の記事はあなたのフリーター生活を豊かにする一つのきっかけになることでしょう。

ぶっちゃけやり方次第では、月収20万円はそんなに難しいことはありません。

フリーターが月収20万円稼ぐための時給と労働時間

まず、フリーターが月収20万円を稼ぐ方法は、シンプルに

時給×労働時間

なので、最初の段階で計算しておけば、あとはその条件を満たす環境で仕事をするだけです。

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これは数字を逆算していけば、一瞬で月収20万円を稼ぐ方法が分かります。

ただ、無理な働き方をしても体を壊すだけなので、労働に対するライフラインを最初に設定しておきます。

フリーターとして働く場合の3つの最低条件

1日8時間睡眠を確保できる
週5日働いたとしても体を壊さないバイト
どんなフリーターでも再現性のある働き方

フリーターが月収20万円稼げない失敗事例

フリーターの月収は『時給×労働時間』で決まるとお伝えしましたが、働く環境を選ぶ時点で月に20万稼げるかどうかはある程度決まります。

仮に、自分が働く場所の時給が900円だったとしましょう。

そうすると、1日8時間労働をした場合

時給900円×8時間=日給7200円

日給7200円×1ヶ月22日出勤=月収158,400円

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これだと、一つのバイトでは月収20万円に届かないことがすぐに分かります。

今のバイトで月収20万円を達成するためには、シンプルに『労働時間』を増やす方法しかありません。

つまり時給900円前後のバイトだと、月20万円稼ぐためには

『バイトの掛け持ち』

が必須だということです。

掛け持ちの選択肢はありですが、最初に設定した『無理のない働き方』の条件を満たしていないため、ここではNGとします。

掛け持ちは『最終手段』として考えておきましょう。

フリーターが月20万稼いだ時の手取りと税金の話

たとえフリーターの状態で月に20万円稼いだとしても、その全てを使えるわけではありません。

特にフリーターは正社員とは違い

『会社側が負担してくれるお金が少ない』

ため、月に20万円稼いだとしても手取りとして残るお金は思っている以上に少ないです。

まず、フリーターの働き方で確実に引かれるお金は以下の4つ。

所得税
住民税
国民健康保険
国民年金

よく『手取り』と表現されますが、これは上記のお金を差し引いた金額になるため、間違っても稼いだお金全てを『手取り』として認識しないように注意しましょう。

では仮に、フリーターの状態で月収20万円を稼いだ場合どれだけのお金が引かれるのかをシュミレーションしておきましょう。

月収20万の場合月々の支払い
所得税約5000円
住民税約10,000円
国民健康保険年収200万の場合トータル約年間10万円
国民年金一律16,340円(平成30年)

※自治体によって金額に差があります

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つまり、月収20万円稼ぐと月に大体『4〜5万円』のお金が差し引かれることになるため、手取りは15〜16万円程度になります。

ここからさらに家賃や食費・固定費などが諸々引かれるため、月収20万円稼いだとしても手元に残るお金はそこまで多くはありません。

フリーター生活をこれからスタートさせる場合、必ずこの内訳は頭に入れておきましょう。

ちなみにフリーターとしての収入の限界については、フリーターの平均的な収入と限界年収の現実を元フリーターが語る!の記事で詳しくお伝えしています。

フリーターが無理なく月収20万円を稼ぎ続けるための働き方

無理のない働き方で月収20万円を達成させる方法はシンプルに1つ。

それは

『時給1200円以上のバイトを選ぶ』

ただこれだけです。

時給1200円×8時間労働=日給9600円

日給9600×22日出勤=月収211,200円

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これはあくまでも1日8時間労働+月22日出勤を実現した時の月収です。

時給1200円は月収20万円を稼ぐための最低ラインではありますが、この時給で働ける職場は探せば色々とありますので、そこで週5日8時間働けば、フリーターでも月収20万円は稼ぐことができます。

ちなみに私の場合、メインのアルバイトがパチンコ屋だったため、時給はこれより100円高い1300円でした。

掛け持ちせずに週に8時間を5日働くのであれば、無理のない労働になるため再現性は高いです。

これ以上の高給取りを目指すならフリーターの平均月収の現実と高給取りに人生を転換させる方法!を読めば具体的にイメージできるかと。

夜勤で時給1200円以上は体力的・精神的にキツイこともある

ただ、同じ1200円の時給労働であっても『夜勤』の仕事はもう少し自分に対する負荷が大きいことを理解しておく必要があります。

夜勤の場合、人間が健康的に生きる生活と全く逆の働き方をするわけですから、当然体に負担がかかります。

太陽が登る時に寝て、太陽が沈む頃に起きる。

その生活を繰り返していると、シンプルに体に負担がかかり、ノーベル医学賞で明らかになった事例だと、夜勤を4〜14年続けている女性は死亡率が20%前後高いデータも出ています。

夜勤勤務リスクの参考記事

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1年2年程度夜勤を続けるフリーターになるのはそこまで気にする必要はないかもしれませんが、5年10年の長期スパンで考えると、夜勤を続けるフリーターの生活は寿命を縮める可能性が高いことは理解しておきましょう。

【月収20万可能!】高い時給が得られるおすすめのバイト3選!

バイト選びに関しては、その人の性格面・体力面で合う合わないは必ず出てきますが、その中でも私が経験したバイトの中でオススメできるものを厳選して3つご紹介します。

管理人おすすめの月収20万以上が狙えるバイト

1位:パチンコ屋のバイト
2位:警備員のバイト
3位:デリバリーのバイト

1位:パチンコ屋のバイト

パチンコ屋の基本情報

時給1100〜1300円の環境が多い
人材不足なのでシフトに入りやすい
月収20万円は難しくない

全国的にお店が広がっていて、都内だけではなく地方でも高時給が貰えるバイトといえばやはり『パチンコ屋』が挙げられます。

実際、パチンコ屋のバイトを経験したことがない人たちは共通して

『パチンコ屋はキツイ』
『空気が悪すぎて病気になる』
『耳がおかしくなる』

このような3K(キツイ・汚い・危険)と話していますが、私はパチンコ屋のバイトを数年していましたが、現在も

  • 耳はよく聞こえる
  • 肺の病気になったことはない
  • 腰や体を壊したことはない

ため、世間のイメージとは全然違うことは理解しています。

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そもそもパチンコ屋自体イメージが悪いですから、お店側も衛生管理・労働環境・健康への対策は徹底しているところがほとんどです。

実際、華奢な女性でもホールスタッフとして働いている光景は誰もが見たことがあるはずです。

もし本当にキツイ仕事なら、力・体力のない女性が続けられるわけがありませんからね。

パチンコ屋選びのポイント

大手のパチンコ屋だと、どうしても仕事が大変・身だしなみが厳しいことがあるため、できれば全国展開していないパチンコ屋を選んで働くと長期的に続けやすいです。

3位:デリバリーのバイト

デリバリーのバイトの基本情報

時給は1000〜1400円が相場
最近の宅配の需要増加で人材不足
月収20万円は実現可能

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多くの人は店舗で働くバイトを選びがちですが、実はデリバリーのバイトはフリーター界隈では稼ぎやすいことでも知られています。

デリバリーのバイトの相場は1000〜1400円程度と高時給に設定されていますが、これはシンプルに

『原付での事故の可能性を加味した時給』

となっているからです。

お店によっては自転車のデリバリーも選べます

原付で事故に遭うデリバリースタッフはあまり見たことがありませんが、そのリスクさえ許容できれば高い時給で自由に働けます。

仕事内容は、お店から品物を持ってお客さんの家に原付を運転して届けるだけ。

あとは暇な時間は一人でのんびりと過ごすことができる。

接客業のように、お客の理不尽なクレームに対応することもなく、一人の時間を満喫しながら1000円以上の時給が得られる。

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人と関わる仕事が好きな人からしたら飽きやすいバイトかもしれませんが、面倒な人間関係から逃れたい方にとってはわりと働きやすいバイトの上位に食い込むことでしょう。
デリバリーバイトの選び方のポイント

立地を知らない環境でデリバリーの仕事をすると、最初道を覚えるのでかなり苦労するため、できれば自分が住んでいる周辺の店でバイトを探したほうが負担なく働けます。

2位:警備員のバイト

こちらの警備員のバイトに関しては、日勤と夜勤の両方があるため、比較的稼ぎやすいバイトの上位に入ってきます。

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しかも仕事内容はシンプルに『警備』ですから、特に体を酷使する仕事でもないため長期的に続けやすい仕事です。

ただ、日中立ち続ける仕事になりますので、長時間立っているのが辛い場合には少ししんどく感じる場面が多いです。

私も警備員のバイトを経験しましたが、正直この仕事を週5続けるのは飽きがきたので、私の場合は二つのバイトを掛け持ちして警備員を週2〜3に減らして対策をしていました。

楽で稼ぎやすいのが警備員最大のメリットですが、飽きがくるのが最大のデメリットです。

警備員の仕事選びのポイント

交通量の多い現場にばかり派遣されると誘導などが大変なので、都心付近の警備員は少ししんどいかもしれません。
面接の段階でどんな場所に派遣されるかは事前に聞いておきましょう。

時給と労働時間はどっちを優先すべきか?

バイトで高い収入を得る方法はシンプルに

高い時給の環境で仕事をする
労働時間を増やす

この2つのどちらかの条件を満たすか、それとも両方満たすかです。

バイトで稼ぐ戦略として私が当時考えていたのは

時給は低いが仕事が楽なバイトを掛け持ちして稼ぐ
時給は高いが仕事は多少大変な仕事で稼ぐ

この2つでした。

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両方の条件が満たされる仕事は当時見つけることができなかったため、どちらの選択を選ぶかで迷っていたことを今でも覚えています。

ただ、数々のバイトを経験してきた結論としては間違いなく

高い時給で少し大変なバイトを選んだ方が効率が良い

ということです。

バイトは結局『1時間を数百円・数千円で会社に売る世界』でしかありません。

安い時給で労働時間を増やしてしまうと、結局それは楽な仕事であっても拘束時間が長くなるため、自分の首を絞めることになります。

前提として、人生で一番大切なのは『時間』です。

たとえフリーターであっても、この時間の価値よりもお金が大切だと考える思考に切り替えてはいけません。

それを意識しておかないと、一生低賃金の人生で終わります。

補足

あなたがバイトに対して『出会い』や『やりがい』を最優先事項に選ぶならば時給は後回しでも良いですが、少しでも短い時間で多く稼ぐためにバイトを選ぶのであれば、最初の段階で時給の高い仕事をメインに選びましょう。

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ガテンのバイト以外であれば、体を壊すことはほとんどありません。

月20万円稼ぐのは正社員・フリーターどちらが大変か?

これに関しては『お金をどこから見るか』によっても変わってきますが、シンプルに『時給』だけで考えれば圧倒的に正社員の方が楽に月20万円を稼ぐことができます。

フリーターは、良くも悪くも『時給労働』ですから、自分が働いている時間がお金に変わっていきます。

しかし正社員の場合、残業があるとはいえ

『月に貰える給料は決まっている』

ため、有給などを使えば休んでいてもお金が入ってきます。

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しかも万が一怪我や事故で働けなくなったとしても、福利厚生が整っていれば決まったお金は支払われます。

よく『フリーターは楽でいいよな』という言葉がありますが、あれは金銭面ではなく『メンタル面』での話。

正社員はフリーターよりも責任ある仕事を任されることがほとんどなので、これに苦痛を感じている正社員からのいわばポジショントーク。

これさえ受け入れられれば、正社員がフリーターの倍の年収400万以上を稼ぐことは大して難しいことではありません。

つまり月20万円稼ぐことに関しては、フリーターよりも正社員の方が圧倒的に楽なのは明白です。

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仮にフリーターの年収が200万で正社員の年収が400万だった場合、正社員が1年働いて1年ニートをしてようやく同じ金額を稼ぐことになります。

どっちらが楽かは明白です。

年収200万前後で幸せな生活ができるのであれば、わざわざ責任のある立場の正社員になるメリットはありませんが、働く目的が『稼ぐ』ことなのであれば、正社員にならずにフリーターでい続けることはコスパの悪い選択肢です。

これは必ず頭に入れておきましょう。

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