これから働く時に求人サイトの募集欄を見て
『大卒以上に限る』
『資格必須』
これらの項目が書かれている瞬間、一部の条件を満たす方以外は応募もできずに他の仕事を探すことになります。
『学歴・資格フィルター』
これは学歴がない人にとってクリアできない条件ではありますが、実際世の中の情報を取り入れてみると、学歴がなくても高収入の人間がたくさんいることに気づきます。
『学歴なんて必要ないよ!』
そう話す人は多いですが、実際その意見をどこまで真に受ければ良いのかは疑問が残るところです。
学歴が必要ないと話す人の大半は、大卒などの高学歴です。
なのでここでは、学歴を必要としない高収入の仕事や低学歴が高学歴以上の収入を得るために必ず持っておかなければならないものについて詳しくお伝えしていきます。
今回の内容を読めば、今の時代で学歴がない人がどのようなキャリアを積めば収入を上げられるかが分かります。
目次
日本にはまだまだ『学歴社会』の構図が残っている
とりあえず、今の日本で普通に会社員として働く場合、学歴社会から目をそらすことはできません。
こちらのデータをご覧ください。
学歴 | 男 | 女 |
中卒 | 1億9400万円 | 1億3750万円 |
高卒 | 2億730万円 | 1億4640万円 |
専門・短大卒 | 2億1450万円 | 1億7530万円 |
大卒・院卒 | 2億7000万円 | 2億1670万円 |
参照元:2017ユースフル労働統計
これは2017年の学歴別の年収データになりますが、本当に学歴が必要のない社会であれば、この生涯年収の差は生まれないはずです。
しかし、実際データで確認してみると、高卒と大卒を比較したら生涯年収が6000万円程度開きがあります。

もちろん職種によって収入に差はありますが、これは『統計』なので、学歴が収入に影響を及ぼしていることはまぎれもない事実です。
日本で会社員として生きる限り、学歴は
『絶対に持っておいた方が良いもの』
です。
普通に働いているだけだと低学歴が高収入を得るのはほぼ不可能
ただ、上記の話はあくまでも『普通に会社員』をしていたらの話。

つまり、学校を卒業してからどこかの会社に入社し、そこで正社員として働き続ける人生では、低学歴と高学歴の差は露骨になっていきます。
もし低学歴の状態で会社員をしながら高収入を得られているのであれば、それは以下の2つの条件を満たしている可能性が高いです。
1,人がやりたがらない危険・きつい仕事を選んでいる
2,基本給+歩合制の仕事を選んでいる

例えば、悪い人を捕まえる警察官や、事故のリスクを背負っている消防士などは学歴がなくても高い収入を得られる職業ですが、これは『1』の危険・キツイ仕事に含まれます。
他にも、営業職で『歩合制』の給与形態で働いている場合、こちらもまた高収入を得ることは可能です。
企業は、人が集まらなければ給料をアップして人材確保に動きます。
高学歴であれば『能力の高い人』に高い報酬を支払いますが、低学歴の場合だと何かしらのリスクをプラスした状態でしか収入を上げることはできません。
『会社員』の世界は、結局どこの企業も優秀な人間を求めますので、自然と高学歴の待遇は良くなるのです。
学歴がある人たちは、若い頃から『努力』することができることを学歴で証明しているため、企業が優先的に欲しがります。
高学歴でも優秀じゃない人も多いですが、低学歴から優秀な人間を探すより高学歴から探したほうが圧倒的に効率が良いため、有名企業は学歴で見えないフィルターをかけて採用を行うのです。
学歴がいらない高収入の仕事5選!
ちなみに、上記した条件(低学歴の会社員が高収入を得ている場合)をクリアしていれば、学歴がなくても年収500万以上の高収入の仕事は色々と見つけることができます。
警察官(500〜700万円)
消防士(500〜700万円)
ごみ収集員(500〜600万円)
鳶職(400〜700万円)
営業歩合制(300〜1000万円)

ここで紹介する仕事は、長期的に続けられて尚且つ
『年齢が上がっても働きやすい仕事』
に絞っているため、学歴がなくても条件の良い状態で仕事ができます。
若い頃に頑張って高収入を得られる仕事はありますが、一度体を壊してしまったら年齢が上がった後に収入が得られなくなりますからね。
それだと一部の人以外再現性がありませんので、ここで紹介するのは時代で求められる長期的な仕事だけにしてあります。
WEBマーケター(〜年収1000万以上)
今の時代背景を考えた時、人は必ず『スマホ』を使って情報を得ます。
今までの時代は、お店に足を運んで商品の詳細を店員さんから聞いて、そこで買うかどうかを決断する流れが一般的でした。

つまり、対面で営業を受けて商品を買う時代から
『ネット上で営業されて商品を買う時代』
にシフトしているのです。
このネット上での営業のプロがいわゆる『WEBマーケター』の仕事です。
あまり聞かない名前かもしれませんが、現代はこのWEBマーケターの需要が爆発しており、どの企業もネットの重要性に気づいてこの人材を確保する動きをしています。
しかし今まで需要がなかった(表には出てこなかった)仕事ですから、当然人材不足が深刻化しています。
求人サイトを見れば『未経験OK』『学歴不問』で人材を募集しているので、今この時代の変わり目だからこそ学歴がなくても選べる仕事となっています。
ちなみに私の周りでもWEBマーケターで年収1000万以上稼いでいる人間はゴロゴロます。

データ分析
PDCAを回せる能力
マーケティング全般の知識
介護職(300〜800万円)
介護と聞くと『低収入・重労働』のイメージが強いかもしれませんが、実は介護の働き方も時代に合わせて大きく変わってきています。
普通に介護施設の社員になれば、それは当然その施設の年収に縛られた働き方しかできませんが、介護士の『フリーランス』になると、一つの施設だけではなく複数の施設を掛け持ちして仕事ができるため、正社員の介護士よりも収入を何倍にも増やすことが可能です。

- 介護の仕事+介護系のライター
- 介護の仕事+介護シェアリング
- 介護施設経営
このように、一つの環境で縛られずに複数の収入源を得る介護士が増えてきているため、この業界も稼げないの常識を壊し始めています。
しかも学歴を求められることもないため、これからの頑張り次第で高い年収を得ることは割と再現性のあるやり方ばかり。
高齢化社会で需要が高まることが確定している業界ですから、このチャンスに気づいた人たちが新しい動きを見せている注目の職種でもあります。
求める年収に合わせた資格(介護福祉士・介護事務・ケアマネージャー)
エンジニア(〜1000万円)
最近になってエンジニアになる人は増えてきてはいますが、まだまだ人材不足が深刻化している業界。
エンジニアは、ITサービスを作る人材ですから、これからのIT社会で需要が枯渇することは考えづらい職種です。
全く関係ない業界からプログラミングスクールを経由して『10週間程度』で転職して、数年で年収1000万円以上稼ぐ人も出てきているため、こちらもまた学歴関係なく稼げる業界となります。
エンジニアとして求められるのは『成果物』これだけ。
つまり良い意味でも悪い意味でも完全実力社会(人脈も必要ですが)。

ただ、参入してくる人が増えているため、数年後には働ける枠が埋まっている可能性があります。
プログラミングスキル
ある程度のコミュニケーションスキル
まとめ
学歴がいらない仕事は大きく2種類
基本的にはこのどちらかしかありません。
人がやりたがらない仕事は基本的に給料が高くなりますが、そのほとんどはきつい・危険・歩合のどれかの条件が含まれていることは事実。

学歴がない状態で高収入を得るためには、この2つのどちらかの条件を満たすしか方法はありません。
というより、これからの時代は高学歴であっても『実力社会』に切り替わる可能性が高いため、以前よりも学歴のフィルターの網が荒くなる可能性は高いです。
つまり、現状学歴がない場合にやることはシンプル
『今の時代で求められるスキルを着実に伸ばしていくこと』
これだけ。
肩書きよりも『能力』で勝負する世界になれば、学歴のない人間にもチャンスが転がってきやすくなりますので、是非学歴のない自分を悲観せずに未来を見据えて行動をしていきましょう。



