会社員として働く中で出てくる悩みを抱えている方もたくさんいますが、それと同時に
『会社員の仕事が続かない』
ことで悩みを抱えている方も最近増えています。
仕事が続かない方が無理して仕事を続けると、最終的に『鬱病』『精神的・肉体的疲労』で再起することが難しい状態になるリスクもあります。
今の時代でも


こんな昭和的価値観を押し付けて来る上司もいるため、現代でもまだ仕事が続かない=甘えと考えている人の割合は多いです。
ただ、正直この価値観もそろそろオワコン化してきています。
仕事を変えることが悪とされるのは、世界でも日本だけ。
海外では一人の人間がバンバン転職するのは当たり前の世界。

私自身、仕事が続かないことは悪いことではなく
『自分に合った仕事を見つけられていないだけ』
です。
過去、私自身も働き方に悩み続けていましたが、働き方を変えることでその悩みは一瞬で克服することができました。
なのでここでは、なかなか続く仕事が見つからない方に向けて、これからの時代で働き続けられる仕事・働き方に対する考え方について詳しく掘り下げていきます。
今回の内容を最後まで読めば、今までよりも高い視点で仕事探しができるようになり、一つの閉鎖的な環境で働く苦しみから解放されることでしょう。
目次
仕事が続く人と続かない人の差はどこにあるのか?
とりあえず『仕事が続かない』と言っても、結局働いている方一人一人の現状によってその意味は全く違います。
学校を卒業してから色々な仕事を転々としているが、1年以上続いた仕事は一つもなく、今も新しい職場を転々とする日々。
週5満員電車に押し込まれて働くその日々に耐えられずに、できれば満員電車・週5残業の労働から解放されたいと思っている。

ある程度の給料を貰ってはいるが、どうしても組織の縦社会に馴染めずに一つの会社の人間関係でいつも失敗してしまう。
できれば人間関係から解放されて、自分らしくのびのび働ける職場を見つけたい。

一口に『仕事』といっても、そこでの悩みはその人自身にしか分かりません。
ただ、今の時代で仕事が続く人と続かない人の根本的部分はほとんど同じです。
仕事が続く人の共通点
『体育会系』の世界で生きてきた
日本の組織は、いわゆる『縦社会』で構成されているため、学生時代に運動部に所属していた人たちは、その組織構造とよく似た環境が会社になるため、そこまで違和感なく馴染むことができます。
逆に体育会系を毛嫌いしていたような人たちからすると、今の日本の組織構造は苦痛以外の何ものでもありません。

『上の言うことは絶対』
そんな体育会系以外の人では考えられないことも、部活を通してこの理不尽を学んできた人たちが社会で強いことは言うまでもありません。
自分がやりたい仕事ができている
仕事は大変なもの・やりたくないものだと思っている社会人もたくさんいますが、その裏で『仕事でスキルを身につけて自分のやりたいことを実現する』そんな高い志を持った社会人は仕事を続ける・続けない価値観で生きてはいません。

やりたいことが見つかった人たちは、とにかくブレません。
この働き方ができると、結果的に仕事することが当たり前の価値観に変わります。
『稼がなければならない明確な理由』がある
たとえ仕事がやりたくないことであっても、自分の事情で『稼がなければならない』状況になれば、辛いことも歯を食いしばって頑張れます。
- 子供がいる
- 家庭がある
- 借金がある

仕事が続かない人の共通点
前提として、仕事が続かない人には
この2つのどちらかの要素が含まれた環境で仕事をしています。
前者は『ブラック』と呼ばれるような会社なので即刻離れるべきですが、問題は後者の『自分にあっていない仕事を選んでいる』場合です。
自分に合ってない環境で仕事を続けられるわけもないため、仕事が続かないことに悩むのではなく『自分に合った仕事』を見つけることを最優先すべきです。
その上で『仕事が続かない人』が抱える問題の共通点をいくつかお伝えします。
体育会系の価値観に慣れない
仮に『全く体育会系の人間ではない人』と『ゴリゴリの体育会系の会社』がマッチングしてしまったら、働いている側はその環境に対して苦痛しか感じません。
適応力のある人間はそこに馴染むことができるかもしれませんが、『新卒採用から3年での離職率3割以上』の今の日本のデータを見ると、100人いたら30人が3年で離職する計算。
理由は色々あるとは思いますが、そのほとんどは会社での人間関係が影響しているため、この日本の体育会系体質の企業に馴染める人はそこまで多くはなさそうです。
体質の古い職場を選ばない
専門的な知識を使う仕事で活躍する
人間関係に縛られない働き方を取り入れる(リモートなど)
仕事自体に全く興味がない(お金だけ目的で働いている)
仕事選びの際に、会社側との面接で『会社に入りたい意識』はハッキリと伝えますが、それはあくまでも建前の話。
本音は給料などの待遇面を優先して会社を選んでいることがほとんど。
となると、高いモチベーションを維持して働くことが難しくなり、結局お金が貰える理由だけで仕事を続けることになります。
数年ならこの目的だけでなんとかなりますが、何か背負っているものがない限りは、途中でその会社での仕事が嫌になる可能性は極めて高いです。
自分が楽しいと感じることを洗い出す
興味のある分野で副業を始めてみる
会社外の人間と交流して情報を取り入れる
稼がなくても何とかなる状況にいる
- ある程度の貯金
- 実家暮らし
- 会社を辞められる環境
今の自分が数ヶ月稼がなくてもなんとかやっていける場合、会社を辞める強烈なブレーキは取り払われます。
切羽詰まっている状況であれば、会社を辞める選択肢は基本的には出ません。
しかし、食が確保できる実家暮らしや、数ヶ月余裕で生きられる貯金があれば、仕事を辞めることに対しての抵抗が少なくなります。

実家から飛び出して一人暮らしを始める
働かなくてはならない状況を作り出す
あえて高い家賃の場所に引っ越す
コミュニケーションが苦手・人間関係構築が下手
私たちが生きる人間社会では、結局『コミュ力が高い人間』と『コミュ力が低い人間』がいた場合、間違いなく前者が会社で気に入られます。
会社で気に入られることが意味するのは、結局『働きやすさ』です。
自分よりも仕事をしていないのに、なぜか会社で上司や仲間から気に入られている存在はありませんか?
その人たちは、このコミュニケーション能力に長けているため、組織での人間関係の構築が上手なことがほとんど。
そのような人がいる環境で、仮に自分がコミュ力が低い・人間関係が苦手だと、どうしても損する役割を担うことになりがちです。
人間関係ではなく『結果』を正しく評価してくれる環境を選ぶ
人間関係が上手な同僚の良いところを取り入れる
普通の人よりもメンタルが弱い
仕事が続く・続かないの違いを『メンタルの強さ・弱さ』で表現することは多いですが、仕事が続かない人はいわゆるメンタルが弱い人の括りに入れられます。
メンタルを具体的に定義するのは難しいですが、分かりやすい例としては
- 上司からの説教に耐えられる
- 会社の理不尽が気にならない
- 仕事のプレッシャーに押しつぶされない
組織で働く中で負荷のかかる部分に強い人が、いわゆるメンタルが強い人たちです。
仕事の種類によってもメンタルへの負荷は変わってきますが、これもまた結局は『人からの圧力』が自分のメンタルを苦しめるため、職場環境を変えると面白いくらい完全することがほとんどです。
参考:【メンタルの弱さが原因?】仕事が続かない人たちに共通している3つの要素!
会社組織の働き方に慣れる
理不尽が多い組織から離れて働く
スキルを磨いてプレッシャー以上の結果を出す
1年以上仕事が続けらなれない人でも続く仕事を見つける方法!
仕事が続かない人が長く続けられる仕事を見つけるための具体的な戦略は主に3つ。
・現状の自分の問題点をしっかりと可視化する
・仕事が続かない理由がどこにあるかを見極める
・離職率の低い業界へ転職を考える
現状の自分の問題点をしっかりと可視化する
自分が仕事が続けられないのは全て『働いている環境』に問題があると結論付けるのは簡単。
しかし、それを結論にしたところで、新しい仕事を探してもまた同じ理由で退職するリスクは高いです。
仕事が続かない理由は、必ず『原因』があります。
上記で『仕事が続かない人の共通点』をいくつか紹介しましたが、自分が何に当てはまり、どこに対して嫌だと感じているのか?
ここをしっかりと可視化することは大切です。
- 人間関係が嫌なのか?
- 仕事の給料に不満を持っているのか?
- 精神的なプレッシャーがキツいのか?
今までの仕事、今の仕事をする中で、自分にどこに問題があるのかは徹底的に考えましょう。

仕事が続かない理由がどこにあるかを見極める
自分の現在の問題点が浮き彫りになれば、仕事が続かない理由がどこにあるかが見えてきます。
例えば
『今の仕事はそこまで嫌じゃない。だけど手取り15万の職場に対して不満がある』
となれば、これは仕事内容ではなく給与面が原因で不満を抱えていることが分かります。
他にも『職場の上司が嫌いすぎる』や『週5満員電車に乗って嫌いな仕事をするのに耐えられない』場合には、仕事ではなく『職場』に問題があることが分かります。
原因がどこにあり、それを解決する糸口は何なのか?
これがハッキリすれば、仕事を変える際に無駄な労力を割く必要はなくなります。
職場に嫌いな上司・仲間がいる→職場を変える
給料が割にあっていない→条件の良い仕事を探す・スキルアップを図る
満員電車での通勤が辛すぎる→引越しを考えてみる
離職率の低い業界へ転職を考える
仕事が続かない人が意外と見落としがちな部分がここです。
そもそも仕事には『離職率の高い職種』があります。
厚生労働省が発表している平成30年のデータを参考にしてみると

- 生活関連サービス業・娯楽業
- 宿泊業・飲食サービス業
これらの職種が頭一つ抜けて離職率が高いことが分かります。
仕事が続かない原因が自分にあったとしても、そもそも離職率の高い仕事を選んでいる時点で離職する可能性を自ら高めています。
これを踏まえた上で『職場環境』『仕事内容』の問題が仕事が続けられない原因になることを忘れてはいけません。

仕事が続かない場合『何かに特化したスキル』を身につけることも大事
会社員の立場で仕事をする場合、当然『雇われる』ことになるため、私たち働く側が会社から仕事を貰う立場になります。
そうなると、当然仕事が貰えなくなる恐怖が出てくるため、立場的には弱くなりやすいです。
嫌なことを我慢するのも、結局は『仕事が貰えなくなって生活が成り立たなくなるリスク』があるから。
これを逆手に捉えると、自分が『仕事を選ぶ立場』になれば、この嫌なことを我慢する必要がなくなります。
仕事を選ぶ側の人たちの思考
分かりやすい例としては、自分が需要のある『スキル』を身につけた場合。
この立場になると、当然働く場所は山ほど出てくるため、気づけば『仕事を選ぶ側』の立場で好きな仕事先を選択できます。
需要の伸びている業界で分かりやすいのは『IT業界』。
ここで働く人はたくさんいますが、その中でも『プログラミング』や『マーケティング』のスキルを持っている人は希少価値が高いです。
これを今身につけている人たちは、フリーランスの立場になっても条件の良い仕事を選び放題なので、わざわざ一つの環境で嫌な仕事を続ける必要はありません。
自分の成長によって『選ぶ側』に回れる
すぐにスキルを身につけることはなかなか難しいですが、将来的にどこかに特化した能力があれば、それが嫌な仕事を遠ざける要素になることは事実。
仕事が続かない原因を解決することだけを考えず、視点を変えて『スキル』を磨くことにフォーカスすれば、それが新たな働き方を作り出せます。
この『仕事を選ぶ側』の視点を持つことができれば、仕事が続かない悩みは一瞬で消え去りますからね。

この先選ぶ仕事に関しては『需要の高まるスキルが磨ける環境』を選ぶのが得策ですよ。



