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現在仕事をしている人たちの中で、自分が本当に楽しくて仕事をしている方はどれくらいいるでしょうか?

世の中には

  • 仕事は生活費を稼ぐためにやっている
  • やりたくない仕事だけど給料が良いから働いている
  • つまらない仕事だけど安定してるから続けている

様々な理由で、つまらないと感じている仕事を続けている人がいるのが現状。

これらの考え方が正しいか間違っているかはとりあえず置いといて、『つまらない仕事を辞めたい』と感じた場合、その感情を無視して働き続けると大変なことは事実。

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やりたくないことを続けたら、人間は精神的・肉体的におかしくなるのはそう遠い話ではありません。

嫌な仕事を続けて取り返しのつかないことにならないためにも、ここではつまらない仕事を辞めたい場合、どのような未来を選択すべきかについて掘り下げていきます。

今回の内容を読めば、この先つまらない仕事を続ける理由が見事に消えていきます。

仕事がつまらない3つの原因

一言で『仕事がつまらない』と言っても、その理由は様々。

現状、自分がこなす仕事がつまらないと感じている場合、その原因は大きく3つ考えられます。

仕事がつまらないと感じる原因

自分がやりたい仕事ではない
毎日同じことの繰り返しで退屈
結果を出せないことによる不完全燃焼

自分がやりたい仕事ではない

そもそも自分が望んで選んだ仕事ではない場合、仕事自体を楽むことはなかなか難しいのが本音。

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成果を出してやれることが増えてくれば『意外と面白い』と感じることは出てくるかもしれませんが、何かしら妥協して選んだ仕事だと熱量が低いため、長期的に続けることも難しかったりします。

第一志望に受かって仕事ができる人は、世の中でもごく少数。

つまり仕事がつまらないと感じている人の割合は、思っている以上に多いのが今の世の中のリアルになります。

毎日同じことの繰り返しで退屈

最初は『仕事』に慣れることに全力を注ぎますが、いざ自分が会社の仕事に慣れると、気づけば『朝起きて同じ仕事をして帰る』この繰り返しが続くことに気づきます。

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これを望んでいる方も一部いますが、人間慣れると面白味を感じなくなる生き物なので、最初の数ヶ月が過ぎれば仕事に飽きることも多々あります。

気づけば仕事終わりの一杯のために働く日々。

そうなると、仕事よりも『飲み会』に生きがいを見出すしか方法がなくなります。

参考:【メンタルの弱さが原因?】仕事が続かない人たちに共通している3つの要素!

結果を出せないことによる不完全燃焼

仕事の面白味は何か?ここを突き詰めていくと結局は『結果』であり『報酬』でもあります。

自分が熱量を感じる仕事をこなし、そこで望むような結果を出して大きな報酬が頂ければ退屈を感じることはまずありません。

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つまり、仕事がつまらない理由の背景には『結果が出せていない自分』の存在が隠れていることがあります。
注意点

古い体質の会社だと、結果よりも『現状維持』を求められることがあるため、環境によってはこの原因を取り払うことがリスクにもなります。

仕事がつまらない場合、真っ先に解決すべき課題

いくら仕事がつまらないとはいえ、その理由を全て『会社側』に押し付けても何も解決しません。

もちろん会社の仕事がつまらない事実は今目の前にありますが、そのつまらない仕事を選んでいるのは自分自身。

私も以前は全く熱量のない仕事しかやったことがありませんでしたが、その時は全て責任を自分以外に押し付け、以下の課題を克服しようとは思っていませんでした。

補足

ちなみに、仕事がつまらないと感じている人の多くが今の仕事を辞めない理由も、この課題が解決できないことが原因です。

能力的課題

まず、資本主義社会で働く私たち日本人は、高い能力を持っていれば『仕事・報酬を選ぶ側』に回ることが可能。

つまらない仕事をしている場合、今の自分の市場価値の現実を受け止めると色々と見えてくるものがあります。

  • 自分がつまらない仕事しかできない人間なのか?
  • 自分はつまらない仕事以外の選択肢を選べるのか?

これが分かれば、この先充実した働き方をするために何をすべきかが明確に見えてきます。

金銭的課題

仕事をする理由には、必ず『お金を稼ぐ』目的があります。

  • 給料は高いけどつまらない仕事
  • 給料は安いけど楽しい仕事

もしこの二つの選択肢があった場合、あなたはどちらを選ぶでしょうか?

もし後者を選べるのであれば、たとえ給料が下がる転職だったとしても、そこにやりがいを見出せますが、前者の場合は自分の能力を高めて条件の良い仕事に転職する必要が出てきます。

つまらない仕事から抜け出して楽しい仕事で毎日を充実させる方法!

今の仕事がつまらない場合、これまで同様『現状維持』を続けたとしてもやってくる未来は今よりも悪いことはほぼ確実。

つまり何かしらの形で一歩踏み出し、自らの手でつまらない仕事を楽しい仕事に変える以外方法はありません。

とはいえ、いざそれをやろうと思った場合『何から始めれば良いの?』その疑問が出てくることは当然。

つまらない仕事から抜け出し、働き甲斐のある楽しい仕事を見つけるために何をすべきなのかを考えてみましょう。

今働いている環境での仕事を充実させる場合

仕事は変えず、今の職場で自分の働き方を変える場合、とりあえずやるべきことは3つあります。

いきなり転職を検討するのも良いですが、今の職場を離れたくない場合はとりあえず以下のことを実践してみましょう。

今の職場で仕事を充実させるためにできること

1,今の仕事で楽しさを見出せるのかを考える
2,自分の上司に相談
3,仕事終わりに副業を始めてみる

今の仕事で楽しさを見出せるのかを考える

仕事は、働いている立場・働いている環境・働いている環境の人間関係によって楽しさは全く変わってきます。

『仕事は楽しいけど職場の人間関係が仕事をつまらなくしている』

『仕事は同じことの繰り返しだけど職場の人間関係は最高』

色々と状況は違いますが、今の職場で本当に自分が仕事に楽しさを見出せるのかをシビアに考えてみましょう。

今の自分の上司となる人が、ある意味その職場で働き続けた自分の『未来の姿』なので、その人が尊敬できるかどうかは一つのポイントとなります。

自分の上司に相談

仕事の相談を上司にするメリット

上司が自分に対してどれくらい親身になってくれるかが分かる
場合によっては働き方を工夫してくれる
対応次第では『退職』の決断ができる

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この先も今の環境で働き続けて良いのか?それを知る意味でも、上司に仕事の相談をすることには大きなメリットがあります。
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ここでの対応が悪ければ、今の職場に対する未練もなくなりそうですね。

仕事終わりに副業を始めてみる

つまらない仕事であっても、自分の人生を支える大切な働き口であることは事実。

家族や最愛の人がいる場合、いきなり仕事を変えるのはリスクにもなるため、そのような環境で生きている場合には『副業』でやりたいことを始めるのも選択肢としてありです。

この先の時代は『副業が当たり前』になるため、本業と副業の二つの柱を作り、副業で得たスキルを転職で活かすことも考えましょう。

仕事を変えて充実させる場合

少し勇気のいることではありますが、将来的なリターンを考えた場合、今つまらないと感じている仕事を続けるよりも仕事を変えた方が得られるものは多いです。

最近では『定年退職』『終身雇用制度』を信じている人の方が少ない時代ですから、転職市場も活発化してきています。

仕事を変える場合、働きながら準備すべきことがいくつかあります。

転職する際に今準備しておくこと

1,上司が納得する理由で退職理由を考える
2,働きながら転職活動をスタートする
3,面接での退職理由を前向きな理由で答える

上司が納得する理由で退職理由を考える

転職を決断した場合、すでに上司とのコミュニケーションを取り、今の職場では充実した生活が続けられないと判断しているはず。

となると、やるべきことは『退職理由』を明確にしておくこと。

単純に『仕事がつまらない』という理由で上司に退職の旨を伝えても、納得してくれる可能性は低いです。

今の仕事を辞めて将来的にどうなりたいのか?ここを明確にしておくことで退職する理由が具体化します。

職場の退職理由例

給料・収入アップを実現させるため
ワークライフバランスを実現するため(労働時間の短縮など)
自分が希望する職種に就くため

働きながら転職活動をスタートする

今の仕事が嫌だから退職してから新しい仕事を探すのも一つの手段ですが、働きながらでも転職活動はできます。

転職経験者であれば、転職活動のやり方は明確になっているため、無駄な時間がかかることはありませんが、初めての転職の場合は退職してから仕事を探すと長期化する恐れがあります。

ちなみに、転職する場合は『転職サイト』を利用することになりますが、転職エージェントと転職サイトの違いは正しく理解しておきましょう。

転職サイト・転職エージェントの違い

転職サイト:転職先は紹介してくれるがサポートはない
転職エージェント:転職先を紹介してくれて転職までを徹底サポートしてくれる

面接での退職理由を前向きな理由で答える

今の職場を退職して新しい仕事を探すということは、当然次の職場の面接で『退職した理由は?』この質問が出てきます。

転職の際、前職を辞めた理由を聞く企業側の思惑としては『応募者を採用してすぐに退職しないかどうか』を確認することが主です。

つまり、この面接官の質問の意図を理解し、その意図に対して的確な回答を用意しておく必要があります。

退職理由の回答の失敗事例

退職した理由が『残業が多かったから』と回答した場合、仮に転職先の繁忙期で残業が多い時期が来たら辞める可能性があると不安を与えてしまいます。

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ポイントは相手に『不安』を与える回答ではなく、自分で前職の問題点を解決するために転職を選んだという前向きな理由を伝えることです。

仕事がつまらない状態で働き続けるとどうなるのか?

アルバイト時代・正社員時代を含めて考えてみると、私自身は20代後半までは『仕事=ただ働いてお金を貰うもの』くらいにしか考えていませんでした。

つまらない仕事であっても『まぁ最低限お金貰えるし』という理由で働く理由を正当化し、仕事=つまらないことが当たり前の状態で毎日を過ごしていました。

独立してから『仕事=人生を充実させる楽しいもの』だとようやく気づけましたが、それまではお金以外の目的は何もなく仕事をしていたため、まぁ仕事がつまらなかったですね。

自分の人生を否定し始める

まず、やりたくもない仕事を続けていると、必ず自分の人生を否定する瞬間が出てきます。

分かりやすい例としては『他者との比較』です。

自分はやりたくもない仕事を続け、週末はその疲労を回復するために1日中寝ているのに、同級生や周りの人はバリバリ仕事をこなして週末はバーベキュー・飲み会・合コンで人生を謳歌している。

これを考えると、とにかく性格がねじ曲がっていき『自分の人生なんてクソだ‥』そんな気持ちになっていきます。

強烈な劣等感に苛まれる

やりたい仕事でもない、お金もない、おまけに給料も安い。

そんな状態で生きていれば、誰だって強烈な劣等感を抱えます。

僕は毎日遊んでいるだけのフリーターの時期がありましたが、当時の劣等感は半端じゃありませんでした。

同級生は大手企業で高い給料を得ているのに、自分は早朝スーツで通勤する人たちと逆の方向に向かい、遊ぶために早起きする。

状況は人それぞれ違えど、今の自分の仕事に満足できていなければ、劣等感からは逃れることができません。

年齢の壁で身動きが取れなくなる

お金のためだけにやりたくもない仕事を続けた結果、30代後半・40代になって自分が何のスキルを身につけていないことに気づき、結局今の職場にしがみつかなければ生きていけない‥。

やりたくない仕事を続ければ、そんな状況で苦しむことはほぼ確定します。

20代30代前半で決断していれば、多少のリスクはあれど仕事を変えることは容易ですが、やりたくない仕事を続けた結果、年齢の壁で今の環境でしか生きれない絶望感を味わうのは最悪の末路です。

自分がつまらないと思っている仕事でスキルが身につくはずもありません。

そこで良い経験ができるはずもありません。

人生で一番大事なのはお金ではなく『時間』です。

このことは無意識に頭に刷り込んでおき、これからどのような行動を取るべきかを考えましょう。

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