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数あるバイトの中でも、高い時給で人を雇う『パチンコ屋』はきついと言われる職種。

ネットで情報を集めても、やはりパチンコ屋でのバイトはきついイメージが定着しているようで、あまりポジティブな意見が見つかりません。

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ただ、ネットはあくまでも『一つの情報』なので、その人が実際にパチンコ屋で働いていたかどうかは全く分かりません。

ただ、ネットはあくまでも『一つの情報』なので、その人が実際にパチンコ屋で働いていたかどうかは全く分かりません。

なのでここでは、実際に数年パチンコ屋でバイトを続けていた私が、パチンコ屋のバイトの辛さや実情、その他諸々の疑問点について実体験を元に解説していきます。

今回の内容は

『実際に数年働いた一人のパチンコ屋店員のリアル』

なので、これからパチンコ屋でのバイトを検討している方に向けて、他にはない赤裸々な情報をお届けすることをお約束します。

【きついから高時給!?】働かなければ分からないパチンコ屋が高時給の理由

バイト探しをする場合、辛さと時給が比例すると考えるのが暗黙の常識。

時給が高ければ、その分1時間の仕事が辛く、逆に時給が安ければ1時間楽に働ける。

そのようなイメージは誰もが持っているはず。

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ただ、これに関しては正解でもあり、実は間違いでもあります。

パチンコ屋の高時給の理由は『きつい』だけではない

そもそも、あなたはパチンコ屋に対してどのようなイメージを持っていますか?

パチンコ屋をする方からしたら『楽しい場所』かもしれませんが、世間の印象は

あってもなくても良いお店(むしろギャンブルはなくなって欲しい)
積極的に働きたいとは思えない職種
依存症の人が通う場所

色々と意見はありますが、とりあえず世間はパチンコ屋に対して良いイメージは持っていません。

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つまり、単純に『きつい仕事』という理由で時給が高いわけではなく、世間の悪いイメージがあるせいで『人材の確保が難しい』『離職率が高い』などの理由があり、高い時給を提示してようやく働き手を確保しているのです。
バイトの時給について

バイトは仕事の辛さではなく『人材確保』の理由で時給を設定しています。
みんなが働きたいおしゃれなカフェは、時給が低くても働きたい人が簡単に集まりますが、イメージの悪いパチンコ店はその逆なので、高い時給を提示しなければ人が集まらないのです。

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確かに、とあるおしゃれな有名カフェチェーンの時給は安いですよね。
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あれはお店・立地にブランドがあるため、低い時給でも応募者が殺到するためです。

パチンコ屋のバイトの1日からきついポイントを洗い出してみた!

店によって多少業務内容は異なりますが、パチンコ屋の1日の仕事の流れは以下の通りです。

9時出勤(バイトの場合は早番)

9:00~10:00

  • 朝礼
  • お店の清掃・開店準備
  • 台のロック・データのチェック
  • お店の外ののぼり設置
  • お客さんの整理券配布・入場

10:00~22:45 お店の巡回・他店舗の頭取り

  • ホール巡回・カウンター業務(主な業務)
  • 玉運び
  • 台清掃
  • 灰皿交換
  • 台のトラブル対応(玉詰まりなど)

閉店後

  • 台の清掃
  • お店のゴミ収集・トイレ掃除
  • のぼりの片付け
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ちなみに遅番の場合、午後15:00~16:00くらいに出勤して、そこから閉店まで働く流れになります(学生の場合は18:00以降出勤もあり)

パチンコ屋のバイトできついポイント1『玉運び』

正直、パチンコ屋で働く人たちが共通してきついと感じる部分はここに集約されているかと思います。

パチンコ屋での主な業務は『ホール巡回』ですから、ここでお客さんから玉を流したいと頼まれればすぐに対応。

パチンコ屋には出玉を集計する機械があり、そこまで出玉を運んで集計し、レシートに変えてお客さんに渡します。

お客さんの出玉が多ければ、当然運ぶ玉の量も何十キロ以上にもなります。

最近のパチンコ屋のシステム

以前は玉運びは人の手で行なっていましたが、最近は『パーソナルシステム』を導入している店舗がほとんどなので、出玉を運ぶ手間はほとんどありません。

※パーソナルシステムとは、パチンコ台一つ一つに集計装置が付いており、お客さん自身で出玉を管理できるシステムのこと

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これが導入されているお店は、重たい玉運びは一切ありません。
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なるほど。つまりパーソナルが導入されているお店で働けば、重たい玉運びをせず高い時給で働けるということですね♪

パチンコ屋のバイトできついポイント2『お客対応』

地域によって多少客層は違いますが、パチンコ屋は身銭を切った遊びなので、当然勝つ人もいれば負ける人もいます。

客層があまり良くない環境だと、その鬱憤を店員にぶつけてくることもあるため、バイトとして働いている時に理不尽なクレームを付けられることもあります。

最悪の場合『出禁』になる事例もありますが、パチンコ屋の大きなトラブルの大半は『お客さん関連』なので、この辺りは事前に頭に入れておきましょう。

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とはいえ、パチンコ屋の社員はそのような人に馴れてる方ばかりなので、インカム(うるさい店内でも話せる機械)で対応を任せれば対処してくれます。
パチンコ屋できつい仕事まとめ

・重い出玉運び
・ごく稀に来店する理不尽なお客さんの対応

パチンコ屋の仕事は数あるバイトの中であり?なし?

数あるバイトの中でも、私自身一番長く続けたのがこのパチンコ屋の仕事でした。

私が過去に経験してきたバイトの事例を一部紹介しておくと

過去に経験してきたバイト

・リゾートバイト
・引っ越し屋のアルバイト
・倉庫での仕分け作業
・コンビニ
・スーパー
・パチンコ屋
・イベント設営
・完全歩合制の営業

とりあえず、バイトの求人で募集してそうな仕事はある程度こなしてきました。

参考:元フリーターがガチでオススメする楽で楽しいバイト5選[実体験]

これらの経験を踏まえて、パチンコ屋のバイトはありか?なしか?を考えてみると、私は『あり』だと思っています。

パチンコ屋のバイトの魅力

途中でもお伝えしましたが、パチンコ屋できつい仕事は『出玉の重い玉運び』と『お客対応』がメインです。

しかし逆に考えれば、これ以外には大してきつい仕事はなく、むしろ職場の人間関係が良ければかなり働きやすい部類のバイトです。

補足

私は男ですが、男性はバイト先に『出会い』を求めていることもありますが、パチンコ屋にはコーヒーレディ・女性の店員も男性と同じ人数(むしろ女性が多いこともある)います。

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つまり職場での出会いが豊富にあるということです。

実際私もバイトしている中で、コーヒーレディ・女性店員と付き合ったり遊んだりしてましたし、私の周りも基本的に恋愛してる男女は多かったです(結婚した人も知ってます)。

きつい部分のデメリットを考慮しても、バイトでの出会いの量は他業種よりも多いことは事実です。

世間的なイメージは確かに悪いですが、高い時給でたくさんの異性と出会える数少ないバイトなので、これを加味した上で判断しましょう。

バイト先で異性と出会うコツ

そのバイト先で働く前に、事前に店舗に足を運んで働いているスタッフを一通りチェックしておくと、可愛い・イケメンと出会える可能性は高まります。

これからパチンコ屋で働く際に抱える不安・疑問点

パチンコ屋のバイトできついのは早番?遅番?

パチンコ屋のシフトは、基本的には『早番』と『遅番』の2つに分かれています。

早番は朝9時頃に出勤し、昼過ぎの15時前後までの仕事。

遅番は15時前後から閉店後までの仕事。

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仕事内容的には、間違いなくお客さんがそこまで多くはない『早番』の方が楽です。

遅番の場合、仕事終わりのサラリーマンがたくさん来店する夜の時間帯がメインになるため、早番よりも接客する機会が増えます。

早番を選ぶメリット・デメリット

・早朝からの仕事なのでお客さんがあまり多くはない
・暇な時間に働くため時間が経つのが遅く感じる
・学生の場合は早番のシフトに入ることは難しい

遅番を選ぶメリット・デメリット

・早番よりも時給が高く働ける
・一番お客さんの多い時間に働くため忙しいことが多い
・お店によっては体力的にしんどいと感じる可能性がある

パチンコ屋の客層は悪いのか?

バイトの内容としては、主に店内の清掃・玉運びなどの接客の業務になるため、お客さんと接する機会は比較的多いバイトです。

客層に関しては、正直お酒を飲んでいる居酒屋よりは面倒なことは少ないですが、どうしても『お金』がかかった遊びなので、八つ当たり先が店員に向くお客さんも一定数います。

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とはいえ、バイトであれば社員さんに対応を変わってもらうことができるため、お客さんとのトラブルは数あるバイトの中でもそこまで多くはありません。

重い球を持つから腰が壊れるって本当?

これはよく聞く悩みではありますが、私は数年間パチンコ屋でバイトをしていましたが、腰は全く問題ありません。

パチンコ屋で働く人のほとんどが腰痛持ちになる迷信もネット上では拡散されていますが、私が働いていた環境では腰痛持ちは全体の1割程度でした(社員含めて)。

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最近では玉運びが一切不要なパーソナルを導入している店舗も多いので、腰が心配であればそのような環境を選んでバイトをしましょう。
パーソナルを導入しているお店を見つけるには?

パーソナルを導入しているお店の場合、お客さんの後ろに玉を積み上げることは一切ありません。
なので実際にお店に足を運び、お客さんの後ろに一切玉が積まれていなければパーソナルを導入したお店です。

これからパチンコ屋で働こうと思うんだけど気をつけるポイントはある?

実際に私がパチンコ店で働いてから気づいた注意点としては大きく3つ。

店内の騒音による耳鳴りの防止
最低限の体力
自分がパチンコ・スロットにハマらない対策

店内の騒音による耳鳴りの防止

最近のパチンコ店は、店内の換気は徹底されていることが多いですが、どうしてもパチンコ店特有の騒音と付き合っていかなければなりません。

パチンコ店の店員は、片耳にインカム(店内で店員同士で会話する機械)を付けていますが、もう片方の耳は店内の騒音をモロに聞き続けます。

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人によっては片耳だけ耳鳴りが止まらないこともあるため、毎回働く際にインカムを交互に付けるか、もしくはもう片方の耳に耳栓を付ける対策をすると耳鳴りの悩みから解放されます。

最低限の体力

バイトのきついの基準は『体力面』『精神面』の2つがありますが、パチンコ屋の場合はどちらかというと『体力面』のきつさを感じるかもしれません。

まず、業務は基本的に立ち仕事。

それプラス店内の巡回、お店によっては玉運びなどもプラスされるため、最初慣れるまでは体力的にしんどいと感じるはずです。

ただ1週間もすれば慣れるので、最初の数日は少し大変だと感じることは覚悟しておきましょう。

自分がパチンコ・スロットにハマらない対策

これに関しては、私自身が一時期泥沼にハマった要素でもあります。

パチンコ屋で働いていると、毎日のように大勝ちしているお客さんの接客をします。

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一般的な金銭感覚からしたら高額に感じるお金を、パチンコで勝って平気で持ち帰る人が山ほどいますので、心の中で『自分もパチンコをやったら勝てるのでは?』そんな気持ちがムクムクと出てきます。

ただ、一部のガチ勢以外はパチンコ・スロットは負けます。

どハマりした経験を持つ私からの助言として

『パチンコ・スロットはやらないのが一番お得』

というのが明確な結論。

いくらお客さんが勝っていたとしても、人生でギャンブルをやらない方が確実にお金は貯まります。

パチンコ屋のバイトがきついかどうかを総合的に判断してみる

私の体験談、パチンコ屋のトータルの条件を加味して、ここでのバイトがきついかどうかをまとめてみましょう。

きついこと
精神面負けて不機嫌なお客さんの対応
肉体面立ち仕事での接客
玉運び・長時間の勤務
衛生面パチンコの騒音による耳鳴り
タバコを吸うお客さんによる店内の空気の悪さ
他のバイトにはないパチンコ屋のメリット

高い時給で働くことが可能
男性・女性の比率が同じくらいなので出会いが期待できる
店内を歩き回って仕事をするため痩せる(実体験)

バイトで求めるものが『高い時給』なのか『人との出会い』なのかは人それぞれ優先順位は違いますが、パチンコ屋に関してはその2つの条件は満たしているため、多少のきつい要素さえ飲み込むことができれば割と働きやすい仕事ではあります。

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職場の人間関係が良ければ、バイト終わりに一杯飲みに行ったり、ボーリングやカラオケをしてオールで楽しむこともザラにありますからね。
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