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面白いことに、バイトというものは仕事のできる・できないも大切ですが、正直

『どれだけその店舗で働く人たちに気に入られるか』

が楽しい・楽しくないバイトライフの明暗を分けます。

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これから初めての居酒屋バイトに挑戦する場合、最初の段階でそこでの人間関係を構築できなければ、上手く仲間に入っていくことができません。

今回の内容は『最初の居酒屋バイトでしくじり2ヶ月で辞めることを決意』した私が、どうやって初めての居酒屋バイトでスタッフから愛される存在になれるのか?

これを、私の居酒屋バイトの失敗事例から詳しくお伝えします。

今回の内容を読めば、新人の立場から居酒屋で長期的に続けられ、尚且つ多くのスタッフから求められるキーマンとして扱われることでしょう。

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ちなみに、私と同じ時期に入った新人さんは店舗スタッフから好かれ、長期的にバイトを続けていました。

恥ずかしいですが、ここでは私とその人の違いも赤裸々にお伝えしようかと笑。

初めての居酒屋バイトで大変なこと

これから居酒屋のバイトを始める場合、仕事内容で大変なことは必ず出てきます。

性格によって大変だと感じる仕事は違いますが、居酒屋特有の大変な仕事はあらかじめ理解しておきましょう。

元気よく働く

当たり前のことですが、居酒屋では明るい接客が求められるため、自分の体調に関係なく仕事をする時間は元気よく働く必要があります。

明るい性格ならすぐに馴染めますが、どうしても性格的に『いらっしゃいませ〜!』と元気よく声に出すことが恥ずかしいと感じる場合、慣れるまでに少々時間がかかります。

補足

日によっては自分の体調・気分が優れない日も必ず出てきますが、そこでも元気よく働くことが求められるため、他のバイトよりも表に出すエネルギー量は多いことを覚悟しておきましょう。

テーブルの配置が分からない

居酒屋のホールスタッフとして働く場合、最初に必ず配膳の位置を頭に入れる必要があります。

オーダーを受けたテーブルが何番なのか?それを理解しておかなければ、どこに何を運べば良いかが全く分かりません。

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テーブルごとのオーダーシートにしたがってメニューを打ち込むだけのシンプルな仕事ではありますが、最初の数日は慣れるまでに時間がかかります。
いきなり初日から繁忙期にシフトが入ると、どこに何を運べば良いか分からずにテンパることもありますので、まずはスピードよりも正確性を重視して仕事をこなしましょう。

料理の種類が多くて覚えるのが大変

キッチンの仕事で雇われた場合、必ず調理補助の仕事を任されることになります。

居酒屋に足を運ぶお客さんは、シンプルに『お酒』と『料理』を目的に来店しています。

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つまり、スタッフの対応がどんなに良くても料理が悪ければリピートはありません。

バイトの立場で料理のメインを任されることはほとんどありませんが、最低限メニューを覚えておかなければ調理補助の役割をこなせないため、最初お店にあるメニューを頭に入れる必要があります。

最初は大変ですが、慣れてくれば料理ができない人が魚をさばく、煮物・焼き物が得意になることはザラです。

初めての居酒屋バイトで最初大変だと感じるポイント

居酒屋特有のノリ・元気を仕事中維持できるかどうか
お店のシステムを理解して間違いのない接客・配膳を求められる
お店のメインである料理を全て暗記する

初めての居酒屋バイトは最初の数週間で勝負が決まる

まず、これは居酒屋バイトに限ったことではありますが、初めての業種のバイトは最初の数週間でほとんど勝負が決まります。

というのも、店舗で働くスタッフたちは、基本的に

『新人バイトが入ってくることを楽しみにしている』

ため、最初にしくじらなければ基本的には上手くやれます。

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『新人の男性スタッフが入ってくる』となれば女性スタッフがワクワクしますし『新人の女性フタッフが入ってくる』となれば男性陣がワクワクします。
新人が勘違いしがちなこと

新人の立場からすると、新しい環境に飛び込むのは緊張しますが、基本人間は『教えたがり』な生き物なので、可愛い新人(ルックスではなく)は嫌われることはほとんどありません。

新人がやらかしてはいけないバイトの『タブー』について

新人がやってはいけない『タブー』を理解しておかないと、最初の数日で店舗スタッフの目が白くなり、働きづらい環境になりやすいです。

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このタブーに関してはいくつか要素がありますが、居酒屋バイトで特に気をつけなければならないことが4つあります。

1,いきなり異性のスタッフに寄り付かない

バイトをする一番の目的は『お金を稼ぐ』ことだと思いますが、その次の順位は人によって異なりますが、バイトの中で『出会い』を求める気持ちはゼロではないはず。

特に、数あるバイトの中から居酒屋を選ぶということは、その気持ちが強いのが本音だと思います。

しかし、居酒屋の場合、新人がいきなり可愛い・イケメンのスタッフに寄り付くのは最悪です。

その店舗で可愛い・イケメンのスタッフというのは、基本男性スタッフ・女性スタッフの誰かが好意を持っているため、地雷を踏みます。

どんな世界でも言えることですが、同性に好かれない奴はみんなから嫌われやすいです。

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新人がまずやるべきことは、可愛い・イケメンスタッフから気に入られることではなく『信頼』を勝ち取ることです。

2,同性のスタッフの信頼を勝ち取る

新人が真っ先にやるべきことは、その居酒屋で構築されている同性のコミュニティに認めてもらうこと。

店舗の規模によってコミュニティが複数に分かれているパターンもありますが、どの店舗も『軸』となる主力メンバーが集まったコミュニティが必ず存在します。

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バイトは、この主力メンバーから嫌われるとただの地獄と化します。

特に女性の場合、陰湿なイジメの対象になるリスクもあるため、新人の立場で異性に気に入られるよりも、まず異性の評価は度外視で同性から好かれる努力をした方が後々のリターンはでかいです。

主力メンバーから好かれるポイント

店舗の軸となるメンバーの中には必ず『ボス』がいます。
そのボスを最初に見極め、どんな人間で何を嫌うのか?ここを働いていく中で正しく見極め、その側近などから徐々に近づいていくと地雷は踏みません。

3,分からないことがは聞く・メモする

もし仮に飲食店でのバイトが初めての場合、最初は分からないことが山ほど出てきます。

数週間もすれば簡単にこなせる仕事であっても、居酒屋の場合は細かなメニューやドリンクの種類、キッチンでの仕事などはある程度覚えるまでに時間がかかります。

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私の場合、最初キッチンに入ったため、分厚いメニュー表を渡されて『これ家で覚えてきて』と言われました。

店舗によって教育スタイルは違いますが、居酒屋はメニューの暗記との戦いです。

キッチンであれば、それを覚えられないと繁忙期で足手まといになるため、分からないことはとりあえず容赦なく質問し、積極的にメモする姿勢を見せて乗り越えましょう。

注意点

教える側が一番イライラするのは『何度も同じ質問をしてくる新人』です。
分からないのは教える側も分かっているため、分かろうとする姿勢は徹底して守りましょう。

4,繁忙期に積極的にシフトを入れる

これは意外に思われるかもしれませんが、最初に繁忙期にシフトを入れることによって、そのお店での忙しい時間帯の大変さを身に染みて感じることができます。

そして、繁忙期に新人がシフトを入れるとお店スタッフは嫌がると考えてしまいますが、実は真逆です。

新人が仕事ができないのは全スタッフが承知しているため、繁忙期に入り、そこで頑張る姿勢を見せる新人が出てくると、その時点で一目置きます。

仕事ができない新人は、基本繁忙期を避けたがりますが、そこに少数派として繁忙期にいつもいるような新人は、大体気に入られます。

細かな仕事なんて、続けていれば自然と覚えますからね。

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みんながやりたがらないことを積極的に行動に移せる人間が結局最強かもしれません。

居酒屋を2ヶ月で辞めた僕と長期間続けた同期との明確な違いはここでした!

大きな爆発を起こす地雷さえ避ければ、バイトで嫌な思いをすることはまずないでしょう。

バイト先によっては『バイト先の人間がヤバい人だらけ』のこともあるため、その場合は職場を変えてしまった方が楽しめます。

居酒屋バイトでしくじらない前提を理解したところで、ここからは『私』と『同期で入った新人』の違いから居酒屋で気に入られる人間の特徴を掘り下げていきます。

まず、居酒屋のバイトはきついのか?2ヶ月で店長に辞めると伝えた私の体験談の記事でもお伝えしていますが、私自身はそもそも居酒屋バイトに向いていない人間でした。

私が居酒屋バイトに向いていなかった理由

お酒をほとんど飲むことができない
基本的にインドアで引っ込み思案
酔っ払いが絶望的に嫌い(働いた後に判明)

性格は『後天的な要素』である程度変えることはできますが、それでも合う・合わないは必ずあります。

私は働いた後に『やっぱり自分には合わない』と判断し居酒屋を辞めますが、私と一緒に入った新人さんはシンプルに言えば『これとは真逆の性格』の持ち主でした。

居酒屋バイトはノリがかなり大切

職場の環境によって『大人しくて真面目』な人が可愛がられる環境、逆に『ノリが良くて明るい』人が可愛がられるは分かれます。

居酒屋の場合は、まさに『後者』が好まれます。

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前者の場合は、居酒屋ではなく『レストラン』や『カフェ』などが合っているかもしれません。

働く環境としては、文化系よりもどちらかというと『体育会系』の職場になるため、細かいことよりも、むしろ周りと一緒に同じ空気感を作れるかどうかが輪に入れるかの明暗を分けます。

補足

運動部は、運動が得意な人は一目置かれますが、それよりも運動はそこまで上手ではないが『ノリが良いやつ』が特に気に入られます。

居酒屋は、まさにそんな運動部の感じが強いため、ノリの良い人間は初日から気に入られるはずです。

お酒が好きなことは大事

居酒屋のバイトを志望している人の中で、私のようにお酒が嫌いな人は稀だと思いますが、これもバイトを続けるために重要な要素となります。

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お酒が好きだとメニューが覚えやすいことも一つですが、それよりも居酒屋のバイトは『飲み会』がとにかく多いため、飲めない人より飲める人の方が気に入られやすいです。

先輩から『飲め飲め!』と言われた時に『いや、お酒苦手なんで‥』と返事をする新人よりも『あざ〜す!』とノリノリで飲む新人の方が気に入られるのは当然です。

本屋で働くなら本が好きな人の方が仲良くなりやすいですし、ゲーセンで働くならゲームが好きな人が仲良くなりやすいです。

コミュニティには必ず『共通言語』がありますので、居酒屋で働くなら最低限お酒を嗜めるようになっておくのが良いでしょう。

もちろん20才未満はお酒を飲んではダメですけどね

体育会系のノリを学生時代に経験している

最近はパワハラという言葉が頻繁に使われる現代ですが、それでも学生時代に

『先輩の言うことは絶対』

のような体育会系のノリを経験している人間は、バイト・社会でも強いです。

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というより、その世界で生きてきた人は後輩として可愛がりたい資質を身につけています。

途中でもお伝えした通り、居酒屋は体育会系のノリが強めです。

その環境では、必ず体育会系のノリを求められるシーンが出てくるため、そこでの振る舞いによって『こいつ可愛いやつだな!』と思われれば勝ちです。

部活の中で『なぜか先輩からめちゃめちゃ好かれるやつ』がいたと思いますが、そのような資質を持った人はまさに居酒屋バイトで受け入れられやすいです(特に男)。

居酒屋バイトが初めてでも高い確率で気に入られる人の資質

基本的にノリが良い
お酒を飲むことが大好き・飲み会参加率高い
学生時代に体育会系に所属していた

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ちなみに、これとは全く逆の性格の場合、居酒屋でのバイトはあまりおすすめできませんので、もう少し落ち着いた場所での仕事を選んだ方が良いかもしれません。

居酒屋のバイトが初めてで愛されるやつは偶然ではない

どんなバイトでも、結局最終的に悩むことは『人間関係』。

たとえバイトが辛かったとしても、そこで働く仲間が自分のことを受け入れてくれていれば、大変な仕事を一緒に乗り越えた達成感を味わうことができます。

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仕事が大変で、それプラスバイト先の人間関係も最悪だと、ただお金を稼ぐだけの苦行でしかありません。

バイト先で愛されるやつは、基本環境が変わったとしてもすぐに周りと打ち解けることができます。

これは偶然ではなく『自分の努力次第』でいくらでも変えられること。

新人の立場であれば、多少面倒なことでも率先して参加したり、嫌な仕事を積極的に受けることで、周りから受け入れられることを優先した方が働きやすい環境は作りやすいです。

くれぐれも、自分の私利私欲を満たすためだけに行動しないように注意しましょう。

新人の立場で地雷を踏むと、その後の関係を修復することはまず不可能ですからね。

最初が肝心ですよ。

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