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『警備員のバイトは立ってるだけでお金が貰える』

『他のバイトよりも警備員は圧倒的に楽』

この記事を読んでいるあなたは、おそらく一度はこのような情報を耳にしてここに辿り着いたはず。

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私自身も、大学生時代にそんな情報を信じて警備員のバイトに応募し、ある程度のお金を稼いできました。

とはいえ、実際に働いてみると世間の警備員に対するイメージと仕事内容に若干のズレがあることは事実。

ここでは、過去に実際に警備員のバイトを経験した私が

  • 警備員の仕事がきついのかどうか?
  • 他のバイトと比較して選ぶ価値があるのかどうか?

について体験談を交えながら詳しくお伝えしていきます。

警備員のバイトに関しては

『働き方次第で大きな収入源になる』

ため、今回の内容を読めば警備員の仕事でつらい思いをせずに働くことができるようになりますよ。

警備員のバイトってぶっちゃけ楽なの?きついの?

まず、この仕事に関しては

『楽なこともあるし大変なこともある』

のが現実。

ネット上には『警備員=楽』と書き込んでいる情報がたくさんありますが、あれは一部の情報を切り取って良い部分だけを見せているにすぎません。

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どんなバイトも楽しいことの裏には辛いことはありますからね。

警備員として働いたことのある人にしか分からないこの仕事の辛さを最初に理解しておくと、理想と現実のギャップに苦しむことがなくなります。

警備員バイトの基本的な情報

時給:1000〜1500円(大学生以上)
平均シフト:週3〜
働いている人の年齢層:年齢層はやや高め(大学生もいる)

警備員の楽な部分

まず前提として、警備員の仕事は働く地域によって大変さが全く違います。

例えば人通りの多い首都圏の場合、ただ警備しているだけで謎の酔っ払いの対応をしたり、よく分からないトラブルに巻き込まれることもあります。

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一部治安の悪いところさえ見分けることができれば、そこまで大変なことに巻き込まれることはありませんが。
警備員バイトの楽なところ

ほとんどの現場が立っているだけでお金が貰える
職場での面倒な人間関係がほとんどない
普通のバイトよりも時給が高め(特に夜勤)

多くの人が想像している『交通量の多いところで忙しく働く警備員』は、資格を持った人間しかできませんのでそこで働くことはありません。

私も数多くのバイトを経験してきましたが、その中でも群を抜いて警備員の仕事は楽でした。

辛かったこと

ただ、警備員のバイトも立派な『仕事』なので、当然辛い側面もあります。

警備員のバイトで辛いこと

労働8時間ずっと立ちっぱなし(休憩1時間あり)
外での仕事なので暑さ・寒さがしんどい
楽ではありますが『暇』なので時間が経つのがとにかく遅い

バイトって、忙しく働いているときは面白いくらい時間が早く立ちますが、お店が暇な時の時間の進むスピードの遅さは異常ですよね?

警備員の場合、何も考えずずっと立ってるだけなので、基本的にはお店が暇な時間がずっと続くと思ってもらって問題ありません。

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暇な時間が好きな人にとっては天国ですが、暇つぶしができずにただ時間が過ぎるのを待つだけが苦痛に感じる人にとっては、正直苦行かもしれません。

警備員バイトの主な仕事内容について

施設の警備員

これはあまり求人は多くはありませんが、施設の警備員のバイトはかなり楽な仕事です。

警備といっても仕事内容は

『施設の入り口で人の行き来を見守るだけ』

なので、やることはほとんどありません。

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誰も人がいないと困るけど、人がいたところで特にやることがないような場所でのバイトが施設の警備員の仕事です。

たまに電話がなったり人の対応があるため、寝たりその場所からいなくなることはNG。

補足

大学生であれば、そこで本を読んだり勉強したりゲームしたりできる環境もありますので、これに応募して採用されたら結構ラッキーですよ。

交通誘導の警備員

警備員の主な仕事はこの『交通誘導』になります。

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とはいえ、最初にもお伝えした通り交通量の多い場所での警備を担うのは『有資格者』だけなので、大学生・フリーターの立場で任されるのはほとんど交通量のない場所です。
警備員が人通りの少ない場所にいる理由

工事現場や電線の修理などには必ず警備員を配置しなければならない法律が定められているため、明らかに人が来ないような場所でも警備員が派遣されることになります。

街中の道路工事・電線工事は一度は見かけたことはあると思いますが、ほとんど交通量のない場所でも警備員は必ずいますよね?

大学生やフリーターのバイトは、基本的にそのような派遣先で仕事をすることになります。

警備員のバイトで働くまでの流れと注意点

バイトとはいえ、警備員の場合は他のバイトとは違い働く前に必ず『研修』があります。

国が定めている警備員の法律

警備業法第21条第2項に「警備業者は、警備員に対し、警備業務を適正に実施させるため、教育を行うとともに、必要な指導及び監督をしなければならない」と定められています。

引用元:電子政府の総合窓口

通常のバイトでは『応募→面接→採用→働く』流れとなりますが、警備員は採用してから働く前の間に『30時間以上の研修』が入ります。

研修の内訳

基本教育:15時間
業務別教育:15時間
実地研修:8時間
受講日数:4〜5日

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この研修期間の間は給与が支給されます。

なので、大学生が警備員のバイトに応募して現場に出るまでには

1
警備員バイトに応募

バイト求人サービス・タウンワークなど

2
面接→採用後に30時間以上の研修

研修中も給与は発生

3
現場に出る

交通整備・施設警備など

このステップを踏むことになります。

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大学生の場合、研修の30時間以上を確保する必要があるため、警備員のバイトを始める際は、まとまった休みが取れる期間に応募するのが得策です。

数あるバイトの中で警備員のバイトを選ぶメリット

世の中に山ほどあるバイトの中から

『あえて警備員を選ぶメリット』

はあるのか?

バイトに関しては、その人の生活スタイル・性格・価値観によって選ぶ職種は大きく変わってきますが、警備員のバイトは思っている以上に働きやすい仕事です。

面倒な人間関係がない

バイトも会社員も派遣も、毎回離職理由のトップには必ず『人間関係』が含まれていますが、この警備員は研修期間が終われば一人で警備する仕事になるため、面倒な人間関係に巻き込まれることはありません。

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一つの組織に属してバイトをすると、どうしてもその内部で人間同士のいざこざがありますが、警備はお互いに干渉することがないため、人間関係の意味では平和です。
過去にバイトで人間関係のトラブルがあった
どうしても職場で馴染むことができない

そんな方にとっては、割と居心地の良い環境です。

Wワークがしやすい(シフトが組みやすい)

働く現場は毎回違うため、基本的に警備員の仕事はシフトが自由に組めます。

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飲食店などは『繁忙期』があるため、どうしても優先的にシフトを入れなければならない曜日が出てきますが、警備員の場合は曜日固定ではなく自由にシフトが組めます。
大学が暇になるからここはガッツリシフトを入れよう
もう一つバイトをしたいから週2程度で働こう

こんな働き方もしやすいため、忙しい大学生にとっては柔軟に働ける一つの収入源になりやすいです。

仕事内容はダントツで楽

大学生やフリーターの状態で任される警備の仕事は、基本的には楽です。

  • 職場特有の面倒な人間関係はない
  • 仕事中の忙しさ・繁忙期もない
  • 時給も一般的なバイトよりも少し高い

警備員は、この3つが揃っているバイトであることは事実です。

ちなみに私自身、今まで10個以上のバイトを経験してきましたが、仕事内容で警備員以上に楽なバイトに出会ったことはありません。

バイトではないですが、警備員以上に楽なものとしては『治験』が挙げられます。
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治験を含めなければ、間違いなく楽な仕事ナンバーワンです。

警備員のバイトがおすすめできるのはこんな人

警備員のバイトが合っている人

一人の時間を楽しめる
暇なバイトを求めている
長時間立ってることが苦にならない
面倒な人間関係から解放されたバイトをしたい

警備員の仕事は、その名の通り『警備』する仕事ですから、それ以下でもそれ以上でもありません。

万が一トラブルが起これば警察を呼べば危ない目には遭いませんし、警備をしているからといって不審者を取り押さえなければならないなんて事態はまず起こりません。

日本の法律で

『必ず警備員を配置しなければならない仕事がある』

ため、ある意味そこにバイトの警備員を送り込んで配置しているだけです。

一人の時間が楽しめて、尚且つ長時間立ってることが全く苦痛に感じない方はまさに天職となるはずです。

警備員のバイトが合わない可能性が高いのはこんな人

警備員のバイトがあまりオススメできない人

誰とも喋らない時間が苦痛で仕方がない
体を動かしているのが性に合っている
ある程度の忙しさを求めている
人間関係を充実させたバイトライフを過ごしたい

警備員のバイトは楽ではありますが、当然楽の裏にはそれなりのデメリットも隠れています。

周りの人たちと一緒にバイトをして、人間関係を構築しながら楽しみたいと思っている場合、警備員のバイトは人との出会いはほぼ皆無なので辛いものになります。

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警備員は、良く言えば人間関係から解放された仕事ですが、悪く言えば『孤独』です。

この受け取り方に関しては『自身の性格』が大きく関わってきます。

なので、オススメの働き方としては、警備員のバイトを一つの収入として考え『バイトの掛け持ち』をして、もう一つを人間関係が充実しそうなバイトを選ぶと良いでしょう。

警備員のバイトの掛け持ち事例

警備員×居酒屋
警備員×コンビニ
警備員×スーパー
など

仕事内容は楽なことは間違いありませんので、警備員のバイトを上手に使って無理のないバイトライフを過ごしてみてください。

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