大学を卒業してからフリーターを続けていたが、正社員に就職したい‥。
大学受験を突破し、4年間の大学生活を経て社会に出るタイミングになると、様々な人生の選択肢が出てきます。
志望した会社に就職した人
第一志望ではない会社に就職した人
就活で失敗して就職できなかった人
そもそも就職する気がなかった人
学校を卒業すれば、そこからはどんな生き方をしようと自由です。
ただ、生きていくためには必ず『お金』が必要になりますし、大卒の場合は周りの友達との比較によって、同窓会や飲み会などでマウントの取り合いが繰り広げられることもあります。
社会に出た友達の多くがバリバリ働いている中で、就職せずフリーターをしている、就職して会社が辛くて辞めてフリーターをしているとなると、その場での居心地が悪くなりますし、行くことを躊躇します。

日本ではフリーターの扱いはかなり低いものです。
自分がその立場になると分かりますが、一度この選択肢を選んでしまうと、そのぬるま湯に浸かって新しい行動を起こすことが怖くなってきます(私自身が体験済み)。
そんな経験を経た私自身の体験や、周りでフリーター生活をしている人たちの経験を元に、ここでは大卒フリーターの就職事情についてお話ししていきます。
今回の内容を頭に入れることで、大卒フリーターの立場から一歩踏み出し、自分らしく生きるために新しい行動を起こしたくなるはずです。
目次
就活失敗‥3ヶ月早期退職‥大卒フリーターの現実について

『せっかく大学を卒業したのにフリーターになってしまうなんて意味わからない‥』
人によっては、そんな心無い言葉を浴びせられることもあります。
大卒でフリーターになった場合、奨学金の返済や一人暮らしの資金のために、どうしてもお金が必要になる場面が多々あります。


一度就職をしてから数ヶ月で会社を辞めてしまい、そこからフリーターを続けざるを得ない。
もしくは大学卒業前に就職先を決めることができずにそのままフリーターになってしまう。
肩書きは大卒フリーターであっても、そこに行き着くまでの過程は人それぞれ全く異なります。
実際のデータでは
▼平成30年度大学等卒業者の就職状況調査 | |
新卒就職率 | 大学:97.6% 短大:98.6% |
高卒就職率 | 98.6% |
このような数字になっているため、大卒からいきなりフリーターになる人の割合は2%前後しかいません。
世の中の大卒フリーター率はどれくらいなのか?

100人の大学卒業生がいたら、その中の1人2人はフリーターになる計算ですが、実際は世の中のフリーターの数はこれよりも圧倒的に多いです。
まず、データとしてよく知られているのが
というものです。
つまり、100人の大学卒業者がいたら、その中の30人前後は3年以内の会社を辞め、転職・ニート・フリーターの選択肢を取ることになるのです。
フリーター全体の中から大卒者の割合は、約20%前後と言われています。
つまり、大卒者のほとんどは一度就職を経験し、そこから何かしらの事情でフリーターとしての働き方を選んでいるということです。

引用元:http://www.garbagenews.net/archives/2039329.html
これから計算してみると、143万人の20%が大卒者になるため、約28万人の大卒者がフリーターとして働いていることになります。
『とりあえずフリーター』の人生がズルズルいくと取り返しがつかなくなる
大卒者は、一度就職を経てからフリーターになっているようですが、一度フリーターの道に進んでしまった時に気をつけなければならないのは
『長期的にズルズルとフリーターを続けてしまうこと』
です。

実際、正社員の立場からフリーターになると、責任もほとんどなくなるため楽に仕事ができます。
時給制で働くことになるため、帰る時間も決まってますしもらえる給料も計算できるため、正社員の頃と比較するとわりかし自由な生き方ができるのです。
ですが、ここに落とし穴があります。
一度ぬるま湯に浸かると、そこから抜け出すことを先延ばしにしてしまい、結果的に取り返しのつかない状況に追い込まれる。
一度ぬるま湯に浸かると、人間誰しも出たくなくなります。
『とりあえずフリーターで食いつなぐか!』
この選択が自分の将来をぶち壊すことにもなりますので、大卒のフリーターは危機感を持って生きる必要があります(これは過去の私に向かって言っています笑)。
大卒フリーターを経験した後の就活で背負う不安要素

大卒フリーターとして働いている人の中で
『俺は一生フリーターで生きるぜ!』
と思っている人は、ほとんどいないはずです。
大半の人は、今はフリーターを続けているけど、いずれは今の状況から抜け出して正社員・独立を視野に人生を考えているはずです。


ちなみに一つの目安として、フリーターを続けている期間が長ければ長いほど就職しづらくなるデータがあります。
▼フリーターの期間 | |||
半年 | 1年 | 2年 | 3年 |
64% | 58% | 52% | 48% |
参考資料:https://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/documents/0148.pdf

これも大卒フリーターが抱える不安要素ではありますが、実はそれ以外にもいくつか背負う不安要素があるのです。
フリーターを選んだ理由
就職を考えた場合、必ず
人を雇う側(企業) 対 正社員として雇われたい側(大卒フリーター)
この立場の関係になります。
企業側としては、正社員一人雇うだけで莫大なコストがかかるため、最初の段階で良い人材を確保するために面接をします。
年間数百万以上のコストがかかるため、人材採用は特に慎重になるのです。
その際に必ず雇う側が引っかかるのが
『なぜフリーターとして働いていたのか?』
ここです。
正社員として働いていたのに、そこを辞めてフリーターを続けていたとなると、どうしても一人の人材として見たときに
というリスクを考えます。これは当然です。
またすぐ正社員を辞めてしまう可能性がある
正社員になりたい理由がふわっとしている可能性が高い
社会人としてのマナーが全く身についていないリスクがある

大卒フリーターになってから就職をする場合、このフリーターをしていた期間に対する明確な回答を用意する必要があるのです。
これは雇われる側からすると一つの不安要素ではありますが、回答によっては問題なく乗り越えられる壁でもあります。
社会人としてのマナー
大学を卒業し、そこから正社員として働き始め、その数ヶ月後に会社を辞めてフリーターをしていた場合、この人材は社会人としてのマナーが身についていますか?と問われると、ほとんどの採用担当者は『No』と答えるはずです。

マナーは後天的に身につけることができるスキルなのでそこまで深刻に考える必要はありませんが、正社員として働き続けていた人と比較すると、やはりフリーターは圧倒的不利な立場で面接をすることになるのです。
とはいえ、20代の人材で社会人のマナーが完璧に身についている人なんてほとんどいません。
この点に関しては、事前にマナーやスキルを教えてくれる就業サービスがたくさんありますので、そこを活用して覚えれば問題なくクリアできるはずです。

就職成功率が低い現実
途中でお伝えしていることですが、フリーターとして働く期間が出てくると、期間が長引くにつれて就職成功率はどんどん下がっていきます。
つまり、たとえ大卒であってもこの期間が経歴に含まれることで、自分の市場価値はどんどん下がっていくということです。

この現実を受け入れて、自分がこれからどのようにして採用担当者に認めてもらうか?ここは重要なポイントとなります。
ポジティブに見れば、団塊世代の退職によって若い人材を欲している企業がたくさん出てきていると考えられますが、ネガティブに見れば、正社員として働いている同年代が山ほどいる現実があります。
つまり、普通に就活して採用してもらうのは若干ハードルが高くなっていますし、やり方を間違えるとブラックな環境に放り込まれる可能性もあります。
大卒であってもフリーター経験が含まれている場合には、少し戦い方を変える工夫が必要になるのです。
大卒フリーター→ホワイト正社員への道を切り開く方法!

ここさえ分かれば、あとは戦い方を考えて道を切り開いていくだけです。
世の中の謎の価値観として
『一度フリーターの人生を経験したらまともな会社に入れない』
というものがあります。


もしそれが本当ならば、おそらくそれはハローワークで就職活動をした結果だと思います。
大卒フリーターの経験をしていても、情報さえ取り入れていれば道は必ず開けます(私は切り開いてきました)。
実際に大卒フリーターがホワイト企業へと就職する方法は、大きく2つあります。
1,求人の質を高めている就職エージェントから求人を探す
2,即戦力となれるスキルを身につけて就活をする
求人の質を高めている就職エージェントを活用する
世の中には
この2つがあります。
前者の求人として代表的なのが、あの『ハ○ーワーク』です。
ホワイトな求人を探す場合には、必ず『100%訪問取材をしている求人を扱っているサービス』を活用し、そこで面接を受ける必要があります。
この条件を満たし、尚且つ大卒フリーターに対する就職のサポートが手厚い環境を厳選してご紹介しておきます。
就職Shop(求人数8500社以上)

JAIC(就職定着率8割超えを継続中)

まとめ

世の中には大卒でもフリーターをしている人はたくさんいます。
いざ自分がその立場になると視野が狭くなりますが、その立場から就職を実現させて、周りよりも活躍している人材は思っている以上に多いです。
結局は『今まで何をしてきたか?』よりも『これから何をするか?』が重要です。
学歴や肩書きで良い人生が過ごせる人生ではありません。結局一部の行動力のある人間だけが人生を変えることができます。
このことを頭に入れ、今自分が何をすべきかをしっかりと考えていきましょう。




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