正社員として働かない期間として
『1年』
この数字は一つのボーダーラインとして設定されることがあります。
と言われたりしますが、そもそもこの情報がどこから出ているのか、なぜそう言われるのかは気になりますよね?

しかし蓋を開けてみると、3年以上フリーターをしている人がゴリゴリ稼いでいたり、自分でビジネスを始める事例なんて山ほど出てきます。
世の中では、表に出ている情報と事実は全く違うことが多々あります。
メディアが報道していることは、実はメディア側に都合が良いフィルターを通して情報が発信されていることが多いため、事実と背景が全く違うことが多い。
今回はこの『1年』が正社員の人生にどれだけの影響を与えるのか?その本質的な部分について掘り下げていきたいと思います。
ちなみに最初にお伝えしておきますが、1年以上のニート・フリーター生活をしていても、現代であればいくらでも挽回できます。
その根拠も交えて話を進めていきます。
目次
フリーターを1年以上やると就職できない説は本当なのか?


ただし、能力や経験・外見やスキルは人それぞれ全く異なるため、場合によっては就職の難易度が上がることは考えられます。
基本的に、正社員になれない理由はある程度決まっています。
大手・有名企業ばかり面接を受けている
人として基本的なマナーができていない
年齢とスキルが伴っていない
企業に貢献するのではなく自分のメリットしか考えていない


この基本的なことができていないことにプラスして、フリーターの場合は企業側が恐れるデメリットを抱えているのです。
ニートの場合
もしあなたが面接官の立場だったら、自社にニートをしていた人間が面接にやってきたらどのような印象を受けるでしょうか?
その人が『自社のために多大なる利益をもたらしてくれる人材だ!』と思いますか?
そんなことはまずありませんよね。
もしニートが面接に来たら、間違いなく全く逆のことを考えますし、ネガティブな部分の不安要素が取り除かれない場合は雇うことはしないはずです。

企業にとって一番最悪なのは
です。
人を雇うだけで年間何百万ものコストがかかるため、すぐ辞めたり仕事ができない人間を雇うと、それだけで数百万の赤字が出ることが確定してしまうのです。
ニートは、その不安要素を抱える人材となるため、当然採用も慎重になるのです。
すぐに辞めてしまうかもしれない
そもそも仕事ができない可能性が高い
人間関係を良好にできる可能性が低い
フリーターの場合
ニートと違って、フリーターはアルバイトの立場ではありますが『仕事』をしているため、少し印象が変わってきます。
とはいえ、企業側が一番気になっていることは
『なぜ正社員を選ばずにフリーターを続けているのか?』
この1点です。
そして、この1点の疑問が企業側にネガティブな情報を与えてしまいます。
フリーターを続けているということは
これらのネガティブ要素を持っていると考えているのです。

しかし、この点に関して明確な回答ができれば、それだけで企業側も採用することを考えてくれます。
何故正社員ではなくフリーターを続けているのか
正社員として働く熱意・やる気はあるのか
正社員ではない空白の期間が就職で悪影響を与える本当の理由

では、何故企業側がここまでフリーターの時期を経た人間の空白の期間を重視しているのか?これを紐解いていきましょう。
まずシンプルに言えることは、自分がフリーターをしている時に、同年代の人間たちは正社員として働いている事実があります。
つまり
企業側は当然こう考えるわけです。

つまり、この期間が長くなれば長くなるほど同年代との差が開き、同じ年齢でも雇いたい人間・雇いたくない人間に分かれていくことになるのです。
これも自分が『雇う側』に回ればすぐに分かることだと思います(実際に雇う側の視点で物事を考えてみましょう)。
それを考えると、フリーターの期間が長くなると就職しづらくなる理由はすぐに分かるはずです。
これが同じ土俵で戦うことになれば、それは当然レベルアップを続けていた人間が勝つに決まっています。

全員がフリーターであれば、この期間がどんなに長くても就職は簡単にできます。
ただ、この日本では『正社員』として働いている人が多いため、結局その人たちと比較されるので正社員ではない空白の期間が就活に悪影響を及ぼすことになるのです。
この世の中の仕組みは必ず理解しておきましょう。
結局人材の確保は『他者との比較』で行われます。
そこに良い人材がいればそちらを採用しますし、人材が確保できなければ企業側も枠を広げて人を採用するのです。
20代であればフリーターでも余裕で就職は可能!

フリーターに関しては、ネガティブな要素を出そうと思えばいくらでも出すことができます。

どうしても就職したいのであれば、今の自分でもできる仕事を探すのも一つの戦略です。
詳しくは[人生詰んだ?]フリーターでスキルなし・職歴なし・経験なしから就職できる仕事を提案するで詳しく解説しています。
ただ、一つ明確に言えることは、20代であれば
だということです。
現代が『団塊世代・就職氷河期』であれば20代でも就職が難しかったかもしれません。
ですが今は『団塊世代の退職・少子化の世代が就職』しているため、退職する人と入社する人の比率が偏っています。


会社を支えていた団塊世代が一気に退職していき、新しく入社してくる世代の人数が団塊世代よりも圧倒的に少ない。そして入社した新人の3割は3年以内に辞めていく。
この現実がある限り、人手不足に悩まされない企業は一部の有名企業・大手企業しかないのです。
20代フリーターが就職を実現するための方法
もし数年間フリーターをしてしまったのであれば、とりあえずその現実を受け入れましょう。
そして、その過去を消すことはできないため、正社員として働いていた人間たちと同じ土俵で就活をするのは当然不利な要素が多くなります。
なので、少し戦う場所をズラして正社員を目指した方が良い職場に巡り会える可能性は高いです。
途中でもお伝えした通り、現代は大半の企業が人手不足です。
そのため、最近では『フリーター限定』の就職エージェントもたくさん出てきています。

これは人生の中に『空白の期間』がある人にとってはチャンスでしかありません。
これらのサービスを利用する注意点としては『労働環境の悪い企業(ブラック企業)が排除されているかどうか?』です。
それを証明してくれているのが、以下の就職エージェントになります。
とりあえず相談するだけでも『自分でも就職できるかも』と思えるので、一度チェックしておく価値はあります。
就職Shop
フリーター・既卒求人多数あり
求人数8500社超え
全ての求人訪問取材済み
利用者10万人超え
30代になると目の前の扉がどんどん閉まっていくので注意が必要
20代であれば、上記の方法で就職先は見つかりますが、これが30代後半になってくると話が変わってきます。
30代になり、1年フリーター・2年フリーター・3年フリーターをしていると、目の前の扉が一つずつバタッ、パタッ、パタッと閉まっていきます。
そして気づいたら、正社員の道を諦めて一生フリーター・派遣として働く人生になる可能性が高いため、こうなると戦い方をまた変えなければなりません。
すでに30歳の誕生日を迎えてしまったのであれば、その現実を受け止めて正社員の道を目指す必要があります。
30代後半から正社員になるのは無理ではありません。しかし大変なのは事実です。
この事実を理解していれば、いかにして企業にメリットのある人材になるか?ここを考えられると思います。
まとめ

たとえどんな人生を歩んでいたとしても、結局はどうにかなります。
日本という国で生きていれば、最悪の事態になってもライフラインは国が保証しているため、餓死することはありません。
ただし、年齢が上がれば上がるほど選択肢はどんどん減っていきます。
死ぬことはありませんが、何も行動を起こさなければ将来的に必ず後悔することになるでしょう。
とりあえずまず一歩踏み出す。これが自分の人生をどれだけ変えるかをもう一度考え、今自分が何をすべきかを見つけてみてください。
結局私もパチプロフリーターの状態からなんとかなりましたので、絶対になんとかなりますよ。



