人生では、学生から社会人へのステップを踏む際に
『やりたい仕事がない・自分に合った仕事が見つからない‥』
そう悩んでしまい、社会に出てから正社員になるわけでもなく、フリーターとして働きながら、目的もなくただ毎日を過ごす人生を選択する人がいます。
なぜそんなことが言えるのか?

学校を卒業してから社会に出て、そこで世の中の現実に直面し、満員電車に乗ってやりたくない仕事をして、終電近くまで残業をこなして帰る。
その生活を週に5日こなして、休みの2日は仕事で溜まった疲労を回復させるためにダラダラした時間を過ごす。
これを365日毎年繰り返していくだけの人生。


そこからフリーターとしての生き方を選択し、毎日遊び歩きながら最低限生活できるお金をアルバイトで稼ぐ日々に変わっていきました。
しかし、どちらの生活も経験したから言えることですが、正直
これを今、明確に言い切れるのです。
この先過去の私と同じように
『やりたい仕事がないからフリーター・ニート』
の選択肢を取ろうとしている、もしくはすでに取っている方のために、この選択肢が自分の未来を『最悪』の方向に向かわせる理由をお話ししていきます。
目次
やりたい仕事がないからフリーター・ニートをしている人は意外と多い

まず最初に、あなたの周りにいる仲の良い人たちに以下の簡単な質問をしてみてください。
『今の仕事って楽しい?』

人は必ず、学生から社会人になるときに『自分がやりたい仕事を見つけたい』と思って就職活動をしますが、実際に就職してから数年経った後にこの質問をしてみると、大半の人たちが
『今の仕事はそんなに楽しくはない、むしろやりたくない』
という返答になります。
やりたい仕事をバリバリこなし、そこで大きな結果を出して最高の人生を過ごしたい!本音はそう思っているのにも関わらず、現実は大半の社会人がやりたくない仕事を毎日こなしている‥。
とりあえずまずは『なぜこのような現実が当たり前になっているのか?』ここを理解する必要があります。
世の中でやりたい仕事ができている人がほとんどいない理由

この回答として明確に言えること。それは
ということです。
例えば、学生時代に『将来料理人になる』ために、料理の専門学校に通ってスキルを身につけ、自分が作りたいフレンチレストランで働けたとしましょう。
その仕事で社会人生活をスタートさせた場合、いきなり自分が『理想とする最高のフレンチ』を作ることはできるでしょうか?

料理の世界は厳しく上下関係もあるため、最初料理人として働き始めれば、当然『雑用』のような仕事を数ヶ月・数年経験することになります。
なぜなら『いきなり自分が料理を任せてもらえるスキルを持っていないから』です。
これはどの業界でも言えることです。
芸人としての人生をスタートさせても、いきなりテレビ番組で爆笑を取ることなんてできません。
最初はお客さんが1人2人の劇場で漫才を数分やるだけの日々が続くはずです。
その苦しい時期に耐え、尚且つ何かしらのスキルを磨き続けた人間が、初めて自分の『やりたい仕事』を任せてもらえます。
つまり、社会に出てからいきなり自分がやりたい仕事を求めても、一部の天才を除いて、ほぼ100%の確率でその仕事を任せてもらうことはできないのです。
やりたい仕事がない‥だからフリーターを続けるのはリスクしかない
どの職業も自分には興味がなく、本気でやりたいと思えるような仕事ではない‥。
やりたい仕事が見つかるまでとりあえずフリーターをしておこう。

もちろん全く働かないニートのような生活よりも、アルバイトをこなすフリーターの方がまだ良いかもしれませんが、それでもこの
という理由でフリーターを続けることは、人生レベルで考えると『リスク』しかないのです。
とりあえずはっきりと言えることは、例えやりたい仕事がないからフリーター生活をしていても、いずれやりたい仕事が出てくる可能性はかなり低いです。
私も多くのフリーターを見てきましたが、その理由でフリーター生活をしている人たちの選択肢は
この3つのどれかに当てはまります。

つまり、やりたい仕事を見つけるまでの期間をフリーターで過ごす時間ほど無意味なものはないということです。
いずれ正社員になるのに、一度フリーターの期間を数年続けてしまうと、当然『雇う側』からの印象も悪くなります。
とりあえずやりたい仕事がないからフリーター・ニートを選ぶ。
人生でこの選択をすると
これらのリスクを背負って生きていかなければならないのです。
当然、フリーターの期間が長くなればなるほど自分の首を締めることになります。
フリーターを続けると将来的に『やりたくない仕事』しか選択肢がなくなる

今この瞬間が楽しければ、将来はどうなっても良い!
そう言い切れるのであれば、わざわざやりたくない仕事を選ばずに責任の少ないフリーター生活で人生を過ごすことは楽しいかもしれません。

なのでフリーターを続けることを100%否定する思想は持ち合わせていません。
人生の前半でフリーターしかやってこなかった人を社会は魅力的に感じることはありませんから、当然30代40代になれば
『誰でもできる仕事・人がやりたがらない仕事』
しか働ける場所がなくなります。
やりたくない仕事をしないためにフリーターを選んだのに、気づけば自分が一番やりたくない仕事を本業にしている。これは、フリーターを続けた人であればいずれ必ず経験する末路になります。

こうなってしまったら、もはや自分がやりたい・やりたくないと選ぶこともできず、とりあえず働かせてくれる環境を見つけるだけでも大変になるため、早い段階で決断することが人生を変える重要なポイントとなるのです。
やりたい仕事がなければとりあえず『選択肢』を広げることを最優先すべき
もし昔の私のように、今やりたい仕事が見つからずにフリーターを選択する・しようとしている場合には、とりあえずまずは
を最優先した方が人生は圧倒的に楽になります。

例えやりたい仕事がなかったとしても、自分の未来の選択肢を広げるために『とりあえず正社員』を選択しておくと、いずれ『これやってみたい』と思った時にそれを実現できる可能性が高まります。
実際に選択肢を広げた友人の事例

その人は、私と同じように『やりたいことがないから、とりあえずフリーター』の選択肢を取っていましたが、話を掘り下げて聞いてみると、フリーターとして働いている以外の時間で
『完全出来高制の営業』
の仕事もしていたのです。
ちなみに、その仕事もA君はやりたいことではありませんでした。
ですが、完全出来高制の営業をすることで、営業スキルを身につけることができ、将来的に何か商品を販売する・営業をかける時に使えるのではないか?という理由でその仕事をしていたのです。
給料ではなく出来高制の仕事だけだと、全く結果を出せなかった時にお金に困るので、今の職場で働きつつその仕事をこなしていました。
その話を聞いてから数ヶ月が経ち、気づけばAくんのバイトのシフトがどんどん減っていきました。
それが気になったのでA君に直接話を聞いてみると
『営業の仕事で結果を出せるようになってきたから、そろそろ本腰入れようと思ってる』
という理由でバイトのシフトを少なくして、営業活動に力を入れ始めたのです。
そしてこの話をしてから1ヶ月後には、A君はアルバイトを辞めました。
実際に営業として活動している中でその頑張りが認められ、正社員としてかなり高待遇の会社で働くことができたのです。
それはフリーターはあくまでも『最低限のライフラインの確保の手段』であり、やりたくない仕事は『自分のスキルを磨く場』として捉えていたのです。
ちなみにA君は現在、かなりの年収を稼げるようになっているため、働いて稼いだお金で週末に旅行や遊びを満喫しています。
もし仮に、同じ時期にやりたくない仕事をせずにフリーターだけの選択肢を取っていたら、今頃安い時給で同じ環境で働き続けていたことでしょう。
結果的に『正社員』になった方が選択肢は広がる


正社員は一つの選択肢であり、ゴールではありません。
しかし、もしフリーターと正社員の選択肢が選べるのであれば、自分の選択肢を広げる意味でも一度正社員を選ぶべきです。
A君のように、フリーターをしながらスキルを磨いて覚醒するパターンもありますが、もしやりたい仕事がないからフリーターを選択していると、自分のスキルが覚醒することはまずありません。
フリーターでも正社員でも、やりたい仕事ができなければそれは退屈な毎日がやってきます。
ただ、正社員として働いて『フリーターよりも高い給料』を得られるようになれば、当然お金を使って新しい選択肢を生み出すこともできるため、明らかにやりたくないフリーターの仕事をするよりもコスパがよくなります。
[経験談]今の時代やりたいことは『副業』で始められる

このサイトを立ち上げた理由も、フリーターという『明らかにコスパの悪い選択肢』で苦しんでいる人が多かったため、私の過去の経験、今のスキルを生かして多くのフリーターに影響を与えたかったことが一番の理由でもあります。
例えば、定時で帰れるホワイトな正社員の職場で働くことができれば、本当にやりたいことを『副業』で取り組むことも十分可能です。
今の時代、youtubeでゲーム実況をしたり、自分で新しいものを作り出してネットで販売する仕事も成立する時代ですからね。
もし仮に、これがフリーターという選択肢だった場合、副業が上手くいかなかった時のリスクがかなりでかいです。

なので、今やりたい仕事がない人に向けた私からのメッセージとしては
- とりあえず時間の確保ができるホワイト企業に正社員として働く
- 副業・趣味としてやりたいことを仕事にする
この選択肢が現代の『複業』の働き方に合っていると思っています。
常に最悪の状況を想定し、未来で『本当にやりたくない仕事しかできない状況』にならないためにも、今この瞬間にフリーターを続けることがどれだけリスクであるか?これは必ず考えておきましょう。
やりたい仕事ができなくても『幸せ』は手に入れられる

私もまだそこまで大した人生経験はありませんが、今までを振り返ってみると、人生の中にある『幸せの定義』がある程度固まってきています。

例えば、フリーター時代の月収では好きな人との結婚も考えられなかった人生が、正社員になって安定して収入が得られるようになってその人との結婚が視野に入れば、それはやりたくない仕事であっても『幸せ』を感じられる瞬間となります。
そして最初はやりたくない仕事であっても、その仕事内容ではなく『お客さんから感謝される』『仕事をして会社から感謝される』ことが自然とやりがいにつながり、結果的にやりたくない仕事の中で『幸せ』を感じることもあります。
結局仕事なんて『やってみなければ自分に合っているかどうかは分からない』ことがほとんどです。
最初からフリーターの選択肢を取ると、その正社員の仕事が自分に合っているかどうかすら知ることもできませんので、これは『自ら自分の人生の選択肢を狭めている』ことになりますからね。
やりたい仕事がないというのは、結果的に『今の自分の感情』であって、実際に働き始めれば気持ちや熱意も変わってきます。
とりあえずやりたい仕事が見つからないのであれば、まずは自分の『幸せ』を見つけるための行動を起こしてみると、意外なところにやりたいことが転がっていたりしますよ。
まとめ

結局やりたいことがないからフリーター・ニートを続けたとしても、数年後・数十年後にはその選択によって
『必ずやりたくない仕事をやらなければならない時』
が必ずやってきます。
しかも現実は『思っていた以上にやりたくない仕事の選択肢しかなくなる』
ため、正社員としてやりたくない仕事をしていた人たちよりも安月給・最悪な労働環境が待っているはずです。

これを他人事と受け取るか、それとも当事者として危機感を持つか?これだけはもう一度考えておきましょう。
早いうちの行動が人生を大きく変えていきますからね。



