Pocket

フリーター。

この言葉は社会的にはかなりネガティブな要素として捉えられてしまいますが、実際に自分がフリーターとして生きると

『何この生活、めっちゃ楽しいやん!』

と思う瞬間が山ほどあった。

avatar
私は半年以上フリーターの生活をしていましたが、その中で多くの社会人が思っている以上に楽しい生活をしていたし、正直たくさんの思い出を作ることができました。

結論としては、フリーターの生活はめちゃめちゃ楽しいです。

これは経験した人にしか分からないと思いますが、強がっているわけではなく本当にそう思っています。

ただ、今の段階でフリーター生活をしている人、これからフリーターとして生きる人がいるならば、私の過去の経験を踏まえて伝えたいことが一つだけあります。

それは

『フリーターの楽しさの裏に潜むリスクは必ず理解しておくこと』

です。

楽しいフリーター人生を過ごしていた私が、なぜそのフリーター生活を捨てて自分でビジネスを始めることにしたのか?

今回はその点についてリアルな体験談を交えながらこのフリーターの生き方を紐解いていきたいと思います。

[実体験]フリーター時代は週5で遊んで毎日楽しすぎた!

私は20代の中盤にフリーターとして働きながら生きていました。

実際にパチンコ屋で働いたことがある人は分かりますが、毎日のようにどこから数十万円以上の勝ちを経験しているお客さんがいるため、その人を見て

avatar
『ギャンブルって楽しそうだな。やってみようかな』

と思ってしまう瞬間が必ずあります。

そして、勝った日にはバイト仲間と一緒に朝まで遊んだり、時には少し贅沢をするために夜の街に繰り出したりして、週5日バイトをしながら遊ぶ日々が続いていたのです。

正直、当時の私にとって、この生活は楽しすぎました。

avatar
今は戻りたいとは思いませんが笑。
avatar
戻ったら色々と大変そうですね。

フリーターとしての人生を振り返ってみると、特に何も得たものはありませんが、当時の『その日限り楽しければ良い』というマインドセットで生き続ければ、これほど楽しい生活はありませんでした。

欲を言えば、もう少し手元にお金があればより楽しい生活を過ごせたかもしれません。

正直フリーターとして人生を過ごすことを本気で考えた

世の中的には、フリーターの働き方なんてカスみたいな扱いをしがちですが、実際に当事者になるとそんな扱いがどうでもよくなるくらい楽しいことはたくさんあります。

avatar
特に私の場合は20代の中盤でこの生活を体験したため、想像していた以上に毎日が楽しく、今の生活をずっと続けていたいと本気で思っていました。

もし仮にフリーターの生活に満足し、今も同じようにバイトで過ごしていたら、確実に今の私は存在していません。

ただのアルバイト店員としての人生を続けていたはずです。

もちろん人生に正解なんてありません。

バイトで働き続けて生涯を終えることも選択肢の一つとして考えられるため、もしフリーターを続けたかったらその選択も十分にありでしょう。

ただ、私の場合は運よく

『自分の人生を大きく変える人間との出会い』

によって、この楽しかった生活から抜け出すきっかけを作ってもらったのです。

20代後半でフリーター生活に転機が訪れる

実際にフリーターを続けていると得られるもの。

それは抽象的に表現するならば

『短期的快楽』

ただこれだけ。

avatar
今が楽しければそれで良いという考え方であれば、これさえ得られれば人生は幸せに感じるかもしれませんが、実際私はそこで満足できるような人間ではありませんでした。

昔から結構欲が強かったため、今が楽しいだけではなく

将来お金をたくさん持ちたい
旅行しまくれる自由が欲しい
満員電車に乗らない人生を過ごしたい
毎朝寝坊できる働き方がしたい
上司から怒られない素敵な男になりたいw

など、挙げたらキリがないくらい実現したいことがありました。

つまり、短期的快楽が得られるフリーターの生活では絶対に得られないことがあまりにも多すぎたため、一定期間フリーターの生活を過ごした後に

『このままの人生だと後悔するかも』

という気持ちが強くなったのです。

avatar
その甲斐もあって、ふとした出会いが自分の人生を転機へと導いてくれることになりました。

その人は、正社員をしながら自分でビジネスを始め、そこから独立して現役バリバリで稼ぎ続ける一人の起業家でした。

なぜそんな人と出会えたのか?

なぜただの底辺フリーターが起業家なんかに会えるのかはツッコミを入れたいところですが、その点に関しては『とにかく情報を取り入れた』私が引き寄せた必然的なイベントでもあるのです。

この人との出会いによって、数年間の紆余曲折を経験した後に見事独立してビジネスを展開できるまで成長したのです。

実際フリーターの生活は死ぬほど楽しいです。

ただ、その生活をしていると『絶対に得られないもの・失ってしまうもの』が必ずあります。

その2つが人生で大きなウェイトを締める場合には、今の生き方を一度見つめ直す必要があります。

今フリーター生活が楽しい人たちが必ず頭に入れておくべき3つのこと!

『楽しい』という感情は、今の自分の価値観で感じるものであり、それが5年後・10年後も同じことで楽しいと感じるかどうかは分かりません(高い確率で楽しくなくなりますが)。

私のフリーター生活の場合、

週5で遊ぶ
毎日飲み歩いく
バイト
avatar
この生活を楽しいと感じていましたが、今現在の私がこれと同じ生活をすれば、間違いなく『つまらない』と感じます。

人は毎日成長し、経験値を蓄積し続けていきます。

楽しいの価値観

たとえ今は楽しいと感じることであっても、それがいずれ自分がつまらないと感じることがたくさんあるため、短期的快楽を満たすための人生からは早い段階で抜け出すことを考えるべきです。

これは私が『フリーター生活で一番学んだこと』でもあります。

そして、もしあなたが今のフリーターの生活が楽しいと感じていた場合、必ずその生活の裏に潜むリスクは必ず覚えておいてください。

以下の3つのリスクは、フリーターを続けている未来に必ず起こることです。

年収200万円前後が一生続く未来を想定しておく

とりあえず、フリーターの人生を選択した時点で、年収200万円前後の未来は確定します。

avatar
これは確定です。

シンプルに、時給1000円で週5日8時間働けば、得られる月収は16万円です。

時給1200・1300円になったとしても、年収200万円よりちょっと上の収入になるため、一生この年収で生きることがこの段階で確定するのです。

ちなみに世の中の平均年収が400万円前後ですから、単純に正社員の2分の1の収入で死ぬまで働き続けることになります。

フリーターで覚悟すること

金銭的な報酬を求めていないのであれば、フリーターの生活でも最低限生きることはできますが、将来的に結婚・マイホーム・車の購入などを考えている場合、年収200万円の収入ではまず実現することは不可能です。

avatar
特に『好きな人を養うことができない』というリスクは、精神的にかなり苦しいものになります。
avatar
確かにフリーターとの結婚は怖いですからね。

この年収では一人で生きるのもやっとなのに、好きな人や子供を養うことなんて到底不可能ですからね。

怪我・病気で働けなくなったら収入がストップする現実を知る

そしてフリーターの場合、自分が働いている時間を売って『時給』としてお金を貰っています。

つまり、働ける時間がなくなれば、当然正社員のように保証がないため収入が一瞬でストップしてしまうのです。

しかも年収200万円前後の収入ですから、当然貯金をすることもできません。

avatar
貯金もできず、一度働けなくなったら収入が途絶えてしまうことを考えると、これは人生においてなかなか大きなリスクとなります。
高年齢フリーターの現実

若いうちの楽しさを求めてフリーターを選択し、年を重ねてから体に不調が出てくることが多くなり、年配フリーターとして働きながら収入が途絶えてしまう事例は多々あります。

人生の選択肢が多い時に行動をしておくことの重要性は、自分が働けなくなった瞬間に初めて気づくことになるでしょう。

仲の良いフリーターの友達はいずれ『正社員』になる

自分がフリーターである事実は変わらなくても、いずれ必ず

『周りのフリーター仲間』

たちは何かしらの形で今の職場を抜けて正社員として働き始めます(稀にずっとフリーターの人もいますが)。

私の場合、いつも一緒に遊んでいた仲間が5人いたのですが、数ヶ月ごとに

『俺来月から正社員として働くわ』

という宣告をされたため、内心結構ショックでした。

avatar
これが毎月のように続いていくと、気づけばいつも遊んでいた仲間がいなくなり、フリーターをしているのは自分だけという状況にもなります。
仲が良いという事実は消えなかったとしても、いずれ周りの人間は高い確率で正社員として働き始めるため、本気でフリーターを続けるというのはかなりの覚悟が必要になります。

実際、自分がフリーターで今まで遊んでいた友達が正社員となってから会ってみると、なぜか今までのように楽しく過ごすことができません。

それは自分の劣等感でもありますし、周りがどんどん成長していることも関係しているので、現状維持のフリーター=衰退するくらいの考えで生きる覚悟が必要になるのです。

一生楽しいフリーターを続けられるのは一握りもいない

これから本気でフリーターとしての人生を選択しようと思っている場合には、以下の3つの質問に一度答えてみましょう。

今後年収200万円前後の収入で楽しい人生が過ごせますか?
周りのフリーター友達が正社員になる中一人で頑張れますか?
年齢を重ねて体がしんどくても一生働き続けられますか?

もしこの3つの質問に明確にYES!と答えられるのであれば、フリーターの人生を過ごしても問題ないでしょう。

avatar
ただ、どれか一つでも当てはまると、必ずそのフリーターの人生の中でしんどくなる時期がやってきます。

私の知り合いでフリーター仲間はたくさんいましたが、そのほとんどは正社員となり、一部フリーターを続けている人は

『就職先が見つからないからフリーターを続けている』

というネガティブな理由がほとんどです。

この『20代では見えない現実』を早い段階で知っておくことで、適度にフリーター生活を楽しみながら自分の良い未来を引き寄せることができるはずです。

avatar
ちなみに今回の内容は全て『私が過去に経験したもの』なので、その点を踏まえてもう一度読み返してみてください。

同じような未来を辿りそうな場合には、今回の記事が人生の選択を変えるきっかけとなるはずです。

まとめ

これからの時代はフリーター・派遣・正社員どの生き方を取っても最低限の生活はできます。

これからの生き方

もちろん正社員になったとしても辛いことはあるかもしれませんが、それでも金銭的な問題、社会人としての立場の問題、働けないリスクの問題は全て解消できるため、なるべく早い段階でこちらの人生にシフトした方が得です。

avatar
中には私のようにいきなり『独立』という選択肢を取る人も出てきますが、この選択は思っている以上に辛いことが多いので、半端な覚悟でやるのはお勧めしません。

一番良いのは、正社員をしながら副業で自分でビジネスをすることです。

自分の人生で一番何が大切なのか?

今の選択が今後の自分の人生に良い影響を与えるか?

その点を考えて、今後フリーターの楽しい人生を過ごしていきましょう。

Pocket