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学歴さえあれば、あとは良い会社に就職してバリバリ働いて勝ち組〜〜〜!と思ってしまいそうですが、現代はそんな理想的な成功ルートを辿っている人はそこまで多くはありません。

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むしろ『高学歴フリーターが激増している』背景があるため、昔より学歴が優遇されない社会へと切り替わっていることが分かります。

確かに、今の世の中で大きな成功を納めている人というのは、そこまで学歴を必要としていません。

成功者の特徴

成功している人にインタビューをしたら、たまたま高学歴だったくらいの感覚なので、学歴に頼って生きてはいないのです。

とはいえ、普通に就職する場合には、高学歴は圧倒的に有利に働く材料となるのに、なぜこんなにも高学歴フリーターが増えているのか?

ここではその理由と高学歴フリーターが現状を脱出するための方法を具体例・知り合いの体験談を交えながらお伝えしていきます。

学歴はないよりもあった方がいいですが、これからの時代は『それ以外の要素』が人生の明暗を分けることになります。

学歴がある!だが職がないフリーターの現実

まず、私自身は大学に通っていましたが、そこまで胸を張って誇れるような大学には通っていませんでした。

なので本当の意味で高学歴の人たちを羨ましいと思ったりします。

ただ、人によっては『大学に行っている時点で高学歴』という判断もできるため、ここでは大卒者を高学歴として定義しておきます。

なぜ学歴があるのにフリーターになる人間が増えたのか?

学歴があるのにフリーターになってしまう原因というのは、大きく分けて4つあると言われています。

夢追い型:夢を追うためにフリーターを選択する
モラトリアム型:フリーターになった時に明確な目的がなかった
やむをえず型:就職ができずにやむをえずフリーターを選んだ
ステップアップ型:一時的にアルバイトで生計を立てて資格取得などをする
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基本的には、高学歴フリーターの人はこの4つのどれかに含まれます。

ちなみに、男性女性共に『やむをえず型』が最も多くなっており、何かしらの事情で就職ができずにフリーターになってしまった人が3割以上いるようです。

高学歴あるある

学歴があると、就職活動で『普通よりも良い仕事』を選びたくなると思いますが、学歴とは裏腹に、なかなか自分が思ったような就職先を見つけることができずにそのままフリーターになってしまう人が一定数いるのです。

実際私の知り合いにも、かなりの難関大学を卒業している友達がいるのですが、その人に話を聞いてみると

『とにかく親戚や身内からの就職先への期待が凄い』

らしいです。

高学歴の実情

良い大学に入ると、当然卒業後の就職先も周りに自慢できるような場所を選んでくれると思っているため、大学入試のプレッシャーよりもむしろ就職のプレッシャーの方が大きいのかもしれません。

そこで親の期待に答えることができないと、結果的に就職先を見つけることができずに高学歴な状態でフリーターを選択してしまうのです。

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これは学歴がある人にしか分からない悩みかもしれません。

一度フリーターになると逆に学歴が邪魔になる理由

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実は思っている以上に高学歴でフリーターになると、脱出することが難しくなります。

というのも、私のような普通の大学レベルなら就職先もそこまで有名なところを選ぶことはできませんが、難関大学を卒業しているような人たちは、当然

『周りが良い会社でバリバリ働いている』

ため、就職先へのこだわりが強くなります。

実際、学歴があると様々なメンタルブロックが作られるため、以下のような問題を抱えながら就職先を見つけなければなりません。

とにかくプライドが高くなる

良い大学を卒業すれば、当然その肩書きが自分の自慢の一つになります。

有名大学卒の肩書きの弊害

正直な話、社会に出てしまえば学歴や肩書きなんてただの飾りにしかすぎませんが、有名大学を卒業した肩書きというのは、自分のプライドを高くしてしまいます。

『俺は○○大学を卒業してるから!』

そう話すフリーターの方もいましたが、やはりその大学を卒業した事実にこだわってしまい、どうしても自分の進路を妥協することが難しくなります。

高学歴フリーターが長引く理由

高いプライドを持って仕事をするのは良いことだとは思いますが、会社に入る前にプライドが高くなってしまうと、企業側の求める人材として受け入れてもらうことが難しくなるため、就活をこじらせてフリーター生活が長引くことがあるのです。

就職先に妥協ができない

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人間必ずどこかしらに妥協点を見つけることは大切です。

例えば、大学を卒業してストレートで超大手企業に就職できたのであれば、それはそれで妥協する必要はありませんが、大学を卒業しても就職先を見つけられない場合、何かしらの妥協点を見つける必要があります。

これが高学歴の人はなかなかできません。

仕事ができる人間の共通点

実際、仕事ができればどんな会社に入ったとしても条件の良い企業に転職したり、独立したりできるため入り口はそこまで気にする必要はないのですが、大卒のブランドを持つと、学歴があまり高くない人たちが就職する環境にはそこまで興味が湧かないのです。

恋愛も仕事も妥協点が必ず必要です。

これもまた、高学歴フリーターを増やす一つの原因と言えるでしょう。

高学歴フリーターを脱出するための具体的な戦略

高学歴ならフリーターになる必要はないのでは?と思っている人たちも、おそらく今回の記事を読めばなぜ高学歴でフリーターになってしまうのかが理解できるはずです。

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学歴を持つメリットは計り知れませんが、その裏には周りからの期待・プレッシャーが強くなります。
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確かに。それはありますね。

ある意味『その学歴があればこれくらい余裕でできる』と思われているため、普通のことをしても褒めてはもらえません。

普通以上のことをして初めて少し期待に答えられるレベルなので、とにかく生きるのが大変になります。

学歴を持つリスクを知っているのは、学歴を持っている人たちだけです。

ではもし高学歴でフリーターになってしまった場合、どのようにしてその状況から脱出すべきか?

この点に関しては、学歴を持つ私の友達の経験談を元に解決策を見出していきたいと思います。

自分のリアルな市場価値を考えてみる

まず、学歴を通した自分を見るのではなく、そもそも自分が社会の中でどれだけの市場価値を持つのかを考えてみましょう。

大学を卒業したての『新卒』の場合、ここでは学歴を持つことが就職活動をする上でかなり有利に働きます。

ですが、何かしらの事情で数年後にフリーターの生活をした場合には、新卒の頃のように学歴で採用を判断するよりも

『どれだけ市場価値のある人間なのか?』

を見られるようになります。

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それもそのはず、会社側は『自社にどれだけ貢献してくれる人材か』を見るため、いくら学歴が高くても貢献度が低そうな人材は雇おうとしないのです。

高学歴で働いている人たちがよく言われることは『この人、勉強はできるけど仕事はできない』というものです。

社会の常識

勉強と仕事は全く別物です。
たとえ偏差値が高かったとしても、その人が仕事ができるかどうかは働いてみなければ分かりません。

勉強する努力ができる人間は高い確率で仕事ができますが、中には例外もたくさんいます。

そうなると『学歴は高くても市場価値は低い』と判断されることになるため、自分を客観的に分析し、どれだけの市場価値があるのかを見ることが重要です。

企業側から自分の存在を見る

結局のところ、自分が高学歴だったとしても、企業側からみたら

『ただ有名大学を卒業している一人の人間』

なので、基本的に同じ大学を卒業している人と同じ扱いになります。

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企業の採用担当者は、人を採用する際に必ず『未来』を考えます。

今目の前にいる高学歴の人間を採用したら、自社にとってどれくらいプラスなるか?を常に考えているため、学歴があったとしてもプラスにならないと判断されてしまえば、当然不採用となります。

就活で失敗する学生の特徴

自分視点で企業側に採用されようとしても、それは結局『自分都合』で企業側にアピールすることになるため、まず失敗します。

この点に関しては『就職・転職のプロ』があなたを客観的に見てくれるため、もし本気で転職・就職を考えているのであれば、早い段階で就職エージェントを活用することをおすすめします。

自分の強みを活かせる会社を探す

高学歴でフリーターになってしまう人の多くは『やむをえず型』という話をしましたが、実際に学歴があるのに就職ができないということは

『企業側とこちら側の適性のミスマッチ』

も大きく関係しています。

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つまり、採用してくれなかった企業は自分の適性に合っていなかっただけであって、環境を変えれば途端に活躍できることもあります。

これは高学歴の人間あるあるなのですが、とにかく就活を『大企業』にこだわってしまい、結果的に大企業に就職できたとしても、その中での仕事が自分に合わずに辞めてしまうことも多々あります。

大企業の実情

大企業というのは、そのブランド価値は目を引くものがありますが、実際にやる仕事は意外とつまらないことが多いです。

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言ってしまえば、大企業でやる仕事なんて所詮は『歯車の一つを動かすだけ』なので、この現実に直面すると理想と現実のギャップに耐えられずに退職したくなるのです。

逆にゴリゴリのベンチャーや中小企業の場合、一つのプロジェクトの最初から最後までに携わることができることもあるため、大企業とは全く違った働き方が可能です。

  • 大企業
  • 中小企業・ベンチャー

この2つがあれば、高学歴の人間のほとんどは大企業に就職したがりますが、その環境が本当に自分の適性に合っているのか?ここは必ず調べておく必要があります。

コミュ力を爆上げする

そしてこれは私の経験・知り合いの経験を総合して言えることですが、結局世の中は

『コミュ力を爆上げしてればなんとかなる説』

があります。

というのも、私が現在独立してゴリゴリに働いている理由も、結局コミュ力を爆上げしたことによる人との出会いですし、知り合いが高学歴フリーターから脱出した理由も、ナンパスキルを上げて面接にビビらなくなり、企業側に採用されたことがきっかけです。

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私もまだ人生30年前後しか生きてはいませんが、結局コミュ力さえあればどんな環境でも生き抜くことはできると痛感してます。

人間の悩みというのは、突き詰めていくと最終的に

  • お金
  • 人間関係
  • 健康

この3つにたどり着きます。

ナンパ最強説

お金と人間関係は『仕事・恋愛』で大きく影響するため、ある意味ナンパができるような人は人間関係と仕事をチート化させるようなものです。

仕事を頂くのも人から人ですし、その企業で働くかどうかを決めるのも結局は人から人です。

いくら学歴が高くても、人対人のスキルが著しく低ければ、当然自分の魅力を相手に伝えることが難しくなるため、就職もビジネスも上手くはいかなくなります。

人生の変え方

大げさに言ってしまえば、今後の人生を大きく変えたければ、とりあえず自分のコミュ力を爆上げできる環境に身を置くのが一番早いと考えています。

男性であればナンパは最強のコミュ力アップの手段ですし、女性であれば恋愛や女子会のキーマンとなれれば、人から求められる人間に成長ができます。

少し強引な結論かもしれませんが、最終的には『人間はコミュ力』という結論にたどり着いたので、この考え方も頭に入れて高学歴フリーターを脱出してみてください。

コミュ力上げれば、面白いくらい人生変わっていきますよ。

まとめ

私からしたら、高い学歴を得るために誰もができない努力をこなしてきた方であれば、ちょっとしたことで人生を変えるなんて余裕に思えてしまいますが、実際は見えないプレッシャーなどに押しつぶされて苦しんでいる人も多いです。

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今の時代働き方が多様化してきているため、本当の意味で自分に合う仕事を見つけることはそう難しいことではありません。

週5正社員として働くのも良いですが、フリーランスとして好きな時間に働く方法や、自分で独立してゴリゴリビジネスをする働き方など、やり方は様々あります。

フリーターを経験したからこそ『フリーターとして働く時間の無駄』を理解しているため、なるべく早い段階で今の環境から抜け出し、新しい扉を開いていきましょう。

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